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住宅ローン破綻者が出るのは想定内 長期返済の見通しを立てよう

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住宅ローン破綻者が出るのは想定内 長期返済の見通しを立てよう

 住宅購入といえば住宅ローンですが、返済で不安を感じることはないだろうか? 1年・2年の短期返済なら、返済が滞る不安は少ないが、20年以上の返済となると【失業】、【入院】、【教育費】、【老後】への備えも必要となり不安は少なからず抱えているもであろう。

 住宅のチラシを見ていると『家賃並みの支払』や『増税前のチャンス』などのキャッチコピーがあり、誰でも購入できそうになるが、そんなものは幻想にすぎない。本気で購入したいなら、あなたが購入を決めたタイミングで決めれば、それが正解なのです。住宅購入で大切なのは自分への説得です。

 長期返済の意思を確かめることです! 『返済の見通しの根拠を自分に説明できる』根拠があれば、長期返済にも耐えていけることでしょう。長い人生で何が起きるのは誰にも判りませんが、住宅ローンって『家族への保険』とも考えられるのです。

 住宅ローンの返済が始まると、『返済の不安』が強くなる傾向かありますが、住宅ローンを組むと、団体信用生命保険・機構団信に加入できますので、万が一の場合が起きたとしたら、保険適用で住宅ローンの残債が一気に0円です。残された家族にとっては、住宅ローンは、定期保険よりも優れた保険として考えることもできるのです。

 住宅ローンの保険に加入していれば、現在加入している保険を見直すこともできるので、家計としては節約効果は期待できることでしよう。

 重要なことは、20年・30年と続く借金を効率よく返済して行くための見通しを立てることです。不安要素は誰にでもある一方で、買い手側の金融機関としても同じことです。銀行としても、融資したお金が回収不能になるリスクは負っています。

 ただし、多少見解のズレみたいなものが金融機関に存在しています。実は、貸し手側の金融機関は、住宅ローンの契約者の全員が完済できるとははじめから思っていないのです。

 返済不能の可能性を決めつけているようで嫌な感じですが、融資事業ですから、一定数の破綻者が出ると折り込んで融資しているのも仕方がないことかもしれません。破綻者が出るのは常識として考えて、融資を実行する? ちょっと複雑な気持ちですね。(執筆者:村井)

《村井 一則》
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村井 一則

村井 一則

ノーリエ合同会社 代表社員 北海道札幌市出身。理容師免許取得後サロン勤務・管理職・店舗経営を経て、2004年に訪問理美容の専門事業を展開。事業拡大に伴い2011年4月にノーリエ合同会社を設立。現在、福祉系FPの年金アドバイザーとして、老後の資産設計や介護に関する悩みをお持ちの方のご相談のサポートとして活躍。メール無料相談も実施中しておりますので困ったことがありましたらお気軽にお尋ねください。 寄稿者にメッセージを送る

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