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JCBのクレジットカードは海外に弱いというのは本当か? 香港に行って調べてきました

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JCBのクレジットカードは海外に弱いというのは本当か? 香港に行って調べてきました

 先日ネットサーフィングをしていたら、クレジットカードに関するこんな情報が飛び込んできました。


≪画像元:The Nilson Report http://www.nilsonreport.com/≫

※本コラム全画像はクリックで拡大します

 簡単に訳すと、2012年ブランド別クレジットカード取引高。カード業界の取引高49.6%を占めるのはVISA。日本発ブランドJCBはたったの2.3%です。それを見て冷や汗が出てきました。

 最近、「リクルートカード プラス」を作ったばかりなんです。

 ご存知の通り、「リクルートカード プラス」のクレジットブランドはJCB。「じゃあ、還元率2.0%だけど国内でしか使えない? 海外に行ったらやっぱりVISAじゃなきゃダメ?」と思っちゃったんです。

 「還元率は1.0%だけど、やっぱり楽天カードのほうが便利なの…?」 考えすぎて何だか混乱してきました。混乱を静めるためにどうすれば良いか数分考えた結果、実際に海外に行ってみてJCBは使えるかどうか調べたら良いんじゃない? という結論に。

 さっそく飛行機の手配を。目的地は近場の香港、飛行機は香港エクスプレスに決定。理由は、ただただ安いから。忘れていけないのは、今回の旅目的であるクレジットカード。

(1) リクルートカード プラス(JCB)
年会費2,000円+税
ポイント還元率2.0%
(2) 楽天カード(VISA)
年会費無料
ポイント還元率1.0%

 この2枚を財布に忍び込ませ、いざ香港で「JCB vs VISA」対決

まずは羽田空港内へ!

 羽田空港ターミナルに着くと、まず見かけたのが「JCB空港サービスデスク」。

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≪羽田空港国際線ターミナル3F出発ロビー(京急線駅構内)≫

 このサービスデスクというのは、海外の優待情報をJCB会員に提供するのが目的で開設されたもの。海外優待パンフレット配布、海外のJCBプラザ案内、キャンペーン紹介をしてくれますので、JCB会員(JCBのクレジットカード保有者)はちょっと立ち寄ってみると良いのでは。JCBさん、なかなかやりますね。

 次は、チェックインのため出発ロビーへ。


 羽田空港って近代的というかモダンな空港という印象です。イルミネーションが綺麗で、JCBカード調査のことをほんのひと時忘れちゃいました。床が綺麗で鏡のようですね。とある外人さんが「日本人が世界で一番きれい好き」と言っていたのを思い出しました。この床を見る限り、否定はできないかも。

 一瞬とはいえ床に惚れてしまった自分。我に返り、足早にチェックイン。そしてセキュリティチェックを済ましました。出国手続きを済ますと、立ち寄りたくなるのが免税店。文字通り税金がかかりませんから、お手頃なものを買いたくなりますね。

 今から出国なのに買う必要はない? いえいえ、今回はJCBクレジットカード調査。日本国内でJCBカードが使えるか確認しないといけませんから。そこで、免税店でお手頃な商品を一つ買うことにしました。買ったのは…

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 聖護院八つ橋「聖(ひじり)」。なぜ八つ橋かと言いますと、関東人にとってなかなか食する機会のない八つ橋ですから。それに500円ほどという安さにもひかれました、実を言うと。

 それより大切なのは、免税店で「JCBカード」が使えるかどうか。会計時にリクルートカードプラスを出すと、問題なく使えました。会計前に、まずボーディング・パスの提示を求められましたけどね。

 国内免税店でもJCB問題なし、と。

 さあ、いよいよゲートの方へ。ウキウキしながら歩いていると、左手に出現したのは「空港ラウンジ」。


 あのエスカレーターを上ると、一般カード保有者は利用できない空港ラウンジがあるわけですね。きっと、ふっくらしたソファ、美しい夜景、そして無料サービスのドリンクや軽食があるのでしょう。今回はおあずけです。

 ちなみに空港ラウンジを利用できるサービスは、ゴールドカードを含むグレードの高いカードに付帯されているものです。空港での待機時間が長い時などは特に利用したくなるもの。年に最低でも1回は海外へ行くのであれば、空港ラウンジサービス付帯のゴールドカードを保有して損はないかと思います。

 さて、夜中の便で香港へ。

香港に到着。香港でJCBは通用するのか?

 実は、香港に着いたら香港空港内で行きたいところがあったんです。それが、出発ロビーに設置されている「Agnes b. Cafe (アニエス・ベー・カフェ.)」です。

 フォートラベルで口コミを見たことがあるのですが、かなりの高評価。「モンブランが美味しい」というコメントが多く見られ、コーヒーもなかなかの評判です。(アニエス・ベー・カフェ.香港国際空港店 byフォートラベル)

 コーヒーもモンブランも大好きな自分。これは行かないわけにはいきません。「リクルートカードプラス」を片手に、出発ロビーのKカウンター付近へ。


 ありました。口コミ通りです。目立たない場所にはありますが、一日中お客は多いとのこと。写真を撮ったのはオープンしたばかりの朝7時過ぎですので、まだお客は誰一人いません。いませんね…。朝早いからでしょう。そう自分に言い聞かせて、さっそくカウンターへ行き、コーヒーとモンブランを注文。そして「リクルートカードプラス」を出すと…

「JCBは使えませんので、VISAかAMEXにして下さいます?」

 一瞬思考停止。そして「JCBは使えない」という言葉が頭の中でエコーして聞こえてきました。JCBは使えない? じゃ、じゃ、じゃあ楽天カード(VISA)しかないということで、仕方なくVISAで支払いです。

 JCBは使えない(ことがある)。これが現実なんだと噛みしめました。世界有数のクレジットブランドJCBとはいえ、やはり海外では弱いのか? と感じた一瞬であります。でも、一度だけ使えなかったからと言って、JCBをダメだしするのは違いますよね。それではJCBさんに失礼です。色々な場所に行って使えるかどうか調べないといけません。そのために香港まで来たのですから。

 じゃあ、スタバはどうなんだ? ということで、アニエス・ベー・カフェ向かいのエスカレーターを下りたところにあるスタバに行ってみました。スタバさん、香港のスタバさん、JCBは使えますか? と。


 また「JCBは使えません」って言われたらどうしようと思いつつ、頑張る自分。スタバ店内のカウンター付近へ行くと…


 利用できるクレジットブランドがはっきり表示されているじゃないですか。「JCB」の文字があります! よく見るとその他ブランドは白字なのに、JCBだけなぜかカラー表示。妙に嬉しい自分がいます。

 香港空港内のスタバで、JCB使えます。

 気分を良くして、今度はバスで15分ほどのところにある「シティゲート・アウトレット」ショッピングモールへ。ノボテルホテルと併設されている巨大モールです。有名ブランド店舗やスーパーが入るモールでして、次のフライトまでの待ち時間に買い物に来た、という感じのお客も多数お見受けしましたね。

 これだけ外国人が集まるモールなら、JCBも使えるでしょう? と思いつつ地下のスーパーへ。すると…


 やりました。JCB使えます。問題ありません。使えるのが分かったので、ここでは特に買物はせずに違うお店へ。

 空港内のアニエス・ベー・カフェ以外は、たいていJCBが使えます。これなら、還元率2.0%の「リクルートカードプラス」で買物すれば、どんどんポイントが貯まりますね。安心し、しかも気分が良くなったので、香港の「麺屋武蔵」でラーメンを食べて帰りました。


 チャーシューがビックリするくらいデカくて、テンションが妙に上がってしまいました。

まとめ

 JCBクレジットカードは海外で弱いのか、香港で調べてきました。結論は、弱くはない、と言えると思います。もちろん、今回は香港空港内だけなので、香港すべての観光スポットをまわったわけではありませんが、十分使えそうです。

 ただし、予備のVISAカードは必須です。冒頭のデータでもありましたように、業界取引高の半分はVISAによるもの。VISAをメインまたは予備に据えることが海外旅行の絶対条件でしょう。

 年会費や還元率というコスパ条件だけでなく、クレジットブランドという視点でクレジットカードの選別が大切です。さもないと、アニエス・ベー・カフェでコーヒーもモンブランもいただけませんから。(執筆者:堀 聖人)

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《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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