デイサービスに行かなくても自宅で家族と一緒に「好奇心」や「達成感」を味えるレクリエーションを紹介します»マネーの達人

デイサービスに行かなくても自宅で家族と一緒に「好奇心」や「達成感」を味えるレクリエーションを紹介します

デイサービスの存在は知らな方はいないくらいに周知されるようになりました。

介護サービスが必要になると、まずはデイサービスへ通いましょうと進めるケアマネージャーも多いのですが、1日の介護費用を考えるとデイサービスも安いとはいえません

そこで今回はデイサービスへ通わなくても、ご自宅でもできる効果的なレクリエーションを2つご紹介していきたいと思います。デイサービスといっても特別なことばかりを提供しているわけではないのです。

1. 馴染みの歌を唄う




デイサービスでは、必ず唄う時間が設けられています。昔唄っていた歌や、よく聴いていた歌は何年経っても忘れていないものですね。私たちも数年前や学生時代に唄っていた歌は意外にも覚えていて驚くご経験もあるのではないでしょうか。

この時大切なのは、ご本人がよく唄っていたお好きな歌をチョイスすることです。童謡、歌唱、演歌、歌謡曲など
「どんな歌聴いていた?」
と聞いて、図書館などで昔の歌集などを借りてきて昔の歌を唄ってみることです。

初めは照れがちなご本人も、楽しくなってきていろいろと唄いはじめてくれます。そのうちに、
「この時は女学校の時に…。兵隊さんを送りながら…。」
など思い出を話してくれます。その時の時代のエピソードを語り始めてくれたらぜひ聞いてあげてください。

昔のことを思い出すという脳の働きが脳を活性化してくれます。これは『回想法』といって、認知症ケアにも有効で取り入れられている手法につながっています


2. 昔懐かしいあそび



折り紙、おはじき、お手玉、こま回し、どれも昔は大いに精を出していたあそびです。私たちよりも上手な方が多いのも事実です。

お手玉などは、「できるかしら」とおそるおそる手にとられますが、大抵はからだが感覚を覚えていて「やってみたらできた!」がほとんどです。おはじきなどは私たちよりも、ルールを知っていていろいろな遊び方を教えてくれますよ。

懐かしいエピソードを回想してくれる機会が多いのはこま回しです。こま回しなどは男性の方にお勧めです。最近では100円ショップなどで綺麗なこまを揃えてあることが多いので、外出できる方はむかしのあそび売り場を目的地にして、散歩に連れ出してあげることも有効です。

デイサービスでも目的のない外出は不人気で通所されている皆さんも行きたがりません。ご自宅からの外出は大変ですがヘルパーやご本人の体調に考慮しながら実施してみると、ご本人にとっては気分転換と、達成感を感じることができて他の生活面にも息が吹き返ります。


デイサービスで取り入れている理由

記憶力が低下して自信を無くされている方も多いものです。1つのことができなくなると全部できないと錯覚して何もしなくなってしまう傾向があります

デイサービスのスタッフは、歌や昔のあそびなど体が覚えていることは、物忘れが始まった高齢者の方にもできることを知っています。

できないからと手に取ろうとしない高齢者もいますが、他の方が試しているのをみながらご自分もやってみるという方も少なくありません。始めはできなくても、
「昔ほどできるようにやってみよう」
という志しが大切なのです。できなくてもリハビリになっています

お手玉などは、ハギレがあれば中身は小豆がなくても米粒で代用ができますから、作り方を教わりながら一緒にお手玉を作るといった時間も時には良いですね。この時も昔の話を聞きながら行うことがコツです。

好奇心や達成感を味わってもらうのが目的




介護スタッフは上手い下手は見ていません。やってみようと思う好奇心や向上心、出来たという達成感などの気持ちを持ってもらうことを目的としています。普段は忘れていたり諦めている気持ちを一転させることができれば、何もしないで寝たきり生活へ向かってしまう生き方を介護予防への道へ方向転換ができるわけです。

今回のご紹介ではデイサービスへ通うメリットとも言い換えることができますが、介護費用をかけなくてもご自宅でも使える代表的なプログラムをご紹介しました。少しのきっかけで、大きく介護費用削減につなげられることをいつまでもお忘れなく。(執筆者:佐々木 政子)

この記事を書いた人

佐々木 政子 佐々木 政子»筆者の記事一覧 http://manetatsu.com/author/msasaki/

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう!

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