一生に一度の晴れ舞台である結婚式。何か月も前から入念に打ち合わせをして、周到に準備をする人がほとんどでしょう。
しかし、挙式当日に何が起こるかは誰にも予想がつきません。予想をはるかに超える事態に、結婚式が中止になる可能性も。
そうなった場合、キャンセル料などは新郎新婦が支払わなければなりません。
株式会社アソシアが提供する新郎新婦を助けてくれる保険、「結婚式総合保険」を今回は紹介します。
目次
何を補償してくれるか
「結婚式総合保険」での補償内容について、まずは説明します。
1. 結婚式中止費用保険金
結婚式が中止になったことによる違約金やキャンセル料などを補償してくれます。
・ 本人や父母、子の14日以上の入院
・ 結婚式当日の本人の入院又は医師による待機指示
・ 火災や地震などによる家屋半壊、または100万円以上の家財損害
などの理由で結婚式が中止となった場合、保険料が支払われます。
2. 修理費用保険金
新郎新婦もしくはゲストによる、会場や衣装の汚れや破損を補償してくれます。
・ 式場の破汚損→最高100万円の補償
ただし、自己負担金3万円がかかります。
3. 招待客救急搬送見舞費用保険金
式場から招待客が救急搬送された際、招待客1人につき最大20万円のお見舞い費用が補償されます。
4. 新郎新婦入院一時金
結婚式当日に、新郎新婦が入院した際に補償してくれます。
・ 疾病の発病や悪化
・ 分娩の兆候を伴う出産
などの理由で新郎新婦が入院すると、1名に月10万円を補償してくれます。
掛け金は?
結婚式総合の掛け金は、以下のように3種類あります。
・ 3万円(一般挙式披露宴プラン)
・ 5万円(多人数・特別注文挙式披露宴プラン)
結婚式のスタイルや参加人数を表したプラン名がついているので、選びやすいですね。
掛け金の違いによって、「1.結婚式中止費用保険金」のみが以下のように補償金額に違いが出ます。
・ 掛け金3万円 → 最高500万円補償
・ 掛け金5万円 → 最高850万円補償
「2.修理費用保険金」、「3.招待客救急搬送見舞費用保険金」、「4.新郎新婦入院一時金」については、掛け金にかかわらず一律です。
こんな人におすすめ
もちろん、全ての新郎新婦に入ってもらいたい保険なのですが、特にこんな方におすすめです。
・ 新郎がお酒に弱い → 飲まされすぎて急性アルコール中毒により搬送の可能性が
・ 新婦の衣装がタイト → 圧迫されて貧血で倒れるかもしれない
・ 招待者の中に大酒飲みがいる → 急性アルコール中毒、暴れて式場の備品を破損するかも
加入の重要性について
結婚式というのは、いわば300万円以上の高額商品を購入するのと同じ感覚です。キャンセルに対しては、式場側も相当額の被害を被りますので、それを新郎新婦側に請求するのはもっともな話ですよね。
特に最近の結婚式は、保険が活躍する可能性が高いといえます。晩婚化に伴い、切迫早産の可能性が高く、結婚式の出席者も高齢化が進んでいます。
披露宴4日前に新婦がノロウイルスを発症して、医師から外出禁止命令が発動され、それによって式がキャンセルとなった事例がありました。
4日前となりますと、キャンセル料は見積もり額全額となるケースが多いため、キャンセル料は見積もり額全額の約380万円となったそうです。
その請求に対してしっかりと補償してくれる結婚式総合保険は、まさに転ばぬ先の杖なのです。結婚式総合保険は、取扱代理店、または結婚式会場などで加入できます。
掛け金は現金や銀行振り込みで支払い可能ですが、結婚式開始まで30日を切ると保険契約は無効となってしまいますので、早めに手続きしましょう。(執筆者:角野 達仁)