海外旅行では何が起こるか、想像もつきません。
それが楽しいことであればちょっとしたサプライズなのですが、病気やケガではかなりのアクシデントです。
そんな海外旅行の万が一に備えて、海外旅行傷害保険があるのですが、今回はクレジットカードに付帯している保険について見ていきましょう。

目次
海外旅行では請求金額が大きい
日本の国民皆保険制度や手厚いサービスに慣れているわたしたち日本人からすると、海外で治療や賠償をする際の金額は目が飛び出るほどです。
以下に、損保ジャパンの新・海外旅行保険「off」に記載されている、実際に支払われた保険金の事例を見てみましょう。
ケース1. 友人の車に同乗して事故、右手骨折で5日間入院
保険金約230万円(現地入院費用223万9426円、帰国後治療費用5万1810円)
ケース2. アメリカで盲腸が破裂し、緊急手術の後に入院
保険金約240万円(疾病治療費用241万11円)
ケース3. フランスでバスタブのお湯を溢れさせ、階下とその周囲の部屋が使用不能に
保険金1,243万8,470円(賠償責任保険金)
ケース4. シンガポールでレンタル携帯電話を盗まれる

保険金21万7,904円(賠償責任保険金)
いかがですか? 盲腸で200万円以上なんて、日本ではまずありえない金額ですね。
クレカ付帯の海外旅行保険だけで十分?
万が一に備えて、海外旅行に行く際の保険に加入する重要性、分かっていただけたかと思います。
海外旅行保険をかける際、空港や損保会社のホームページなどで加入するか、クレジットカードに付帯している保険で賄うか、ほぼこの2択となるでしょう。
と考える人も少なくありません。
最近では、年会費無料のクレジットカードにも海外旅行保険が付帯しているケースが多いですが、それだけで本当に十分でしょうか?
「DCカードJizile」 保険の種類と補償金額
例えば、年会費無料ながら比較的保険が充実していると評判の「DCカードJizile」
死亡・後遺障害: 最高1,000万円
傷害治療: 最高30万円
疾病治療: 最高30万円
救援者費用: 最高50万円
賠償費用: 最高1000万円
携行品損害: 最高10万円(免責3,000円)
カードで旅行代金の支払いをしなくても保険が付く「自動付帯」なのはうれしいですが、傷害治療と疾病治療の金額不足が気になります。
前述の例の(1) と(2) では、200万円以上もかかっているので、明らかに足りません。賠償費用も、若干足りません。
足りない分はバラ掛け保険で補おう
クレジットカードに付帯している保険、実は死亡・後遺障害以外は複数のクレカで保険金の合算ができます。
ただし、年会費無料で保険付帯のクレカを何枚か集めたところで、傷害や疾病、賠償を全て賄うのは難しいでしょう。だからといって、今あるクレカの付帯保険を生かさないのはもったいないですよね。
そこで、先ほども名前が登場していた損保ジャパンの新・海外旅行保険「off」です。
損保ジャパンの新・海外旅行保険「off」

この保険は、クレジットカードに付帯している保険で不足している補償をバラ掛けで手厚くすることができるのです。
インターネットから簡単に加入することができ、保険証券は後日郵送で送られてきます。
先ほどのDCカードJizileを、バラ掛け保険で手厚くすると…
傷害・疾病治療: 30万円 → 500万円
賠償責任: 1000万円 → 1億円
フランスに7日間旅行した場合、以上のようにバラ掛けしても、保険料はたったの1,380円です。セットの保険ですと最低でも2,840円かかります。
このバラ掛け保険には、航空会社に預けた荷物が手違いで別の場所に送られた際の被害を補償する「航空機寄託手荷物遅延等費用」などもあります。
今あるクレカを生かしつつ、補償を手厚くするなら、バラ掛け保険も考慮に入れておきましょう。(執筆者:角野 達仁)