渡航先で現地銀行の口座開設するのは、少なくとも先進国では無理な話なのですが、新興国では意外にも簡単に口座開設ができます。そのうちの一つが、カンボジア。
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カンボジアのプノンペン銀行では、カンボジアに住んでいない非居住外国人も口座開設が可能。つまり、私たちが旅行でカンボジアに行って口座開設を行ない、定期預金を始めることができるのです。
ドル建て預金1年ものの金利は、現在6%。日本で銀行預金をしても利息は微々たるものであることを考えると、6%という数字が異常に高く感じてしまいますね。
プノンペン銀行での預金が現実的なのか、ちょっと検討してみましょう。
目次
プノンペン商業銀行で年利6%の定期預金をする方法
プノンペン銀行はカンボジアの銀行。カンボジアと言えば、アンコールワットという世界有数の世界遺産があり、日本人の私たちにも馴染みある観光地かと思います。そのカンボジアのプノンペン銀行と定期預金について詳しく見ていきます。
プノンペン商業銀行とは
何度もふれていますが、プノンペン商業銀行はカンボジアの銀行です。もともとSBIホールディングスが親会社でしたが、2016年2月に韓国の全北銀行コンソーシアムに譲渡された経緯があります。
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プノンペン商業銀行の金利(2016年7月)
プノンペン商業銀行の金利は以下の通りです。
2カ月:3.00%
3カ月:4.00%
6カ月:5.00%
12か月:6.00%
24カ月:6.20%
36カ月:6.70%
48か月:7.00%
60か月:7.30%
(金利はすべて年利、税引前)
1年以上預金をしても金利が倍掛けになるわけではないので、今の金利状況を見る限りでは1年ものの6.00%で預金をするのが一番お得かもしれません。
課税に関してですが、非居住者による定期預金は利息分の14%が税金として引かれることを覚えておきましょう。(居住者は6%)
プノンペン商業銀行口座の開設方法
さて、問題はどのように預金を始められるか、という点ですね。結論から言いますと、オンラインでは申込ができず(今のところネットバンキングはなし)、現地窓口での口座開設が必須条件です。
ですから、カンボジアに旅行に行ったついでにプノンペン商業銀行に立ち寄って口座開設、定期預金を始めるのが唯一の方法になります。
アメリカやその他先進国に旅行へ行くと、旅行者が滞在中に渡航先の銀行口座を開設しようとしても長期滞在者でないと門前払いされることがほとんど。
しかし、カンボジアをはじめ中国などの新興国では、旅行者による現地銀行口座開設は問題ありません。国や銀行によってはとても歓迎されます。
余談ですが、私が旅行で中国へ行った時、難なく現地の銀行口座を開設することができました。開設は中国工商銀行。パスポートとほんのちょっと人民元を持っていれば開設できたと記憶しています。
プノンペン商業銀行も口座開設はパスポートさえあれば自由にできますが、現地での口座開設が預金を始める唯一の方法のため、あくまでもカンボジアへの渡航予定がある人限定の運用方法となります。
プノンペン商業銀行定期預金のデメリット
金利が6%というだけで驚きの預金商品ですが、デメリットもあるので頭に入れておきましょう。
預金保証対象外
国内の円預金ならば万が一の場合でも1,000万円以下の預金とその利息は保証対象になりますが、プノンペン商業銀行での預金は保証対象外となります。
現地でしか口座開設ができない
先ほどもふれましたが、カンボジア現地の窓口でしか銀行口座開設ができません。
普通預金があれば後ほどメールで定期預金への振替指示も可能とのことですが、少なくとも預金口座が必須。カンボジアに行く予定がないならば、現実的な話ではありません。
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ネットバンキングもない
将来的にはネットバンキングができるようになるとのことですが、今のところは不可。ということは、日本にいながら資金移動などの操作ができず、これまた不便な一因に。
定期預金を引き出すため、または日本へ海外送金手続きをするためにカンボジアに赴く必要があるでしょう。
飛行機代で利息分が相殺になる可能性もありますから、最低2回、カンボジアに行く予定のある人だけができる運用法になります。
こうして見ると、プノンペン商業銀行の定期預金のデメリットが少なくありません。管理人ならカンボジアでの定期預金にこだわらず、FX口座で他の外貨をレバレッジなしで預金するほうが効率よく資産運用できると感じました。参考までに。
プノンペン商業銀行で年利6%の定期預金をする方法 まとめ
定期預金金利として魅力の6%ですが、不便さが目立つプノンペン商業銀行の定期預金。定期預金をするためにカンボジアに行くのは非現実的です。
カンボジアに移住する人や今後カンボジアに出張予定のある人は、プノンペン商業銀行の定期預金を考えてみて良いかもしれません。
それでは、また。(執筆者:堀 聖人)