映画「それでもボクはやっていない」をヒントに販売された通称「痴漢冤罪保険」とは。»マネーの達人

映画「それでもボクはやっていない」をヒントに販売された通称「痴漢冤罪保険」とは。

逃げちゃダメ!



最近相次いでいる痴漢容疑者の線路逃走。

危険であることは勿論ですが、電車のダイヤの乱れなどにも繋がり、大きな混乱を引き起こす原因にもなっています。
「痴漢と疑われたら、まずは逃げるべし」
という考え方が正しいことのように思われているようですが、実はそうではありません。

逃げたりせず、できれば
その場に留まり、痴漢行為をしていないと強く主張する

ことが重要なのです。

しかし、そうは言ってもなかなか冷静に対処するのは難しいもの。

そんな不安を払拭してくれる保険が、今大人気となっているのをご存知でしょうか?


痴漢冤罪保険の仕組み

ジャパン少額短期保険株式会社が販売している「男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険」。名称だけ聞くと「何の保険だろう?」と思ってしまいますよね。

これは今話題の痴漢冤罪保険と言われるものなのです。

その仕組み


・ スマートフォンに予め登録

・ 事件発生時に画面のボタンを操作
    
・ 全国各地の提携する弁護士に緊急メールと位置情報を一斉発信
    
・ 近くにいる弁護士と電話で相談、接見もできる

動揺していてもボタンひとつでメールと位置情報が発信されるので、専門家による迅速な対応が期待できます。非常に心強いシステムと言っていいでしょう。


特典目当てに加入者が殺到



特典1 痴漢冤罪ヘルプコール(無料)


痴漢に間違われた場合、すぐに弁護士にヘルプコールができます。

事件発生後48時間以内であれば弁護士の相談料、接見費用(交通費も含む)をカバーしてくれます。

利用可能時間は平日の7~10時、17~24時となっています。

但し土日祝日や12/29~1/3は利用できません。

またこの痴漢冤罪ヘルプコールが使えるのは保険期間中1回のみです(保険期間は1年)。

被疑者段階の弁護活動にかかる着手金は除きます。

特典2 痴漢被害ヘルプコール(無料)


痴漢の被害にあった時に、無料で弁護士にヘルプコールができます。

事件発生後48時間以内であれば弁護士の相談料、接見費用(交通費も含む)をカバーしてくれます。

この痴漢被害ヘルプコールが使えるのは保険期間中1回のみです。

特典3 弁護士無料相談

・ 離婚問題
・ 遺産相続
・ 医療過誤
・ 近隣問題
・ いじめ等
様々な困りごとを弁護士に無料で相談できます。また一定の条件を満たすと着手金割引が受けられます。

無料相談の範囲を超えると有料になりますが、その場合は事前に弁護士から連絡があります。


保険料と補償内容

保険料


・ 月払い … 590円

支払い方法はクレジットカードのみ 

・ 年払い … 6,400円

クレジットカード、コンビニ払い、銀行振り込みが可能

補償内容


・ 弁護士費用等保険金 最高 … 300万円

・ 法律相談費用保険金 最高 … 10万円

・ 個人賠償責任保険金 最高 … 1,000万円

加害者になった場合の補償(個人賠償責任保険金)の対象者は、本人および同居する方です。

被害者になった場合の補償(弁護士費用保険金・法律相談費用保険金)の対象者は、本人、本人の配偶者、本人または配偶者の同居の親族、本人または配偶者の別居の未婚の子となっています。


チェックしておきたい注意点

・保険期間は1年です。

・契約者特典の1~3の相談内容は弁護士費用等保険金と法律相談費用保険金の支払い対象外となります。

・契約に年齢制限はありません。

・この保険はインターネット申し込み限定商品です。


逃げるはNG! 痴漢トラブル時の正しい対処法


≪画像元:東宝WEB SITE


痴漢冤罪裁判の映画として、当時大きな話題になった「それでもボクはやっていない」。

この映画がヒントになって販売された「男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険」、通称「痴漢冤罪保険」。

メインの補償内容よりも、特典1の「痴漢冤罪ヘルプコール」を目的に加入してくる人が断然多いそうです。

痴漢と疑われれば誰しも冷静ではいられなくなり、場合によっては容疑の一部分だけを認めてしまい、あとで悔やんでも取り返しのつかないケースになることも少なくありません
「わざとじゃないけど手が当たった可能性がある」
といったセリフだけでも危険なのです。

まずは弁護士を呼んで、冷静な対処ができるような環境を整えることが大切

この保険は痴漢冤罪というケースに対応するだけでなく、痴漢トラブル時の正しい対処法を広めるきっかけとしても有効なのではないでしょうか。(執筆者:藤 なつき)

この記事を書いた人

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保険・マネー・健康・医療・福祉・教育・伝統工芸・伝統行事等、幅広い分野の記事を執筆。
お仕事をさせて頂きながら、自分自身もたくさんの発見と新しい知識を身に付けさせてもらっていると感じる毎日。2013年FP2級取得。東京育ち、福岡在住。

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