海外仮想通貨取引所ランキング20選【2024年3月版】 | 全231社から厳選比較

海外の仮想通貨取引所は、その多様な通貨の取り扱いや高いレバレッジ設定により、国内取引所と比べて多くの利点を持っています。

しかし、その数の多さから、どの取引所が最適かを判断するのは難しいと感じる方も少なくないでしょう。また、安全性や信頼性に関する疑念も持たれることがあります。

この記事では、全200社の海外仮想通貨取引所を徹底的に調査比較し、編集部が厳選した10の海外仮想通貨取引所をランキング形式でご紹介します。取引所選びの際の考慮点や、各取引所の強みと弱みも詳しく解説していますので、投資の参考にしてください。

この記事は、金融庁や財務局・消費者庁・国民生活センターの発信する情報を元に、株式会社イードがコンテンツ制作ポリシー・編集基準に則り独自で作成しています。依頼を受けて広告を出稿することもありますが、記事内の取引所評価に影響はありません。なお、取引所評価の作成にあたり海外暗号資産(仮想通貨)取引業者との間で金銭の授受等は一切ございません。

海外仮想通貨取引所ランキング比較一覧表【2024年3月】

上記のアンケート結果は「おすすめの海外仮想通貨取引所」について、インターネットサービス（株式会社クラウドワークス及びランサーズ株式会社が提供）を通して、2023年8月10日～8月20日の間に行った「仮想通貨トレーダー300人」に対するアンケート調査の結果をもとに株式会社イードが作成したものです。

各種手数料や取り扱う仮想通貨の種類は、業者によって異なります。初心者であれば、 業者の信頼性が高いところを選ぶようにしましょう。

「評価得点」には、仮想通貨トレーダー300名へのアンケート調査をもとに、CryptoMag編集部に所属する暗号資産(仮想通貨)取引歴6年のトレーダーが、実際に海外仮想通貨取引所を使用してみた経験から、ランキングの根拠・総合点の根拠に基づき独自基準で算出した得点を記載しています。

海外仮想通貨取引所の利用を検討している方の中でも、ほとんど取引初心者の方から、ある程度仮想通貨取引になれている人まで様々な方がいると思います。

実際に上記表で記載している取引所を安全性や初心者～上級者向けで分類すると以下の画像のようになります。

なお、上記の分類は取引所同士の相対評価なので、必ずしも初心者に向いていない・信頼性が無いという取引所ということではありません。

仮想通貨取引の目的やこれまでの投資経験を踏まえたうえで、海外仮想通貨取引所選びの参考にしてください。

海外仮想通貨取引所比較ランキング【2024年3月最新】

海外取引所	総合評価点	解説詳細
Bybit	97/100	解説部分を読む
Zoomex	96/100	解説部分を読む
MEXC	93/100	解説部分を読む
Kucoin	89/100	解説部分を読む
Bitget	88/100	解説部分を読む
Phemex	84/100	解説部分を読む
CryptoGT	80/100	解説部分を読む
Gate.io	75/100	解説部分を読む
BKEX	73/100	解説部分を読む
BingX	70/100	解説部分を読む
BingX	68/100	解説部分を読む
BingX	66/100	解説部分を読む
BingX	63/100	解説部分を読む
BingX	60/100	解説部分を読む
BingX	57/100	解説部分を読む
BingX	53/100	解説部分を読む
BingX	52/100	解説部分を読む
BingX	49/100	解説部分を読む
BingX	47/100	解説部分を読む
BingX	44/100	解説部分を読む

信頼性と安全性を重視した、おすすめの海外仮想通貨取引所をランキングでご紹介いたします！

特に、海外取引所の利用が初めての方や、仮想通貨取引の経験が浅い方は、ランキング上位の取引所から順に口座を開設してみてください。

1位 Bybit (バイビット)

評価項目	評価
安全性・信頼性	20/20
取り扱い通貨	18/20
ボーナス	20/20
レバレッジ	20/20
取引コスト	19/20
合計	97/100

Bybit (バイビット) の特徴

Bybitはシンガポールを本拠地にした海外の暗号通貨取引所で、最大100倍のレバレッジと150以上の取り扱い通貨を提供していることから、世界各地で高い評価を受けています。

Bybitが扱っている通貨の大半は、国内の取引所では取引することができないため、ビットコインだけでなく、マイナーコインの取引にも最適なプラットフォームとして利用されています。

さらに、Bybitは海外の取引所としては比較的珍しい日本語サポートを提供しているので、日本の投資家も安心して暗号通貨の取引を行うことができます。

Bybit (バイビット) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
最大レバレッジが100倍 強固なセキュリティ対策 スマホアプリが使いやすい 取引手数料が安い 日本語に完全対応	円建てで取引できない 出金できる時間が決まっている Taker手数料がやや高い 出金手数料がやや高い

Bybitはブロックチェーンゲームやメタバース関連の銘柄など、豊富に取り扱っています。独自のNFTマーケットプレイスも実装済みであり、Play to earnにご興味あるユーザーは登録しておきたい取引所です。

Bybitでは、メールアドレスとパスワードを入力するだけで簡単に口座開設が可能です。また、PC/アプリともにシンプルな取引画面がデザインされています。初心者でも取引がしやすいです。

デメリットとしては高いレバレッジをかけることでのリスクが挙げられます。レバレッジは高い利益を狙えますが、同時に大きな損失も被る可能性もあるので注意して下さい。

Bybit (バイビット) の評判・口コミ

Bybit (バイビット) の総合評価・口コミ評判について詳しく知りたい方は「Bybit (バイビット) とは？評判や口コミ評価・メリットデメリットを紐解く」を参考にしてください。

2位 Zoomex (ズームエックス)

評価項目	評価
安全性・信頼性	20/20
取り扱い通貨	18/20
ボーナス	20/20
レバレッジ	20/20
取引コスト	18/20
合計	96/100

Zoomex (ズームエックス) の特徴

Zoomexは2021年に創業され、その急速な成長により新星としての地位を確立した海外の暗号通貨取引所です。

取引所としてのスペックは非常に高く、100以上の仮想通貨を取り扱い、最大150倍のレバレッジ取引をサポートしています。さらに、コピートレードやDEX（分散型仮想通貨取引所）などの多機能を提供し、現在もっとも注目を集めている暗号通貨取引所と言えるでしょう。

Zoomexは日本市場に特化したマーケティングを展開しており、タレントの河北麻友子をフィーチャーした日本語版ホームページは大きな話題を呼んでいます。

さらに、Jリーグクラブ「サガン鳥栖」とのスポンサーシップ契約を通じて、より広範な認知度と信頼性を獲得しています。タレントやスポーツチームとのパートナーシップはZoomexのブランド力強化に寄与しており、その影響力は日本だけでなく世界に広がっています。

Zoomex (ズームエックス) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
日本語に完全対応 入出金手数料が無料 最大レバレッジ100倍で取引可能 ゼロカットシステムにより追証が無い スマホアプリに対応している 高い流動性を誇る スポンサー契約が豪華	現物取引には対応していない 設立から運営歴がまだ浅い 日本円の入出金ができない 金融庁の認可は得ていない ステーキングはできない

非常に安い手数料で安定的にトレードができます。モバイルアプリもローンチ済みであり、いつでもどこでも日本語で取引ができます。

デメリットとしては、まだ知名度が高くなく信頼度が低い点、現物取引ができない点が挙げられます。現在は、著名人のCM活用などでマーケティングを進めている最中です。

Zoomex (ズームエックス) の評判・口コミ

3位 MEXC Global

評価項目	評価
安全性・信頼性	20/20
取り扱い通貨	20/20
ボーナス	16/20
レバレッジ	19/20
取引コスト	18/20
合計	93/100

MEXC Globalの特徴

MEXCはシンガポールを本拠地とする大規模な仮想通貨取引所で、ビットコイン（BTC）から所謂”草コイン”までのマイナーな仮想通貨まで、合計1,500種類以上の通貨をリストしています。さらに、MEXC自身が作成したMXトークンを所有しているユーザーは、期待の新トークンの事前購入オーダー（IEO）への参加が可能となっています。

設立は2018年と比較的新しい取引所ですが、その信頼性は既に証明されています。2021年10月に開催されたCrypto Expo Dubaiでは、「Best Crypto Exchange Asia」（アジア最高の暗号通貨取引所）という賞を受賞しています。

これは、その業績とサービス品質を高く評価した結果であり、MEXCが仮想通貨取引所としての信頼性と優れたサービスを提供していることを確認しています。

MEXC Globalのメリット・デメリット

メリット	デメリット
取扱通貨が豊富 素早い通貨上場が行われる 高い流動性を誇る MXトークンの利用で取引手数料の割引や特典が得られる 入出金に対応しているチェーンが豊富 多くのブロックチェーンプロジェクトが提携している カスタマーサポートが充実	完全な日本語対応ではない 日本円で取引できない 取引手数料がやや高い スマホアプリが不便

MEXCは、手数料が比較的安く、メイカー手数料は最大0.02%、テイカー手数料は最大0.2%です。また、ボリュームに応じた割引も提供しています。

一方で、デリバティブ取引やマージン取引など、リスクの高い取引も提供しています。トレード方法によっては、初心者にはあまりおすすめできないかもしれません。

MEXC Globalの評判・口コミ

4位 Kucoin (クーコイン)

評価項目	評価
安全性・信頼性	20/20
取り扱い通貨	20/20
ボーナス	14/20
レバレッジ	18/20
取引コスト	17/20
合計	89/100

Kucoin (クーコイン) の特徴

Kucoinは、香港を中心に運営されている仮想通貨取引所で、2017年9月にシンガポールで創設されました。特筆すべきは、創業者のGan氏がアリババ・グループのMikeCRM、KF5.COMでの勤務経験があり、チームメンバーもiBOX PAY、Jianbang Communication、YOULIN.CO等の企業でのリーダーシップ経験を有していることから、プロジェクトを背負うチームが堅固な経歴を持っている点です。

海外取引所ながらも日本語に対応しており、200種類以上の豊富な仮想通貨を取り扱っています。また、KuCoin Shares (KCS)という自社トークンを発行しており、これを保有することで取引手数料の割引やプラットフォームからの配当金を受け取ることができます。

Kucoin (クーコイン) のメリット・デメリット

非常に多くの銘柄を取り扱っており、新規上場コインなどもすぐにトレードできます。BCG銘柄などに一早くアクセスしたいユーザーにはおすすめです。

一方で、上場廃止されるコインも多くなっています。スウィングトレードなどをしている方々にとってはリスクが生じる場合があります。

Kucoin (クーコイン) の評判・口コミ 

5位 Bitget (ビットゲット)

評価項目	評価
安全性・信頼性	18/20
取り扱い通貨	17/20
ボーナス	17/20
レバレッジ	19/20
取引コスト	17/20
合計	88/100

Bitget (ビットゲット) の特徴

Bitgetは2018年にケイマン諸島で設立されたデリバティブの仮想通貨取引所で、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアを含む世界10ヵ国に拠点を持ち、13ヵ国語（日本語を含む）に対応しています。

大手の仮想通貨取引所であるBINANCEと比較してBitgetは規模がまだ小さいですが、Bitget独自の「コピートレード」サービスを提供している点で他を引き離しています。

1万人以上のトレーダーがコピートレードできるようになっており、利益を上げている多くのプロのトレーダーの取引を模倣することが可能です。

特にアルトコインのコピートレードに関心がある方や、安定した利益を追求したい方にとって、Bitgetは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

Bitget (ビットゲット) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
コピートレードでプロの取引をコピーできる クレジットカード経由で日本円での通貨購入が可能 ゼロカットシステムによって追証が発生しない KYCなしで登録・取引を開始できる 豊富な取扱通貨数 クアントスワップができる 日本語に対応している デモトレードを利用できる スマホアプリが使いやすい 独自トークン (BGB) を使うと手数料が安くなる 定期的にトレード大会が開催される	法定通貨で入出金できない 日本での運営実績は少ない コピートレードだけではスキルが上達しない コピートレードで出た利益の8％はトレーダーに与えられる 人気なトレーダーはコピーできないことがある

トレードの自動化がとても進んでいる取引所です。上級者のトレード方法をコピーした取引もすることができます。

一方で、自動取引は大きな損失を生じさせる場合もあります。市場の大きなトレンド変化にも対応できない場合もあるので注意が必要です。

Bitget (ビットゲット) の評判・口コミ

6位 Phemex (フェメックス)

評価項目	評価
安全性・信頼性	17/20
取り扱い通貨	16/20
ボーナス	16/20
レバレッジ	18/20
取引コスト	17/20
合計	84/100

Phemex (フェメックス) の特徴

Phemexは、元モルガン・スタンレーのウォール街のプロフェッショナルチームにより設立された、デリバティブおよびスポットの仮想通貨海外取引所です。これは、シンガポールで法律的に登録され、高度な暗号通貨プラットフォームの構築を目指すPhemex Financial Pte. Ltd.によって運営されています。

Phemexでは、仮想通貨のスポット取引とオプション取引を行うことが可能で、先物取引においては最大100倍のレバレッジを利用することができます。顧客中心のアプローチを採用し、さまざまなツールや機能のアップデートを継続的に行っている点が、その特長といえるでしょう。

Phemex (フェメックス) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
日本語に対応している 最大100倍のレバレッジ取引が可能 BOT取引が可能 キャンペーン・ボーナスが豊富 サブアカウントを作成できる コピートレードが可能	日本円で直接出金できない 流動性が物足りない

取引に対して手数料がかからない「ゼロ手数料」は大きな魅力です。トレード量などで決定されるVIPレベルに応じ、取引コストは安くなります。

デメリットとしては、取り扱い通貨が他の取引所に比べて少ないため、トレードの選択肢が狭くなる点が挙げられます。

Phemex (フェメックス) の評判・口コミ

7位 CryptoGT (クリプトGT)

評価項目	評価
安全性・信頼性	15/20
取り扱い通貨	15/20
ボーナス	15/20
レバレッジ	20/20
取引コスト	15/20
合計	80/100

CryptoGT (クリプトGT) の特徴

仮想通貨の取引において非常に高いレバレッジを使用したい方に対して、CryptoGTは理想的な選択となり得ます。

多くの海外の取引所では平均的なレバレッジが20倍から100倍であるのに対し、CryptoGTは驚異的な最大500倍のレバレッジを提供しています。このような高レバレッジは他の取引所ではほぼ見かけられないため、これは明確にCryptoGT独自の強みと言えます。

また、500倍のレバレッジを使用しても追加の証拠金が発生しないため、借金のリスクを最小限に抑えながら仮想通貨FXを楽しむことが可能です。

CryptoGT (クリプトGT) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
レバレッジの最大倍率が500倍 追証のリスクがない 日本語に対応している アルトコインFXのスプレッドが狭い	ビットコインFXの際のスプレッドが広い ロスカットの基準が高い 日本円でのトレードができない

取引手数料は固定されておらず、変動のスプレッドを採用しています。一方で、スプレッドは非常に狭く設定されており、トレードコストは抑えることができます。

CryptoGT (クリプトGT) の評判・口コミ 

8位 Gate.io (ゲート)

評価項目	評価
安全性・信頼性	19/20
取り扱い通貨	19/20
ボーナス	19/20
レバレッジ	0/20
取引コスト	18/20
合計	75/100

Gate.io (ゲート) の特徴

Gate.ioは、2013年にLin Han氏が立ち上げ、現在はマルタ島とアメリカ・イリノイ州を拠点とする仮想通貨取引所です。この取引所は、ケイマン諸島で設立され、200種類以上の仮想通貨を取り扱い、トレーディングだけでなくデジタルウォレットやIEOプラットフォームとしても機能しています。その結果、世界130カ国以上から数百万人のユーザーによって利用されています。

初心者にとってはインターフェースが少々複雑に感じるかもしれませんので、中級から上級者向けの取引所といえます。

Gate.io (ゲート) のメリット・デメリット

メリット	デメリット
取り扱い通貨が1,500種類以上と豊富 セキュリティレベルが高い 口座開設が簡単で本人確認なしでも取引可能	取引手数料が高い 日本語対応が不十分

Gate.ioの大きな魅力の一つは、1,500種類以上という広範な仮想通貨の取扱いです。1,000種類以上の仮想通貨をリストに載せている取引所は珍しく、特にニッチな仮想通貨への投資を考えているユーザーにとっては非常に便利です。

さらに、Gate.ioはユーザーの資産を高度に保護するため、コールドウォレットを導入しています。これは、外部の脅威に対して非常に強固な防御を提供します。

口座開設も簡単で、本人確認なしでも取引が可能なため、手軽に利用できます。ただし、資金を出金する際には本人確認が必要となるので、その点は注意が必要です。

Gate.io (ゲート) の評判・口コミ 

9位 BKEX

評価項目	評価
安全性・信頼性	14/20
取り扱い通貨	15/20
ボーナス	14/20
レバレッジ	15/20
取引コスト	15/20
合計	73/100

BKEXの特徴

BKEXは、2018年の設立以来、全世界に220以上存在する仮想通貨取引所の中で、顕著な取引量を誇り、国際的に注目されるプラットフォームとなっています。

サービス開始からわずか30時間で、驚異的な15万人のユーザー登録が行われるなど、その人気の高さが伺えます。

取引形態としては、現物取引のみを提供していますが、250種類を超える仮想通貨、合計400ペア以上の取引ペアが存在するため、投資家は多岐にわたる投資選択肢を持つことが可能です。

BKEXのメリット・デメリット

メリット	デメリット
取引量によって独自トークンが配布 取引手数料の収益分は100％還元 独自トークンの将来性に期待	日本語非対応 仮想通貨入金のみ対応 取引所破綻の恐れ

BKEXのユーザーは、独自トークン「BKK」を保有することで、取引手数料の収益が100％還元される特典を享受できます。この還元率が100％ということは、BKKを保有しているユーザーにとっては、実質的に取引手数料が発生しないということを指します。

この点を考慮すると、BKKを持つユーザーは他の取引所と比較して、より経済的に取引を行うことが可能です。

しかしながら、仮想通貨取引所にはシステムの破綻リスクが伴います。例として、以前存在していた仮想通貨取引所Fcoinはデータのエラーや判断ミスが原因でシステムが回復不能となり、顧客の資産を返却できない事態に陥りました。

FcoinとBKEXは、取引マイニングの採用や独自トークンの存在という共通点があります。このため、BKEXもFcoinと同様のデータエラーやシステムの問題による破綻リスクが考えられます。ユーザーとしては、このリスクを十分に認識し、慎重な取引を心掛けることが求められます。

BKEXの評判・口コミ

10位 BingX (ビンエックス)

評価項目	評価
安全性・信頼性	15/20
取り扱い通貨	15/20
ボーナス	12/20
レバレッジ	13/20
取引コスト	15/20
合計	70/100

BingXの特徴

BingXは、国際的なデリバティブ取引所として知られています。現在、全世界で500万人以上のユーザーが利用し、100カ国を超える地域でそのサービスが展開されています。もともとは「Bingbon」というブランド名で運営されていましたが、2021年に現在の「BingX」に名称を変更し、新たなブランドイメージを築いています。

特筆すべきは、BingXが「コピートレード機能」を世界で初めて導入した取引所である点です。この機能により、プロのトレーダーの動きを模倣し、自動的に取引を行うことが可能となります。そのため、忙しい日常で取引に多くの時間を割けない方でも、効果的な資産運用が可能となっています。

また、SNSを通じて、国内のトレーダー向けに様々なイベントやキャンペーン情報を頻繁に発信している点もBingXの魅力の一つです。特に、提供されるイベントボーナスの豪華さが話題となり、多くのトレーダーからの注目を集めている急成長中の取引所となっています。

BingXのメリット・デメリット

メリット	デメリット
コピートレード機能を提供 日本語に対応 流動性が高い 豊富な取扱通貨数 最大レバレッジ150倍で取引可能 デモトレード機能を提供	標準先物取引ではスプレッドに注意 DeFi機能は提供していない コピー対象のトレーダーが少ない

BingXで一際目を引く特徴は、コピートレードを通じた自動資産運用機能を提供している点です。

このコピートレードの魅力的な側面として、優れたトレーダーを他者に推薦することで報酬を得られる仕組みが存在します。例えば、友人や家族に特定のトレーダーを紹介し、そのトレーダーがコピーされると、紹介者として報酬を受け取ることができます。トレーダーとそのフォロワーが相互に利益を享受するWin-Winの関係が築かれているわけです。

一方で、BingXのコピートレード機能には、他の仮想通貨取引所と比較してフォロー可能なトレーダーの数が限られているという欠点も指摘されています。

しかし、コピートレードの真の価値は「多くのトレーダーから選べるか」という量的な側面よりも、「実績のある優秀なトレーダーを選択できるか」という質的な側面にあると言えます。BingXにも実力派のトレーダーは存在しており、そのため多くのユーザーはトレーダーの総数よりもその質に注目しているようです。

BingXの評判・口コミ

11位 BitMart

BitMartの特徴

Bitmartは、グローバルに展開する人気の暗号資産取引所の一つであり、200以上の国と地域にサービスを提供しています。多様な通貨ペアを取り扱い、特にアルトコインの選択肢が豊富なことで知られており、暗号通貨の新参者から熟練のトレーダーまで、幅広いユーザーのニーズに応えています。

Bitmartは使いやすさを重視したプラットフォーム設計になっており、初心者でも簡単に取引を開始できるように工夫されています。また、セキュリティにも非常に力を入れており、ユーザーの資産保護を最優先事項とし、高度なセキュリティ技術を使用しています。

さらに、Bitmartは競争力のある取引手数料を設定しており、低コストでの取引が可能です。利用者はストレスなく多様な通貨ペアでの取引を楽しめ、資産の増加を目指すことができます。

日本語サポートは提供されていない場合が多いですが、英語が使える方なら問題なくサービスを利用できるため、世界市場での取引を視野に入れた投資戦略に興味がある方に特におすすめです。

Bitmartの評判・口コミ

12位 XT.COM

XT.COMの特徴

XT.COMは、グローバルに展開する暗号資産取引所であり、多様な通貨ペアを提供しており、特にアルトコインとトークンの選択肢が豊富であることが特徴です。このプラットフォームは、既に多くの投資家にとって重要な取引場所となっており、そのユーザーベースは日々成長を続けています。

XT.COMの魅力の一つは、そのインターフェイスの使いやすさです。プラットフォームは初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広いユーザーが容易に操作できる設計になっています。加えて、XT.COMはスポット取引だけでなく、先物取引、マージン取引など、多様な取引オプションを提供しており、それぞれの投資スタイルに合わせて柔軟に利用できます。

セキュリティ面では、XT.COMは高度なセキュリティシステムとプロトコルを採用しています。これにより、ユーザーの資産とデータを保護し、安全な取引環境を提供しています。さらに、24時間365日のカスタマーサポートも提供されており、万が一の問題が発生した場合でも迅速に対応してもらえます。

さらに、XT.COMは定期的にイベントやプロモーションを行い、ユーザーがより有利な条件で取引できる機会を提供しています。これにより、新たな通貨や新しい取引戦略を試したいトレーダーにとって魅力的な場所となっています。

XT.COMの評判・口コミ

13位 ProBit

ProBitの特徴

Probitは、グローバルなユーザーベースを持つ先進的な暗号資産取引所の一つで、世界中からアクセスが可能です。数百種類のデジタル資産を取り扱っており、特に新しいトークンやアルトコインに焦点を当てている点が特徴的です。そのため、Probitは暗号通貨の発掘者や投資家にとって、興味深い投資の機会を提供しています。

Probitのプラットフォームは、使いやすさと高度なセキュリティを兼ね備えており、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しています。取引所は、速い取引実行速度と安定したシステムを誇り、ユーザーがストレスなくスムーズな取引体験を享受できるようにしています。

加えて、Probitは多様な取引オプションを提供しています。これには、スポット取引だけでなく、ストーキングや貸付といった先進的な機能も含まれています。これらのオプションを利用することで、ユーザーは自分の投資戦略に合わせて資産を増やすことが可能です。

Probitは、そのユーザーに対し頻繁にキャンペーンやエアドロップを提供し、コミュニティの活性化とユーザーのリターン向上に努めています。これは、暗号資産コミュニティ内でのProbitの地位を強化するとともに、新しいユーザーを引き寄せる要因となっています。

ProBitの評判・口コミ

14位 BTCC

BTCCの特徴

BTCCは、2011年に設立された世界で最も古い暗号資産取引所の一つです。長い歴史を持つこのプラットフォームは、ユーザーに安定した取引環境と幅広い暗号資産サービスを提供してきました。ビットコインを含む主要なデジタル資産の取引、先物取引、そして時には独自のトークン発行など、多様なニーズに応えるサービスを展開しています。

BTCCは特に、ビットコイン先物取引に強みを持っており、ユーザーはこのプラットフォームを利用して、さまざまなレバレッジオプションをもって取引を行うことができます。初心者からプロのトレーダーまで、幅広いユーザーにとってアクセスしやすい、使いやすいインターフェースを提供しているのもBTCCの特徴の一つです。

セキュリティに対しても、BTCCは高い水準を保っています。多層のセキュリティシステムを採用し、ユーザーの資産を保護するための厳格な対策を講じています。これには、冷蔵保管、二要素認証（2FA）、SSL暗号化通信などが含まれています。

また、BTCCはグローバルなユーザーベースを持ち、多言語でのサポートを提供しているため、世界中のさまざまなユーザーが利用しています。カスタマーサポートについても評価が高く、迅速かつ丁寧な対応を心がけているため、取引に関する疑問や問題が生じた際にも安心です。

ただし、各国の規制やサービスの提供状況は変化する可能性があるため、BTCCの利用を開始する前には、その地域での利用可能性や最新の情報を公式ウェブサイトなどで確認することが重要です。

BTCCは、その歴史と実績から多くの信頼を得ており、初心者から熟練トレーダーまで、幅広い暗号資産投資家に選ばれているプラットフォームです。セキュリティ、多様な取引オプション、そして優れたユーザーサポートを求める人々にとって、BTCCは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

BTCCの評判・口コミ

15位 OKX

OKXの特徴

OKXは、グローバルで展開する主要な暗号資産交換プラットフォームの一つで、以前はOKExとして知られていました。暗号通貨の取引だけでなく、デリバティブ取引や貯蓄、貸付、さらにはNFTマーケットプレイスまで、幅広いサービスを提供しています。

OKXの特徴は多岐にわたりますが、特に注目すべきはその取引量と流動性です。Bitcoin（BTC）、Ethereum（ETH）などのメジャーな暗号通貨から、より新しいまたはアルトコインと呼ばれる通貨まで、幅広い種類の暗号資産が取引可能で、投資家に多様な選択肢を提供しています。

初心者でも使いやすいインターフェースを備え、セキュリティ面でも高い評価を得ています。OKXは多層のセキュリティシステムを採用し、ユーザーの資産保護に力を入れている点でも信頼性が高いと言えます。

加えて、OKXはケータイアプリを提供しており、いつでもどこでも簡単に取引や資産の管理を行うことができます。アプリは直感的で使いやすく、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広いユーザーに対応しているのが魅力です。

また、OKXは教育コンテンツや市場分析も提供しており、暗号資産について学びたい初心者や、市場のトレンドを追いたい経験豊富なトレーダーにとって、有益な情報源となります。

グローバルな視点で暗号資産取引を行いたい方や、幅広いサービスを一つのプラットフォームで利用したい方にとって、OKXは魅力的な選択肢の一つです。

OKXの評判・口コミ

16位 CoinTR

CoinTRの特徴

CoinTRは、最近注目を集めている暗号資産取引所の一つで、特にトレーダーが迅速かつ効率的に取引を行えるように設計されています。このプラットフォームは、使いやすさと高速な取引実行を重視しており、世界中の暗号資産トレーダーから注目を集めています。

CoinTRは、そのユーザーフレンドリーなインターフェースで知られており、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広いユーザーが快適に操作できます。また、スポット取引だけでなく、先物取引、マージン取引など、多様な取引オプションを提供している点も大きな特徴です。これにより、投資家は自身の取引戦略に合った方法で資産を管理し、ポートフォリオを拡大することができます。

CoinTRのもう一つの注目点は、高度なセキュリティ対策です。この取引所は、ユーザーの資産保護を最優先に考え、先進的なセキュリティ技術を取り入れています。これには、コールドストレージの利用、多要素認証、SSL暗号化通信などが含まれ、ユーザーが安心して取引できる環境を提供しています。

また、CoinTRは、その低い取引手数料で知られています。手数料は明確で、ユーザーは予想外のコストに悩まされることなく、取引戦略を立てることができます。さらに、顧客サポートも充実しており、問題が発生した場合、スピーディに対応してくれます。

CoinTRの評判・口コミ

17位 Pionex

Pionexの特徴

Pionexは、その独特な機能である組み込みの取引ボットを提供することで知られる暗号資産取引所です。ユーザーは、様々な取引戦略を自動化するために、これらのボットを活用できます。この特徴が、多忙な投資家や技術的な取引戦略を試したいが手動での管理に時間を割けない人々にとって、特に魅力的です。

Pionexはさまざまな種類のボットを提供しており、グリッド取引ボット、ドルコスト平均（DCA）ボット、マーケットメイキングボットなどが含まれます。これらのボットは、市場の変動を利用して利益を出すことを目的としたもので、初心者から上級者まで幅広く利用できます。

利用のしやすさもPionexの重要な特徴です。インターフェースは直感的で、多くの初心者が取引ボットを簡単にセットアップして運用を開始できるように設計されています。また、Pionexは低い取引手数料を提供しており、投資効率を高めながら、長期間にわたって利益を最大化することを目指すユーザーにとって適したプラットフォームです。

セキュリティ面では、Pionexはユーザーの資産保護に大きな重点を置いています。複数層のセキュリティシステムを採用し、資産の安全性を高めるための厳格な対策を講じています。これには、2FA（二要素認証）や、資産の大部分を冷蔵保管することなどが含まれます。

さらに、Pionexは世界中のユーザーをサポートしており、複数の言語でサービスを提供しています。これにより、世界各地の投資家が利用しやすくなっています。

Pionexの評判・口コミ

18位 BTSE

BTSEの特徴

BTSEは、暗号資産業界の中で独自のポジションを確立している革新的な取引プラットフォームです。このプラットフォームは、フィアット通貨と暗号通貨の両方に対応し、幅広い取引サービスを提供しています。その特徴の一つとして、BTSEはユーザーが一つのウォレットを使って多種多様な資産を管理できるマルチカレンシーウォレットを提供しています。これにより、資産の交換が容易になり、投資家がよりスムーズに取引を行うことができます。

BTSEはまた、スポット取引と先物取引の両方に対応している点も魅力的です。さらに、ユニークな機能として、オーダーブックマージを実装しており、複数の資産ペアを一つのオーダーブックに統合しています。これにより、流動性が高まり、ユーザーは市場の様々な条件下でも安定した取引体験を享受できます。

セキュリティ面においても、BTSEは業界標準のセキュリティ対策を取り入れ、高いレベルの資産保護を実現しています。ユーザーのデータと資産の安全を確保するために、最先端の技術を駆使しています。

また、BTSEはユーザーが相場情報に簡単にアクセスできるよう、直感的で使いやすいインターフェースを提供しています。初心者からプロのトレーダーまで、幅広いユーザーに適している設計です。

BTSEは、世界中の多様なユーザーベースにサービスを提供しており、複数の言語でのサポートが用意されています。これにより、世界中どこからでもアクセスし、取引を実行することができます。

BTSEの評判・口コミ

19位 BigONE

BigONEの特徴

BigONEは、幅広い暗号資産の取引を提供するグローバルな暗号通貨取引所です。高度なセキュリティ対策とユーザーフレンドリーなプラットフォームを特徴とし、世界中の投資家から信頼を集めています。ビットコイン、イーサリアムなどの主要な暗号通貨から、新興のアルトコインに至るまで、多種多様なデジタル資産を取り扱っているため、様々な投資ニーズに応えられる取引所となっています。

BigONEでは、スポット取引だけでなく、マージン取引やデリバティブ取引など、多様な取引オプションを提供しています。これにより、投資家は自分のリスク許容度や戦略に応じた柔軟な取引を行うことができます。また、BigONEは使いやすいインターフェースと、初心者でも容易に理解できる取引ツールを備えており、暗号資産取引の門戸を広げています。

セキュリティに関しても、BigONEはユーザーの資産と情報の保護に最大限の努力をしています。二要素認証（2FA）、コールドウォレットによる資産の保管、SSL暗号化通信など、最先端のセキュリティ技術を導入して、安全かつ安心な取引環境を提供しています。

また、ユーザーが効率よく情報を収集し、取引に役立てられるように、最新の市場動向や分析ツールを提供しています。これにより、投資家は迅速に正しい判断を下し、市場のチャンスを捉えることができます。

さらに、BigONEは、ユーザーサポートにも力を入れており、多言語でのサポートを提供しています。質問や問題が発生した場合、迅速かつ専門的な対応を受けることが可能です。これにより、世界中のどこからでも安心して取引を行うことができます。

BigONEの評判・口コミ

20位 Poloniex

Poloniexの特徴

Poloniexは、世界中の暗号資産トレーダーに幅広い取引オプションを提供する主要な暗号通貨取引所の一つです。設立されたのは2014年で、その信頼性と高いセキュリティ基準により、多くのユーザーから高い評価を受けています。Poloniexはビットコイン、イーサリアム、リップルなど、多数の暗号通貨を取り扱っており、特にアルトコインの取引において豊富な選択肢を提供しています。

Poloniexの魅力の一つはその利用の柔軟さにあります。スポット取引からマージン取引、預金による利息獲得（ステーキング）、さらにはデリバティブ取引まで、様々な取引スタイルに対応しています。これにより、トレーダーは自己の投資目的やリスク許容度に合わせて最適な取引戦略を選択できます。

Poloniexは使いやすいユーザーインターフェイスを特徴としているため、初心者から経験豊富なトレーダーまで、幅広いユーザーがスムーズに取引を行うことができます。また、チャート分析ツールやAPIアクセスの提供により、高度な取引戦略の実行もサポートされています。

セキュリティ面では、Poloniexはユーザーの資産と個人情報の保護に最大限の注意を払っています。二要素認証（2FA）、高度な暗号化技術、そして多段階のセキュリティチェックを通じて、安全な取引環境を提供しています。

カスタマーサポートも、Poloniexの重要な特徴の一つです。サポートチームは24時間365日体制で運営されており、ユーザーが抱える問題や疑問に対し迅速に対応しています。この高い顧客サービスレベルは、ユーザーからの信頼を強化しているといえるでしょう。

Poloniexの評判・口コミ

目的で選ぶ海外仮想通貨取引所ランキング

仮想通貨取引所の選び方は、投資家の目的やニーズによって大きく変わります。

初めて海外仮想通貨取引所を利用する方は、総合ランキングを参考にして取引所選びを行ってもらえれば問題ありませんが、こだわりたい項目がある方向けに、以下に示す目的別で海外仮想通貨取引所のおすすめランキングをご紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

多くの取り扱い通貨を取引したい方向けの取引所

できるだけ豊富な取り扱い通貨で取引したい方向けの海外仮想通貨取引所ランキングは以下の通りです。

手数料を節約したい方向けの取引所

できるだけ手数料を抑えて取引したい方向けの海外仮想通貨取引所ランキングは以下の通りです。

高いレバレッジをかけたい方向けの取引所

できるだけ高いレバレッジをかけて取引したい方向けの海外仮想通貨取引所ランキングは以下の通りです。

ボーナスが充実していてほしい方向けの取引所

ボーナスを獲得して効率的に取引したい方向けの海外仮想通貨取引所ランキングは以下の通りです。

セキュリティの強固さを重視したい方向けの取引所

できるだけセキュリティの強固さを重視して取引したい方向けの海外仮想通貨取引所ランキングは以下の通りです。

海外仮想通貨取引所とは

仮想通貨取引所は世界各地に広がっています。

日本では金融庁の厳格な規制の下、厳密な審査を通過した取引所のみが運営を続けています。一方で、海外の取引所では、運営体制が不明確な場合もあり、その利用には注意が必要となります。

しかしながら、その反面、海外の取引所では、まだあまり知名度がない草コインの取引や、高レバレッジでの取引が可能となっているなど、国内の取引所では考えられないような取引の機会を提供しています。「国内の取引所だけでは物足りない…」と感じている人や、「高リスク・高リターンの上級レベルの取引を行いたい！」と考えている人にとって、海外の仮想通貨取引所は魅力的な選択肢となるでしょう。

海外の仮想通貨取引所は、その運営形態によりCEX（中央集権型取引所）とDEX（分散型取引所）の二つに分類されます。

CEX (中央集権型取引所) とは

CEX (Centralized Exchanges：中央集権型取引所) は、その名の通り、一つの中央集権体 (つまり、取引所) がすべての取引と資金の管理を行う形態の取引所です。

この形態の取引所では、ユーザーのデジタル資産は取引所に預けられ、取引は取引所が一元的に管理・仲介を行います。CEXは、その運営形態が株式やFXの取引所と類似しているため、これらのマーケットに慣れ親しんだトレーダーにとっては非常に使いやすいです。

さらに、一般的には取引量が大きく、流動性が高いため、スムーズに取引を行うことが可能です。また、顧客サポートやユーザーインターフェースの質も一般的には高いです。

しかしながら、その一方でCEXは集中化されているため、ハッキングの対象となりやすいというリスクがあります。

ユーザーの資産が一元管理されているため、万一ハッキングによる攻撃が成功すると、大量の資産が盗まれる可能性があります。このような理由から、CEXを利用する際はそのセキュリティ対策を十分に確認することが重要です。

DEX (分散型取引所) とは

DEX (Decentralized Exchanges：分散型取引所) は、取引がユーザー間で直接行われるプラットフォームを指します。これは中央の管理体がなく、イーサリアムや他のブロックチェーン技術のスマートコントラクトによって取引が行われるため、中間者が必要ない形式となっています。

これらの取引所はDeFi (Decentralized Finance：分散型金融) の一部として近年急速に普及しています。DEXは、ユーザーが直接自分の秘密鍵とデジタル資産をコントロールできるため、セキュリティ上の利点があります。つまり、集中化された取引所のように、大量のユーザー資産が一か所に集まることがないため、ハッキングのリスクが相対的に低いです。

また、一般的にDEXは匿名性が高く、口座開設や身元確認などの手続きが必要ないことが多いです。これはプライバシーを重視するユーザーや、伝統的な金融システムへのアクセスが制限されている地域のユーザーにとっては大きなメリットとなります。

一方で、DEXは技術的には進んでいますが、ユーザーインターフェースは一般的にCEXよりも使いづらいことが多いです。また、流動性がCEXに比べて低い場合があり、大量の取引を行う場合にはスリッページ（注文価格と実際の取引価格のずれ）のリスクが高まります。

代表的なDEXにはUniswap、PancakeSwap、Sushiswap、Curve Finance、Balancer、1inch等があります。また、CEXとDEXの両方を提供している取引所も存在します。

これらはユーザーがそれぞれの形式の取引所の利点を活用できるようにしています。

海外仮想通貨取引所の選び方・注目ポイント

海外の仮想通貨取引所は多種多様で、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も少なくないでしょう。そこで、ここでは迷っている方に向けて、海外の仮想通貨取引所を選ぶ上での考慮点を紹介します。

海外の仮想通貨取引所を選ぶときには、以下の要素を念頭に置くと良いでしょう。

最大レバレッジ

レバレッジとは、自身の資本の何倍もの取引を可能にする一種の金融ツールで、これはてこの原理に似ています。

例として、自己の資金が50万円で、10倍のレバレッジを使用すると、

50万円 x 10 = 500万円

という資金で取引することが可能になります。

ただし、この高収益の潜在能力とは裏腹に、リスクもまた同等に増大します。

そのため、高リターンを追求すると同時に高リスクも伴うことを理解し、自身の資産とリスク許容度に見合ったレバレッジ設定を選ぶことが重要です。

また、取引所によっては、アルトコインでもレバレッジ取引が可能な場所も多く、自分が好みの通貨で取引できるかどうかも確認してみると良いでしょう。

ゼロカットシステムの有無

ゼロカットシステムは、仮想通貨市場の急速な価格変動によって引き起こされる可能性のある大きな損失を取引所が補填するサービスを指します。

このシステムが適用されている海外取引所を利用することで、ユーザーは損失を負担することなく取引を行うことができます。

しかしながら、ゼロカットシステムは海外の仮想通貨取引所にのみ設けられており、さらにその中でも全ての取引所で提供されているわけではありません。そのため、取引所を選ぶ際には、事前にこのシステムの有無を確認することが重要です。

取り扱い銘柄の種類

取引所を選ぶ際の重要な要素として、取り扱っている仮想通貨の種類の多さが挙げられます。

10種類未満しか取り扱っていない取引所を選ぶと、アルトコインの取引による利益の可能性を見逃すことになるでしょう。アルトコインの価値は非常に動きが激しく、その変動にすばやく対応できなければ、価値が急上昇してしまったときに損をする可能性があります。

そのため、取引所を選ぶ際は、一つの取引所で取り扱っている通貨の種類数が多いことを選択基準の一つにすると良いでしょう。これにより、毎回取引したい通貨に応じて取引所を切り替える手間を省くことができます。

取引手数料などのコスト

仮想通貨取引所を選ぶ際には、手数料の低さも大きな選択基準となります。手数料には以下の種類が考えられます。

たった0.1%の違いだと微々たる差異に見えるかもしれませんが、一定期間にわたり取引を行うとその差は大きく積み重なることになります。手数料を最小限に抑えて取引を行い、最大の利益を出すためには、取引所の手数料をチェックすることが不可欠です。

多くの海外取引所は手数料が比較的低く設定されていますが、それでも各取引所間で手数料には差が存在します。したがって、可能な限り手数料が低い取引所を選ぶことをおすすめします。

日本語対応の有無

日本語のサポートがあるか否かは、日本人ユーザーにとっては取引所選びの大切な基準となります。特に英語が得意でない方が英語のみの取引所を選択すると、操作の中で混乱を招く可能性があります。

確かに、自動翻訳機能を活用すれば一定の理解は可能ですが、時として翻訳が不自然であったり、専門用語の訳が不適切だったりすることがあります。

英語に不安がある方は、初めから日本語対応の海外取引所を選ぶことをおすすめします。

取引所の信頼性

取引所の信頼性を判断する際には、高度なセキュリティ対策が施されているか、運営元の所在地が明確であるか、運営期間が長いか、そして経営陣やチームメンバーが信頼できるかどうかを確認することが重要です。

セキュリティについては、過去にハッキングの被害に遭った取引所が必ずしも信用できないという訳ではありません。実際、被害経験のある取引所はその後のセキュリティ強化により一層力を注ぐことが多いです。

ただし、反面、ハッキング被害が繰り返され、それに対する対策が見られない取引所に対しては警戒が必要です。

サーバーの強度・安全性

海外の仮想通貨取引所を選ぶ際、サーバーの強靱さは極めて重要な要素となります。

その理由は、サーバーが脆弱であると、取引所自体がハッキングに遭い、自身が保有する資産を一瞬で失うリスクがあるからです。自己の取引ミスで損失を出すのは自己責任で受け入れられるかもしれませんが、取引所のセキュリティ上のミスで損失を被るとなると納得いくわけがありません。

取引所のサーバーの強さを判断するためには、「取引所がどのようなセキュリティ対策を実施しているか」を評価することが重要です。例えば、取引所がコールドウォレット (オフラインで保管されるウォレット) を使っている場合、そもそもインターネットから切り離されているためハッキングのリスクが大幅に低下します。

このように、取引所がどのようなセキュリティ対策を取っているかを確認し、安全性が高そうな海外の仮想通貨取引所を選ぶことが賢明です。

システム・サービスの利便性

取引の実行においては、取引画面の見易さや操作性が重要な要素となります。

また、モバイルアプリが提供されている取引所を選ぶことで、外出中でも価格の変動をチェックしたり、相場の急変アラートを受け取ることが可能になります。これにより、価格変動の機会損失を回避することができます。

どの取引所を使用するか迷った際には、システムやサービスがより充実している取引所を選択することをおすすめします。

セキュリティの強固さ

ハッキングなどから自己の資産を保護するためにも、二段階認証やコールドウォレットを導入している取引所を選択することが肝心です。

加えて、自身がリスク管理を行うことも大切です。例えば、カフェなどの公共のWi-Fiでは取引をしないなどの行動がそれに当たります。これは、公共のWi-Fiはセキュリティが弱く、アカウント情報が盗まれるリスクがあるからです。

自身のセキュリティ対策も万全にし、安全な取引を心掛けましょう。

トラブル時のサポート対応

予期しない事態が発生した際の対応方法も、海外の仮想通貨取引所を選定する際には大きな要素です。

日本語でのサポートが利用可能か、またはチャットや電話によるカスタマーサポートが提供されているかなどを確認しておくことが重要です。万が一の事態に対応するためにも、問題発生時に素早く助けてくれる取引所を選ぶことをおすすめします。

海外仮想通貨取引所のメリット

海外の仮想通貨取引所は、日本の金融規制を遵守する必要がなく、それぞれの所在地に基づいた規制に従って運営されています。

これにより、国内取引所とは異なる機能や取引の範囲が可能となることがあります。そのため、海外取引所で取引を行う際には、その特有のメリットを理解し、自分の取引戦略にどのように活かせるかを検討することが重要です。

海外仮想通貨で取引を行うメリットとしては以下の項目が挙げられます。

手数料が安い

海外の仮想通貨取引所は、国内取引所と比較して取引手数料が低く設定されていることが一般的です。

一見、取引手数料が無料の国内取引所と比べると、手数料が設定されている海外取引所の方が高いように思えるかもしれません。しかし、国内取引所では一部でスプレッド (売買価格の差) が広めに設定されていることがあります。

さらに、国内取引所では取引手数料に加えて、出金手数料や入金手数料なども比較的高く設定されている場合が多く、これらの手数料は取引を重ねるごとに累積していき、資産の減少につながります。

そのため、頻繁に仮想通貨の売買を行うトレーダーの方にとっては、取引手数料が低い海外の取引所を利用することが資産運用の観点からおすすめです。

仮想通貨の種類が豊富

海外の仮想通貨取引所では、新規の仮想通貨 (ICO) やエアドロップ後の価格が安く、上昇の可能性が高く、しかも出来高が比較的少ない仮想通貨、通称「草コイン」を多数取り扱っていることが一般的です。

対して、国内の大手仮想通貨取引所（bitFlyer、BITPoint、bitbank等）では、取り扱い仮想通貨の数はせいぜい数十種類と限られており、これらの所謂「草コイン」を扱っていることはほとんどありません。

一方、海外の仮想通貨取引所では、数百種類の仮想通貨を取り扱っていることも少なくなく、草コインも非常に多数扱っています。これにより、投資家は多様な投資先を選ぶことができ、より高いリターンを目指すことが可能となります。

ただし、草コインは上昇の可能性がある一方でリスクも高いため、投資は十分なリスク管理を行いつつ、自己の責任において行うことが重要です。

本人確認書類なしですぐに取引できる

海外の仮想通貨取引所は、必ずしも本人確認（KYC：Know Your Customer）を求めずにアカウント開設を許可し、取引を開始することができます。一方、日本の取引所では金融庁による規制の下、本人確認が必須となっており、パスポートや運転免許証などの身分証明書を提出し、審査が行われます。この審査には数日を要することが多いです。

仮想通貨市場は非常に変動性が高く、短期間で価格が大きく変わることもあります。そのため、すぐに取引を開始したいと思った時に、身分確認の審査を待たずにすぐに取引が開始できる海外取引所の利点は大きいと言えます。

ただし、身分確認が求められない取引所は、ある程度のリスクを伴うことも理解しておく必要があります。その取引所が信頼性が低い場合や不正行為に利用される可能性もあります。そのため、安全性と取引の手軽さを天秤にかけて、自分自身で取引所を選ぶことが重要です。

最大レバレッジが高い

海外の仮想通貨取引所では、レバレッジ取引の上限が国内の取引所と比較して非常に高く設定されていることが一般的です。いくつかの取引所では最大レバレッジが100倍以上に設定されており、少ない資金でも大きな取引を行うことが可能となっています。これは非常に魅力的な機能で、多くのトレーダーが海外の取引所を利用する大きな理由の一つとなっています。

しかし、レバレッジ取引は高いリスクも伴います。レバレッジをかければかけるほど、市場が予想と逆の動きをした場合の損失も大きくなります。そのため、自分のリスク許容度をしっかりと把握した上で、適切なレバレッジを使用することが重要です。

ゼロカットシステムを採用している所が多い

ゼロカットシステムは海外の仮想通貨取引所が採用する大きなメリットの一つです。ゼロカットシステムとは、レバレッジ取引で証拠金がマイナスになった場合でも、そのマイナス分を追加で補填する必要がないシステムを指します。

これにより、利用者は自身の預けた証拠金以上の損失を被ることなく取引を行うことができます。

IEOに参加しやすい

IEO（Initial Exchange Offering）は確かに海外仮想通貨取引所における大きな特徴の一つで、新規プロジェクトへの投資機会を提供します。これは、新たにプロジェクトを立ち上げる企業がトークンを発行し、そのトークンを取引所が投資家に向けて販売することによって資金調達を行う方法です。

海外の取引所では、これらのIEOに参加することで、まだ認知度が低い新規プロジェクトに早期に投資し、その成長に伴って大きな利益を得ることが可能です。一部のIEOは、取引所上場後にその価値が大幅に上昇することがあります。

しかし、その一方で、新規プロジェクトは未知数であり、成功する保証はありません。したがって、IEOに投資する際には、プロジェクトの背後にあるチーム、ビジネスモデル、市場の需要などを十分に調査し、自身のリスク許容度に合わせて投資を行うことが重要です。

海外仮想通貨取引所のデメリット

海外仮想通貨取引所のデメリット・リスクは様々で、それらを理解し、適切な対策を講じることが重要です。海外取引所を利用する前に、デメリットをしっかりと把握しておきましょう。

海外取引所を利用するデメリットは以下の通りです。

アカウントへの不正ログインリスク

海外の仮想通貨取引所を利用するときは注意が必要で、不正にアカウントにアクセスされるケースが多く報告されています。

そのため、高度に複雑なパスワードを設定し、二段階認証を利用することが絶対に欠かせません。

運営会社が不明なケースもある

海外の仮想通貨取引所には、運営会社が不透明なものも少なくありません。海外での仮想通貨規制が厳しくなってきている一方で、運営が確認できない取引所が多数存在し、それは一定のリスクを伴います。

例えば、取引所が突如閉鎖されてしまうといったリスクがあります。これは、特に海外の取引所で長期間にわたり仮想通貨を保有する場合に問題となるかもしれません。そのため、取引に使わない仮想通貨は、安全な外部ウォレットに移動させて保管するのが安全です。

ハイリスクな通貨も存在する

海外の仮想通貨取引所には、大きな利益をもたらす可能性がある一方で、リスクが極めて高い通貨も存在します。急激な価格上昇に乗っかることで大損するリスクも無視できません。

草コインと呼ばれるこれらの通貨は取引者が少ないため、市場価格が不安定で、価格が急上昇した後にすぐに元に戻ることも珍しくありません。

海外取引所で通貨を売買する際には、通貨の長期的な価値に着目することが重要です。その価値は通貨の将来的な可能性や、その背後にある技術によって決まります。どの通貨に投資するかを決定する際には、ホワイトペーパーやコミュニティから情報を得ることが大切です。

入出金に手間がかかることもある

一般的に、海外の仮想通貨取引所は日本円の入金に対応していないことが多いです。そのため、海外取引所に資金を入金するためには、以下の手順が必要になります。

• 国内の取引所で仮想通貨を購入する
• 購入した仮想通貨を海外取引所のウォレットに送金する

一方、海外取引所の仮想通貨を日本円に換金するためには、以下の手順を踏む必要があります。

• 海外取引所から国内の取引所のウォレットに仮想通貨を送金する
• 送金した仮想通貨を国内取引所で売却する

これらの手順は一度やってみるとスムーズに行えるようになるものの、初めての方は少々時間がかかるかもしれません。また、手数料が高い国内取引所を使用すると、コスト面での負担が大きくなります。

そういった観点から、海外取引所に資金を入出金する際には、入出金手数料が無料で、かつ取引手数料も低いGMOコインの利用がおすすめです。

税金が高くなるケースもある

仮想通貨の取引による利益は、海外取引所であろうとも雑所得として課税され、超過累進税率が適用されます。

これは他の給与所得などと一緒に合算され、その合計額に対する税金が計算されるため、仮想通貨取引から得た利益に対する税金が割高になります。

課税される所得金額	税率	控除額
1,000円〜194万9,000円	5%	0円
195万円〜329万9,000円	10%	9万7,500円
330万円〜694万9,000円	20%	42万7,500円
695万円～899万9,000円	23%	63万6,000円
900万円～1,799万9,000円	33%	153万6,000円
1,800万円～3,999万9,000円	40%	279万6,000円
4,000万円以上	45%	479万6,000円

例えば、給与所得が350万円で仮想通貨による所得が50万円の場合、以下のような計算になります。

課税される所得金額 = 給与所得 + 雑所得 (仮想通貨による所得) = 400万円

上記の速算表によれば、所得が400万円のときの税率は20%、控除額は42万7,500円なので、 所得税額 = (350 + 50) × 20% – 42万7,500円 = 37万2,500円

海外取引所で得た利益であっても課税対象となりますので、年間で20万円以上の利益を得た場合、確定申告を行う必要があります。年間の利益が20万円を超えているにも関わらず確定申告を行わないと、延滞税や付帯税が発生し、最悪の場合、刑事罰を受ける可能性もあります。

海外仮想通貨取引所と国内取引所の違い

海外取引所と国内取引所の違いを5つの項目別にみていきましょう。

レバレッジを比較

国内の仮想通貨取引所では、最大でも2倍までのレバレッジしか設定できません。これは2021年4月までは4倍まで可能でしたが、金融商品取引法に基づく規制の強化により2倍に引き下げられました。

以下は、国内取引所と海外取引所のレバレッジの比較表となります。

取引所	最大レバレッジ
国内取引所 (例: bitFlyer)	2倍
海外取引所 (例: Bybit)	125倍

取引所ごとに設定可能なレバレッジが異なりますが、一般的には海外取引所の方が高いレバレッジが設定できます。ただし、高レバレッジ取引は大きなリスクも伴いますので、その点は注意が必要です。

例えば国内取引所bitFlyerにおいて1万円の資金でレバレッジ取引をすると、2万円分のポジションを持てます。一方で、Bybitで1万円の資金でレバレッジ取引をすると、最大125万円のポジションを持てるのです。

Bybitで10,000円分の利益が出た際に、125倍のレバレッジを掛けていれば、125万円分の利益がでることになります。

海外取引所のレバレッジ取引は、少ない資金でも大きな利益を狙うことができるので、一攫千金を狙いたい方にはおすすめです。

手数料を比較

国内と海外の仮想通貨取引所では取引にかかる手数料にも違いがあります。

一般的に、海外の取引所は国内のものよりも取引手数料が安い傾向にあります。特に、アルトコインの取引手数料は、国内の取引所では比較的高めに設定されていることが多いです。

これは主に、国内の取引所がアルトコインを販売所形式で取り扱っているのに対して、海外の取引所は主に取引所形式でアルトコインを取り扱っているためです。

また、国内取引所はスプレッドが広く設定されていることが多く、これも取引コストの一部となります。このような点から、取引手数料を重視するなら、海外の仮想通貨取引所を利用するのがおすすめです。

ゼロカットシステム

多くの海外仮想通貨取引所は、ゼロカットシステムを導入しており、一方で日本の国内取引所はこのシステムを利用していません。

これは大きな違いで、口座残高がマイナスになった際の取扱いに影響します。国内の取引所で口座がマイナスになると、そのマイナス分はユーザーの借金となります。

しかし、ゼロカットシステムを導入している海外取引所では、ユーザーの口座がマイナスになった場合でも、その損失は取引所が負担します。これはつまり、ユーザーは追加で借金を背負うことはありません。

例えば、口座残高が10万円で100万円の損失が出た場合、国内取引所では10万円 – 100万円 = -90万円となり、これがユーザーの借金となります。一方で、同じ状況の海外取引所では、ユーザーの借金は発生しません。

ただし、このシステムが存在するからと言って無謀な投資をするべきではありません。リスクを理解した上で取引を行うことが重要です。

取り扱い通貨数

海外の仮想通貨取引所と国内の仮想通貨取引所では、取り扱い通貨の種類にも違いがあります。

国内の取引所では、主要な仮想通貨約20種類が取り扱われているのが一般的です。これに対して、海外の取引所では100種類以上、時には数百種類の仮想通貨が取り扱われていることも珍しくありません。

これは海外取引所の大きな魅力であり、投資先の選択肢が大幅に広がります。多くの選択肢があることは、価格上昇のチャンスを探す際の可能性を広げます。

しかし、もしビットコインやイーサリアムなどの主要な通貨の取引にしか興味がない場合、国内の取引所でも十分に対応可能です。国内取引所の利点としては、日本語対応や日本の法律に基づく運営など、ユーザーサポートが充実している点が挙げられます。

ボーナス・キャンペーン

国内の仮想通貨取引所と海外の仮想通貨取引所では、ボーナスやキャンペーンの規模や内容に違いが見られます。多くの場合、海外の取引所の方がより豪華なボーナスやキャンペーンを提供しています。

海外取引所では、新規登録者へのウェルカムボーナスや、取引量に応じたキャッシュバック、定期的な取引コンテストなど、様々な種類のボーナスやキャンペーンが頻繁に行われます。これは顧客獲得や取引活性化のための一環となっており、利用者にとっては大きなメリットとなります。

一方、国内の仮想通貨取引所でもキャンペーンは行われますが、その規模や内容は海外取引所に比べて控えめな傾向にあります。これは国内の取引所がより厳格な規制環境下で運営されていることや、リスク管理の観点から比較的慎重にキャンペーンを展開していることが理由と考えられます。

ただし、これらのボーナスやキャンペーンには必ず利用条件や期間などが設けられているため、利用する際には詳細をよく確認することが重要です。

海外仮想通貨取引所での取引に必要なもの

取引資金

仮想通貨取引を始める上で第一に必要なのは資金です。

どのくらいの資金を用意するのかは、自身の投資目標やリスク許容度、資産状況などによって変わります。1万円から始めることも可能ですし、より多額の資金で取引を始めることも可能です。

ただし、仮想通貨投資はその価格変動が激しいため、投資した資金を全て失う可能性もあります。

そのため、以下の点を考慮することが重要です：

1. 投資する資金は、生活費や必要経費に影響を与えない範囲であること。
2. 投資による損失が生じた場合でも、生活に影響が出ない程度の金額であること。
3. 価格変動のリスクを理解し、必要に応じて分散投資を行うこと。

これらを考慮しながら、自分自身でしっかりと管理できる範囲の資金で投資を始めることが推奨されます。また、投資は自己責任で行うものであるという点を理解しておくことも重要です。

国内仮想通貨取引所の口座

大部分の海外仮想通貨取引所は日本円による出入金をサポートしていません。そのため、仮想通貨を購入し、それを海外取引所の口座へ送金するためには、国内の取引所が必要になります。

その中でも特におすすめなのが、取引手数料が低く、入出金手数料が無料のGMOコインです。

海外仮想通貨取引所の口座

次に必要なのは海外仮想通貨取引所の口座開設です。

海外の取引所は、国内取引所と比較して、口座開設が簡単で審査も迅速に行われます。そのため、手続きを始めてからすぐに取引を開始することが可能です。

本人確認書類

海外の取引所でも国内と同様に、本人確認が必要な場合があります。また、本人確認を行わないと出金に制限が設けられる取引所も存在します。したがって、本人確認のための書類を準備しておくことをお勧めします。

海外取引所で通常使用可能な本人確認書類は以下の通りです。

これらの書類をスキャンまたは写真で撮影し、提出してください。注意すべき点として、書類は全部がはっきりと見え、四隅が切れていないことが必要です。また、改ざんや隠蔽がないこと、有効期限が切れていないことを確認してください。

海外仮想通貨取引所での安全な取引実現のために必要なこと

二段階認証の設定を行う

多くの海外取引所では、ユーザーのセキュリティを確保するために二段階認証を実施しています。

この二段階認証とは、IDとパスワードに加えてワンタイムパスワードやセキュリティコードの入力が必要なセキュリティ体制のことを指します。

二段階認証を設定することにより、セキュリティレベルが高まり、同時にパスワードを紛失した際のリスク対策ともなります。したがって、取引所に登録する際は、必ず二段階認証の設定を行うことを強く推奨します。

資産は外部ウォレットで管理する

長期間にわたり仮想通貨を保有する場合、ハードウェアウォレットでその仮想通貨を管理することを推奨します。

ハードウェアウォレットとは、仮想通貨のデータを物理的に保存する装置で、紙媒体やPC内のデータよりも安全性が高いとされています。仮想通貨の情報はハードウェアウォレット内に保存されるため、紛失や盗難のリスクを大幅に軽減することが可能です。

フィッシング詐欺対策を設定する

フィッシング詐欺は、詐欺師が正規のサイトを装い、メールなどを通じてユーザーを誤ったウェブサイトに誘導し、アカウント情報やクレジットカード情報などを盗む手口を指します。

これを防ぐために、きちんとしたフィッシング対策が必要となります。

以下に挙げる主要な海外仮想通貨取引所では、フィッシング対策コードという機能を導入しています。

フィッシング対策コードを設定すると、公式サイトからのメールにそのコードが含まれる形で表示されます。これにより、送られてきたメールが公式からのものであるか、フィッシングメールであるかを判断することが可能となります。

少額でのテスト送金を習慣づける

仮想通貨の送金時には、送金先のアドレスやネットワークを正確に入力することが求められます。これらの情報が間違ってしまった場合、資産が失われる可能性があります。

送金先のアドレス等を入力する際には、コピーやQRコードの読み込みを活用しましょう。これにより、入力ミスのリスクをある程度軽減することが可能です。

更なる安全性を確保するためには、最初に少額の送金を行い、送金先アドレスが間違っていないことを確認するのがおすすめです。

このような少額の送金にも手数料が発生しますが、全額を失うリスクに比べれば十分に受け入れられるコストと言えるでしょう。

海外仮想通貨取引所に関するQ&A

海外仮想通貨取引所比較ランキングまとめ 

仮想通貨投資には、海外の仮想通貨取引所を利用することが一般的になってきています。海外の仮想通貨取引所には様々な種類があり、利用する前に比較検討することが大切です。

取引をする前に、取引手数料やレバレッジ、取り扱い通貨数などを比較することで、それぞれの取引所のトレードコストが分かります。

また、海外仮想通貨取引所のメリットやデメリットをしっかりと理解して口座開設をしましょう。