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働き世代の4割は『老後難民』予備軍 私が実践している対策はこれだ!

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働き世代の4割は『老後難民』予備軍 私が実践している対策はこれだ!

 『値引き合戦』、『低賃金化』の煽りを受けて、65歳までに十分な老後資金を用意できないで苦しんでいる40代からの現役世代。私が18歳~25歳頃は給料が毎年4万円以上は昇給していたが…今では過去の話。これからの時代は、日々のやりくりだけでなく、お金の使い方・貯め方を勉強していかなければならないのです。

所得の動向から導いた私の対策

 政府は景気対策・年金問題に取り組んでいますと言うが、どんなに頑張ろうとも “金銭的負担が増えるのは避けて通れない”と私は確信しています。

 要因として大きく4つ

・国の財政を支える年齢20~60歳の世代が減少している。

・非正規雇用の人数が多過ぎる。(平均所得の伸び悩み)

・人口減少に伴う内需産業の冷え込み

・投資が増えていない


これらのことを考えると急激な経済成長を見込めず、個人の財産も微増はするものの、金銭的な豊かさは期待できないと言えるのです。


 ならばどうする?

 個人でできる対策はないのか?

 私が実践している対策まずは『老後に必要な予算を見積もる』、『生きた銭の使い方をする』の2つです。

老後の予算を見積もるために『みえる化』する

 私たちが『老後難民予備軍』、『老後難民』にならないためには、数十年先の「衣」、「食」、「住」の費用を見積もって準備していくことが必要です。

 見積もりと聞くと面倒な作業に感じますが、調査資料を参考にすれば誰でも簡単に調べられます。

 生命保険文化センターの「平成25年度 生活保障に関する調査」によると夫婦2人の最低生活資金が毎月約22万円・余裕ある生活資金で約35万円必要になるようです。驚く人は多いのですが、老後の生活費をザックリした数字を示すと、「夫婦2人で1億円」が必要なんです!

 個人差はありますが、この数字を元に計算すると余裕のある老後生活費を望むならの金額です。なおこの費用には医療費・介護費用などは含まれていないので、さらに毎月3~5万円程度の費用負担は覚悟しておかなければならないのです。

 老後の予算を『みえる化』しただけですが、おおよその金額を知ったことで貴方は「お金と向き合った」ことになります。将来、老後資金を知っただけでも十分なのです。将来に対する心構えとお金と真剣に向き合うことが大切なのです。不安に感じたなら、この瞬間から少しずつ知識を学んでいけばいいのです。判らないことがあればファイナンシャル・プランナーに相談することもできます。

見えない数字を見ることは老後資金に限ったことでない

 最近では省エネ家電の普及で「1日の光熱を金額やイラストで表示」する機能が増えており便利になりました。節約術はさらに進化したと言っても過言ではありません。

 参考までに我が家の実績をお伝えします。

 我が家では毎日の光熱費を『みえる化』することで昨年度と比較して、光熱費30%程度削ることができました。何となく使っている「水」、「電気」、「ガス」、「ガソリン」、「灯油」は、可視化するだけで節約できるのだから凄い効果です。

村井家の家計は、節約できたお金は生き銭として活用例

光熱費で浮いたお金 ⇒  老後資金

食費        ⇒  外食・旅費

通信費       ⇒  投資信託・株投資

 節約できたお金の使い道を決めることでメリハリのある使い方ができるのです。

 ストレスなく貯める貯蓄法を見つけ出すのもFPとしての醍醐味ですが、毎日が楽しく暮らせるよう応援できれば嬉しく思います。(執筆者:村井 一則)

《村井 一則》
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村井 一則

ノーリエ合同会社 代表社員 北海道札幌市出身。理容師免許取得後サロン勤務・管理職・店舗経営を経て、2004年に訪問理美容の専門事業を展開。事業拡大に伴い2011年4月にノーリエ合同会社を設立。現在、福祉系FPの年金アドバイザーとして、老後の資産設計や介護に関する悩みをお持ちの方のご相談のサポートとして活躍。メール無料相談も実施中しておりますので困ったことがありましたらお気軽にお尋ねください。 寄稿者にメッセージを送る

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