※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

「ファンド」に対して感じる不安と不満を細分化して理解する

投資 投資信託
「ファンド」に対して感じる不安と不満を細分化して理解する

不安・不満の原因を分類して理解する

わたしたちが資産運用に関する不安や不満を解消する最初のステップは、不安や不満の原因の交通整理・分類をすることです。

不安や不満の内容をより具体的に明らかにすることにより、金融商品への理解が深まります。

不安と不満を細分化しよう

わたしたちは実体のない金融商品で資産運用をしようとするとき、不安を感じるものです。

特に、投資経験のない場合にはこの傾向が顕著に表れます。そういったときは、わたしたち自身が持っている不安や不満を一つずつ交通整理をしてあげることによって、不安や不満を解消してみるとよいでしょう。

わたしたちが持っている不安や不満は大別すると

(1)ファンドの運用に対する不安や不満
(2)ファンドのしくみに対する不安や不満

に大別することができます。

(1)の要因はファンドにより変化しますが、(2)の要因は金融商品や投資信託といった仕組みそのものに起因するものです。

ファンドの運用に対する不安や不満をさらに細分化


ファンドの運用に対する不安や不満は、さらに

(A)ファンドの運用そのものに対する不安や不満
(B)運用を比較することができないことに対する不満

に分類することができるでしょう。

たとえば、「もっと儲かると思っていたのに資産が全然殖えない」という不満は(A)に分類され、「比較するための情報を収集できない」という不満は(B)に分類されます。

ファンドのしくみに対する不安や不満も細分化

ファンドのしくみに対する不安や不満も二つに細分化することができるでしょう。

(C)説明や解説に対する不安や不満
(D)投資しているものが見えないことに対する不安

たとえば、「運用報告書などに書いてあることが難しすぎて理解できない」というのは(C)に分類される不満ということができます。

また、「自分のお金がどこに行っているのかわからない」というのは、実態が見えない金融商品特有の、見えないことに対する(D)の不安ということができます。

漠然とした不安や不満を、より具体的な不安や不満にまで突き詰めていくと、問題点が浮かび上がってきます。(執筆者:杉山 明)

《杉山 明》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

杉山 明

杉山 明

バームスコーポレーション有限会社 代表 外資系保険会社で商品開発、外資系運用会社でファンドの評価分析などの経験を有する、独立系のファイナンシャル・プランナーです。現在は、シニアコンシェルジュとしてシニアのみなさまの問題解決のお手伝いをするほか、大学や専門学校の授業やウェブ(http://www.eefp.net)を通じて若い世代の金融知力の養成にも注力しています。また、プロのFP向けには、ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」を開発し、1ランク上のソリューションを提供し続けています。 <保有資格>:1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / CFP / 証券アナリスト(日本証券アナリスト協会) / 国際公認投資アナリスト(CIIA) / シニアコンシェルジュ(参照 http://www.428c.org/) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集