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家計簿つけで身につけたい、たったひとつのこと ~主婦の金バナ(2)~

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家計簿つけで身につけたい、たったひとつのこと ~主婦の金バナ(2)~

10年家計簿がつけられなかった私

私は結婚してから最初の10年間、家計簿がつけられなかった。「つけなかった」のではなく、何度も何度もトライしたけれど続かなくて「家計簿がつけられなかった」のだ。

毎年、年の始め(というか年末)には、新しい家計簿を買っていたし、大枚をはたいて家計簿ソフトを買ったこともある。「自分仕様カスタマイズにすれば続くかも」とエクセルで自作の家計簿を作ったことも。ありとあらゆることを試したがダメで、何度、レシートの山を捨てたことか! 今、思い出すだけでも、敗北感を伴ったドヨーンとした気分になる。

相性の良い家計簿に出会う

そんな私が家計簿をつけられるようになって、8年が経つ。その理由は、ひとえに相性の良い家計簿と出会ったから。「家計簿が続かない!」と思っている人は、もしかしたら相性の良い家計簿に出会っていないだけなのかもしれない

私が愛用していたのは、高橋書店から出ている“プチ家計簿”だ。


≪画像元:プチ家計簿(高橋書店)http://www.takahashishoten.co.jp/housekeep/31701.html≫

“プチ”とついているだけあって、小遣い帳のようなラフな大きさ。費目も7項目しかないので、メモ感覚でつけられる。896円(税込)というランチ1回分の価格も、「とりあえずトライしてみるか」という気分になるらしく、「家計簿が続かない」と嘆いていた友人達も、こぞってトライアルしていた。




≪家計簿が続かなかった私が8年も続いている…≫

ペース配分を体で覚える

プチ家計簿の特筆すべき点は、見開き1ページが1週間になっていること。その月が何曜日から始まろうと、とにかく1日~7日が1ターム。その後も7日間ずつ、見開きで進み、1カ月を5週間として考える。

それの何が良いのか?

答えは「1週間単位で、自分のお金を管理できること」だ。

いきなりマラソンで42キロを走り切るのは難しい。それと同じで、家計の配分も1カ月単位より、1週間単位から始める方が、ペース配分がしやすい。かつ、予算がオーバーしてしまっても、1週間という単位であれば、翌週でリカバーできる可能性は高い。最初から1カ月を目指さず、最初の一歩(1週間)を着実に踏み出すことが大切だ。

基盤のある女性は、強く優しく美しい

家計簿をつけるということは、結局、「我が家の歩幅」を把握する作業なのだと思う。我が家は1週間に、どれくらいお金がかかるのか?

まず、1週間の歩幅を把握する。それができたのなら、次は1カ月の歩幅に挑戦する。こんなふうに少しずつ(記帳する)距離を伸ばし、最後は1年間の歩幅を知る。それを毎年、積み重ねた記録は、そのまま我が家の軌跡になる。

だから、家計簿つけで身につけたいたったひとつのことは、我が家の歩幅を知ることだ。「基盤がある女性は、強く優しく美しい」。このキャッチをつけた女性誌は、前年実売の130%アップだったとか。今の時代、女性が求めるものは、確かな基盤。「我が家の歩幅」を知ることは、基盤づくりに必ずや役立つことだろう。(執筆者:楢戸 ひかる)

次回記事はこちら
家計簿を続けるために私が割り切ったこと4つ ~主婦の金バナ(3)~


《楢戸 ひかる》
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楢戸 ひかる

楢戸 ひかる

HP「主婦er」を通じて、「これからの主婦の在り方」を、発信中。 吉祥寺の人気カフェ、A.K.Laboで、マネーライター歴20年の経験を生かしたお金についての個人セッションをしています。 <保有資格>:FP技能士2級 寄稿者にメッセージを送る

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