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高いプロパンガス料金に困っている消費者へのアドバイス

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高いプロパンガス料金に困っている消費者へのアドバイス

プロパンガスの料金を30~40%下げることは可能です


プロパンガスの料金について、あまりにも多くの消費者が誤解しています。しかし、ここでご紹介する方法を使えば料金は簡単に30~40%下がります。

しかも、これっぽっちも努力しないで、一円のコストもかけることなく実行できます。

まず、多くの消費者の誤解についてご説明しましょう。これは、私たち「一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会」が7年半の期間に、延べ約5万人のプロパンガス消費者の方から相談を受け、延べ1万数千件のガス会社変更をお手伝いした経験からわかった、紛れもない事実です。

ガス代を下げる前に理解しておくべき3つの誤解

誤解1. プロパンガスは「公共料金」である
正解→ 「自由料金」が正解

一番の誤解は、プロパンガスを「公共料金」だと思っていることです。こういう方が圧倒的に多いのはある程度理解できます。

なぜなら、つい先日まで電気も(2016年4月1日からは自由料金になった)公共料金だったし、都市ガスや水道は今も公共料金だから、同じライフラインであるプロパンガスもそうだろうと考えるのはむしろ自然かもしれません。

しかし、プロパンガスはずっと自由料金です。価格を決めるのは経産省でもエネルギー庁でもありません。

全国に約2万1,000社あるプロパンガス販売会社の社長さんの気分次第で、いつでも好きな時に値上げも値下げもできるのです。

誤解2. プロパンガス会社は「統一価格」である
正解→ 「各戸バラバラ」が正解

「隣の奥さんにガスの検針表を見せてもらって、自宅よりも随分安いことにショックを受けた。プロパンガスの単価はどこも同じだと思っていたので」という声を良く聞きます。

実は、プロパンガスの1立方メートル当たりの販売単価は各戸バラバラです。隣近所が10軒あったら、10軒とも違う価格が適用されていると言っても過言ではないです。

なぜこのようなことが起こるのかというと、プロパンガス会社には非常に多くの料金表があるからです。会社の規模が大きくなるほど料金表は増えていきます。

大手の販売会社には100種類以上の料金表があり、新規の顧客にどの料金表を適用するかについてのルールはなく、極端に安い価格でない限り担当営業マンの判断に任されているのが実態です。

誤解3. プロパンガス会社は「地域毎」に決まっている
正解→ 「何も制限はない」が正解

都市ガスはその通りですが、プロパンガスは違います。事業所から直線距離にして20km以内、かつ緊急時に30分以内に駆けつけることができるエリアであれば、どこにでもプロパンガスを供給することができます。

また、業務提携している同業者に保安業務や配送を委託することで、さらに遠くのお客様にガスをお届けすることも可能です。

プロパンガス販売店を変更することが“普通”になりつつある関東圏では、前の家はA社で後ろの家はB社、右隣はC社で左隣はD社、そして自宅はE社と契約しているなどという状況も現実のものになりつつあります。

どうすればガス代を劇的に下げられるか?

基本的な誤解が解けたところで、ここからが本題です。これっぽっちも努力をしないで、1円のコストもかけずにガス代を30~40%も下げるにはどうしたら良いのでしょう。その答えは、

ガス会社を変更すれば良いのです

ガス会社の変更はツボさえ押さえれば簡単です。

政府もエネルギーコストの削減には熱心で、4月1日からは電力会社の選択が自由になり、来年の4月からは都市ガス会社も選択できるようになります。プロパンガス会社を変更してエネルギーコストを削減することは政府のお奨めでもあると言えます。

ただし、以下のような場合には、一般のプロパンガス消費者がすべて自力でやろうとしてもうまくいかない可能性が高いです。

プロパンガス会社の変更が難しい3つの理由


理由1. 業界では「しがらみ」のために切替を拒否されることがある

プロパンガス会社は同じエリアの中で30年も40年も商売しているので、保安業務や配送業務をお互いに委託しているとか、問屋さんなら販売店にプロパンガスを卸しているとか、社長同士がゴルフ仲間であるとか、様々な「しがらみ」が存在しています

そのようなしがらみがあると、ガス会社の変更を受け入れてくれないのです。プロパンガス会社であればどこでも変更できる訳ではないことを、しっかり頭の中へ入れておいてください。

理由2. そもそも切替をやらないガス会社が多い

プロパンガス業界には、「他社の顧客を取らない」という悪慣習が根強く残っていて、保守的なガス会社はそれを頑なに守っています。

そういう会社に相談しても「当社はそういうことはできません」と言われてしまいます。

どこがそういう会社なのかはウェブサイトや会社案内には明記されていないので、切替を受け入れてくれる会社を探すことからスタートしなければならないのですが、事情は各都道府県によってまったく異なることもあり、ハードルは非常に高いです。

理由3. 変更後に不透明な値上げをされる例が頻発している

折角各種のハードルを越えてガス会社を切り替えたとしても、その会社の料金がいつ不透明な値上げをされるかわかりません。

誤解1.」でもご説明したように、ガス会社の都合でいくらでも値上げすることができるので、当協会のように「ガス料金見守り保証」でもない限り、一旦安くなったからといって安心していることはできないのです。

プロパンガス会社が勝手な値上げをしないことを、どのように約束してくれるのか良く確認することが重要です。


ガス料金見守り保証

≪ガス料金見守り保証≫

プロパンガス会社の変更はツボを押さえて行えば簡単ですが、自己流でやるとトラブルまみれになる可能性が高いです。上記のアドバイスを良く理解された上で取り組まれることをお奨めします。(執筆者:鈴木 秀男)

《鈴木 秀男》
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鈴木 秀男

鈴木 秀男

一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会 代表理事 1980年東芝パソコンシステム入社。勤務の傍ら1990年より、世界最大の人材教育機関「デール・カーネギー・コース」ニューヨーク本部公認トレーナーとして、セールスパーソンのトレーニングに従事。20年間で約3,000人を指導。2011年、一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会 代表理事に就任。高いプロパンガス料金に困っている消費者にアドバイスをする一方、希望者に適正価格の優良ガス会社を紹介している。現在12名のスタッフと、年間約8,000人の消費者からの料金相談に無料で対応している。 寄稿者にメッセージを送る

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