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【仕分けのススメ】思い入れのない「記念硬貨」をしまったままにしていませんか?

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【仕分けのススメ】思い入れのない「記念硬貨」をしまったままにしていませんか?

天皇陛下御在位60周年記念10万円金貨


≪画像元:造幣局(天皇陛下御在位60周年記念10万円金貨)≫

最近ふと、昭和61年に発行された天皇陛下御在位60周年記念10万円金貨を持っていたことを思い出し、どのくらいのプレミアがついているかネットで調べてみました。

発行から30年余りが経過し多少のプレミアがついていることを期待していましたが、プレミアどころか買取をしているコインショップは見つかりませんでした

同じ10万円金貨でも天皇陛下御即位記念10万円金貨は多少のプレミアがついているのに比べてなぜプレミアがついていないのでしょうか。

それは、金貨に含まれている金が御即位記念10万円金貨で30gであるのに対し、御在位60周年記念10万円金貨は20gであるということが要因の一つであるようです。

また、御在位60周年記念10万円金貨は発行枚数も1,000万枚と大量であったことも要因のようです

コレクターには額面以上の価値がありますが

コインのコレクションを趣味としている方にとってはコレクションの一つとして額面以上の価値を持っているものと思います。

自分が手に入れようとすると額面にプレミアがついた値段で入手することになります。

しかし、私のようにコレクターでもなくたまたま交換して持っていた場合(多少値上がりを期待していましたが)は現時点では30年余りタンス預金をしていたのと同じということになります。

最近は低金利とはいえ当時から30年定期預金をしていたらいくらになっていたのだろうと思うと少しショックでした

一方、金の価格が1gあたり5,000円を超えると理論的には御在位60周年記念10万円金貨の価値も10万円を超えることになります。

国内の金の価格は2001年頃から長期的には上昇してきており、最近では5,000円に近づいてきていますので、将来もっと値上がりすれば御在位60周年記念10万円金貨もプレミアがつくようになるかもしれません

記念硬貨を仕分けして有効活用しよう


上記の記念硬貨以外にも多くの記念硬貨が発行されてきていますが、現時点でプレミアがついた値段で買取してもらえるものはあまり多くありません

また、買取してもらえる記念硬貨でもその保存状況などによって値段が大きく変わってきます

コインのコレクターであったり、その記念硬貨に特別の思い出や思い入れがあったりする方は別ですが、記念硬貨の発行時にたまたま金融機関で交換してそのまましまったままにしている方は記念硬貨の仕分けをしてみてはいかがでしょうか

次の4つに分類してみましょう。

(1) 現在プレミアがついた値段で買取がされているもの

(2) 発行枚数、金や銀の含有量などから将来プレミアがつくと思うもの

(3) 記念硬貨の図案が美しい、子供が生まれた時に交換したなどこれからも持っていたいと思うもの

(4) 特に持ち続けたいと思わないもの

(4)に分類されたものについては銀行で預金に入金してはいかがでしょうか

いざという時のために持っていたいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、持っているだけでも紛失、盗難、火災などのリスクがあります。

また、将来インフレにより実質的な価値が目減りするリスクもあります。持っているだけではほとんど何の価値も生まれません。

それよりは自分の金融資産の一部として貯蓄や運用に回したり、ほしかったものを購入したり、家族のイベントに使ったり有効活用した方がよいのではないでしょうか。

(1)に分類されたものでも将来もっと値上がりすると思えるものでなければ売却するという選択もあると思います。

まとめ

要は何の判断もせずにしまいっぱなしにしておくと単に死蔵しているということになってしまうということです

記念硬貨もお金です。一度仕分けをしてみて有効活用されることをお勧めします。

私が持っていた記念硬貨十数万円はすべて(4)でしたので預金に入金しました。今後投資に回したいと思います。(執筆者:犬山 忠宏)

《犬山 忠宏》
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犬山 忠宏

犬山忠宏税理士事務所/FPオフィスp.1 代表 神奈川県出身 昭和34年生まれ。明治大学経営学部卒業後、製造業の企業に経理職を中心に30年勤務。2012年に早期退職し、税理士、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業。「お金と税金について知ること」をお手伝いして皆さんの人生を少しでも豊かにすることを目標に活動しています。 <保有資格>: 税理士、CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、マンション管理士 寄稿者にメッセージを送る

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