世界最古のバブルから考える「仮想通貨」のリスクの取り方。個人的には短期の投資がおススメです。»マネーの達人

世界最古のバブルから考える「仮想通貨」のリスクの取り方。個人的には短期の投資がおススメです。

仮想通過の投資とは…

仮想通貨の投資は、どちらかというと為替取引のようなイメージがあるようですが、
安い値段で仮想通貨を買って、高くなったら売る
という感じです。信用取引もでき、売りから入ることもできます。

仮想通過の取引所である「bitflyer」


取引画面は、株取引と同じような板情報があり、それを見て仮想通貨を買ったり、買ったものを売ったり(利益確定)します。

もちろんチャートもあります。

ただ個人的には、価格変動要因がつかめず、何が価格を動かすのか読みづらいところがあると思います。仮想通貨に対するニュースが出て変動するようですが、それだけでは投資の判断としては厳しいです。


≪画像元:bitflyer


価格変動がわかりにくい


株ならPBRやPERなどの投資判断材料があり、為替の動きで株価が左右するという、株価変動の指標というものがあります

しかし仮想通貨の価格変動は、需給であることはわかりますが、買い要因や売り要因が何なのかがよくわかりません

単純に仮想通貨の価格変動だけを見てエントリーして、その後に上がるとか下がるという予想は立てられるのでしょうか。


投資には「リスクの取り方」というものがあります

リスクの取り方というものがあると思います。

ある程度、価格変動が想像できるリスクは積極的に取りに行くべきですが、ヘッジ方法も判らないリスクは取りづらいですね。

プロの投資家は、ある程度予想できるリスクに対しては積極的に取りに行きますが、読めないリスクは取りには行きません。はっきりしています。

予想できるリスクとは


中央銀行の政策発表や経済指標発表などから想定されるその後の値動きのことを言います。

予想できないリスクとは




地政学的リスクに代表される地域紛争やテロ、また選挙も予想できないですね。

仮想通貨の世界


投資という側面から見れば、まだまだ熟成していないと言えますので、決済目的で仮想通貨を買って、結果保有資産が増えたという感覚で投資と向き合うのが、今のところは良いのではと思います。

今はビットコインはうなぎ上りに上昇しています。ただ、ほかの仮想通貨では下落しているものもあります

今は発展途上なので、当然参加者が増えるだけでビットコイン価格が上がるでしょうが、いずれマーケットが熟成すれば頭打ちとなり、そのときは急落することも予想されます。実に危うい市場と言えるのかもしれません。

ちなみに、仮想通貨で取引している人がよく使っている取引所は「coincheck」です。

仮想通貨は、ビットコイン以外のものでも投資することができます。


世界最古のバブル「チューリップバブル」

ネーデルランド連邦共和国(今のオランダ)での17世紀の話、オスマン帝国からもたらされたチューリップの球根が、当時の希少価値から、またその花の特異性から貴族などの金持ちにもてはやされ、球根の価格が高騰しました。

球根を買う人が増え、それに合わせて価格が高騰、球根に興味がない一般の人までも球根を求め、価格は止まることを知らず、とうとう球根と家とが同じ価格になりました。

球根の品薄状態も手伝い、翌年の収穫を予約するありさま、これが先物取引です。

手付金を渡して来年の球根を手にする権利を買う、これがレバレッジです。



そうこうしているうちに…


ある村で、もう球根を買う人がいなくなったといううわさが出ました。

この噂が広まり、球根を持っている人たちが、一斉に球根を手放そうとしましたが買う人が誰もいません暴落です。6週間で球根価格は6分の1にまで下落しました。

必ず上がると見込んで、自宅を抵当に入れてお金を借りて球根を買った人もいました。世の中はパニック状態となりました。

この事態を重く見た政府は、合意価格の3.5%の支払いでチューリップの売買契約を破棄できると宣言、混乱は収束したとのことです。


仮想通貨投資は気をつけよう

今のビットコイン価格高騰も、ビットコインを買う人が多いことによる高騰です。

いまの買い手の多くは中国のひとたちです。彼らは、自国通貨である人民元を信用していないので、ビットコインに集まっているのです。中国の人たちが「金」を好きなのもおなじ理由です。

チャートを見ればわかりますが、直近で大きくビットコイン価格が上昇している局面は、キプロス危機の時です。

仮想通貨は、銀行システムが成熟していない国(アフリカ等)や中国のような自国通貨への信用度が低い国のほうが普及は早いと言われています。

そこをよく理解しておいてください。



キプロス危機


キプロスの銀行がギリシャ国債を大量に持っていて、それによる信用不安でキプロス財政が立ち行かなくなり、預金課税に踏み切りました。

すると特にロシアの富裕層がキプロスの銀行から資金を引き揚げ、その資金がビットコインに流れたことにより、ビットコイン価格が急上昇しました。


個人的な見解ですが…

仮想通貨がもっと熟成して、一旦値が崩れて調整された後に投資をはじめても良いのではと思います。あくまでも個人の見解です。

チャート分析は機能するのか、その検証もしてみたいですね。


まだまだ認知度が低い仮想通貨の世界です

これから参加する人のほうが多くなるでしょうから、仮想通貨の価格があがることは想定されますが、利益が出たらすぐに確定する、ごくごく短期の投資が良いと考えます。

繰り返しますが、ビットコインはともかく、仮想通貨によっては下落しているものもあります。私個人としては
しばらくは決済通貨としての利用にとどめ、持っていたら価値が上がったという程度にとどめておく
のが良いと感じます。

投資は、取るべきリスクを見定めることが肝心で、リターンの大きさでリスクを取るのは考え方が違うと思いますがいかがでしょう。(執筆者:原 彰宏)

この記事を書いた人

原 彰宏 原 彰宏»筆者の記事一覧 http://www.spway369.com/

株式会社アイウイッシュ 代表取締役
関西学院大学卒業。大阪府生。吉富製薬株式会社(現田辺三菱製薬株式会社)、JTB日本交通公社(現(株)ジェイティービー)を経て独立。独学でCFP取得。現在独立系FPと して活動。異業種経験から、総合的に経済、企業をウォッチ、金融出身でないことを武器に「平易で」「わかりやすい」言葉で解説、をモットーにラジオ出演、 セミナーや相談業務、企業労組の顧問としての年金制度相談、組合員個別相談、個人の年金運用アドバイスなどを実施。個人投資家として、株式投資やFX投資を行っている。
<保有資格>:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP

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