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40年で96万円と驚くほど高額の地域も… 住宅購入前に調べておきたい「町内会費」

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40年で96万円と驚くほど高額の地域も… 住宅購入前に調べておきたい「町内会費」

これから住宅を購入するみなさん、購入のときだけでなく、住む間ずっとかかるお金についてイメージできていますか?

住む場所で固定資産税が違うというのはよく知られていますが、地味に一生払い続けることになるのが「町内会費や自治会費」です。

「町内会費って、月に300円くらいでしょ?」

と、思うかもしれません。ですが地域によってさまざまであり、月に数千円という高額なところもあるのです。

ちなみにうちは300円。標準だと思いますが、過去に4~5回ひっこしたうち住んでいた中では、500円だったり、集合住宅の自治会費500円+町内会費500円で合わせて1,000円払っていたりと、まちまちでした。


町内会費は必ずかかる経費

日本ではほとんどの地域で町内会や自治会制度があり、住人は必ず加入しなければなりません

町内によっては、賃貸アパートの人などは除外になる場合もありますし、断固拒否という意思表示をする人もいると聞きますがそれでは近所づきあいがむずかしくなるでしょう。

もちろん、家を建てるのならその町に一生住む予定ですから、加入は必須ですね。町内会費は一生払い続けるものなので、総額は大きなものになります。

たとえば月額300円なら40年払い続けると14万4,000円。500円なら24万円。このくらいならたいしたことはありませんが、もし月額2,000円の地域だったら40年で96万円も支払うことになります

町内会費の相場

Jタウンネットが2014年に集計したアンケート結果によると、町内会費の月額は1~500円以内が52.1%と過半数であり平均的な金額ということがわかりました。

いっぽう、1001円以上も約18%あったのが注目点で、高額な町内会費地域に住む可能性もそこそこあることがわかります。


≪画像元:http://j-town.net/tokyo/research/results/187813.html?p=all≫

町内会費は地方ごとの傾向があり、大都市部では300円以下と安く、東北・北陸・中部・九州は高めとなっています。

とはいっても、ある程度住む市町村は決まっているでしょうから地方ごとの相場傾向はしかたないですね。でも、となり町と土地価格は同じなのに町内会費が月に300円違ったら…ちょっとがっかりしますよね。

また、大きなお祭りがある地域は町内会費と別にお祭りの寄付金などを毎年集める場合があります。その場合、数千円というまとまった金額になることが多いので、毎年だときついですよね。

大きなお祭りではなくても、田舎では人口が少ないので祭りの寄付金を集めるとことはよくあるようです

さらに、町内会入会金も0円だったり3,000円だったり。ネットで調べると、入会金が5万円とか20万円とか高額の地域も! 入会金は一度きりのことですが、高額の場合もありますので注意しましょう。

土地選びをするときに確認しておきたい町内会費

町内会費が300円か500円か、という程度の違いは住宅購入の決定打にはならないかもしれませんが、町内会費が高額でないかどうかは確認したほうがいいですね。

町内会費はネット上で開示されているものではないので、調べるのは案外むずかしいもの。調べ方として以下の2つの方法が考えられます。

1. 不動産会社やハウスメーカーに聞く

地元密着の不動産業者やハウスメーカーだったり、その地域に詳しい営業さんだったりすれば、町内会費についての情報がわかるネットワークを持っている可能性があります。

「高額の町内会費のところがあると聞くので、そうではないか心配です」と相談してみれば、土地の購入検討段階なら調べてもらえるかもしれません。

2. その町内の人に聞く

事実が確認できるので確実です。でも、知り合いが近くに住んでいればいいのですが、まったく縁がない土地ではむずかしいですよね。

わたしは今住んでいる土地を見に行ったとき、(正確には契約をしたあとですが)近所のご婦人から声をかけられて、聞いてもいないのにあれこれと土地の情報を話してくれました(笑)

購入を検討している町の雰囲気を確認するために、何度か足を運んで土地を見に行くとわたしの例のように近所の方と話ができるかもしれません

「家の購入を検討しているんですが、町内会の活動とかはどんな感じでしょう?」というように町内会活動への興味を示して町内会費も聞いてみる…なんてことも、できるかもしれません。(わたしはそのときは町内会費については考えが及んでいませんでしたが)


事前に心づもりを

何千万円という買い物になる住宅購入。その金額に比べるととても小さい町内会費が住む場所を決める大きなポイントにはならないと思います。

ですが、日々生活していくとそんな小さな出費がけっこう気になるもの。事前に心づもりをしておくにこしたことはないですよ。(執筆者:野原 あき)

《野原 あき》
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野原 あき

パート7割、フリーライター3割で働く主婦です。20代のころは旅行と買い物が大好きでした。結婚後、工夫して節約するおもしろさにハマり、お金を貯める楽しさを覚えるとドンドン貯金ができるように。そんな中でもずっと変えないポリシーは、「交際費は惜しまない」こと。ムダを省いてオトクを取り入れることに日々アンテナを張っています。 寄稿者にメッセージを送る

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