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貯金が貯まらない原因は「あればいいよね」的な生活オプションが増えていたことだった

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貯金が貯まらない原因は「あればいいよね」的な生活オプションが増えていたことだった

今はどんどん給料が上がるという時代ではないですが、それでもある程度の年齢までは、少しずつ世帯収入が上がることが多いと思います。

わたしは若いころはなかなか貯金ができませんでしたが、そのうち収入が上がれば貯金ができると信じていました。そしてわが家も結婚してすぐのころから比べると、世帯年収は上がりました。

ですが、実際には収入が増えたぶんだけ貯金を増やすというのはむずかしいと痛感しています。なぜなら、収入が上がるとつい生活水準を上げてしまうからです


「収入が上がったら生活水準も上げる」、では貯まらない

収入が増えたら、つい、「これが欲しい」、「あれをしたい」というものを取り入れてちょっと上の生活水準を求めてしまうんですよね。

もちろん、そういう「今よりちょっとラクな、いい暮らしをしたい」というのはモチベーションアップにつながるので大切なこと。貯めるばかりでお金を使う楽しみを知らないのは豊かとはいえないことだとも思います。

わたしも、自分の願望やまわりの家庭に影響されて「あるといいよね」的なものを生活にたくさん取り入れてきました。そして、便利になったり気分が満たされたりと満足していました。

ですが、一つひとつはそんなに高くなくても、ちょっとずつ生活水準を上げ続けたことによって意外と大きな出費に。気づいたら貯金がぜんぜん貯まらないという状況になってしまっていました。

いつのまにかプラスされていた生活オプションとは

・ ダスキン
・ SECOM
・ ヤクルト
・ 宅配水
・ 置き薬
・ クレジットカードの年会費
・ スカパー!
・ ケーブルテレビ
・ テーマパークの年間パスポート
・ 通信教育
・ エイジング化粧品
・ サプリメント
・ スポーツクラブ

「えっ、こんなに!」と、列記してみると自分でもビックリします。ですが、どれも超贅沢品というわけでもないし、けっこうまわりでも使われている方が多かったりします。「だからうちだってほしいよね」って取り入れてしまってたんですね。

もちろん、一つひとつは価格と利用内容をしっかり検討して、費用に見合うと思って取り入れたものです。それでもこれだけ毎月出費があったら、少し収入が増えたところでお金は貯まりませんよね。

ある時、収入は増えたはずなのになぜ貯金が増えないんだろうと思ってこれらの生活オプションを見直し、いまはまたシンプルな生活をしています。

やめた項目分はしっかりと貯金にまわして、着実に貯まるのを感じると、ムダに贅沢していたな…と反省しました。


ムダな生活オプションを見直して得た節約以外の思わぬ効果

ちょい贅沢な生活オプションがちょこちょこあると、なにかと管理が大変なんですよね。

便利と思って使っている宅配系のサービスも、訪問日を気にしたり、対応する時間も面倒。そのうえおすすめ商品なんかを紹介されると、断り切れずについ買ってさらに出費してしまうことも。

ケーブルテレビにしても、アンテナ設置するよりいいかなと思って契約したものの、毎月5,000円という固定支出はやはり痛い。有料チャンネルを見る時間もないからもったいない。

少しずつやめてみる

少しずつやめてみて、生活に支障がないと思ったら次に手をつける。時間はかかりましたが、ついに上記のものを全部やめました

月数万円の出費が減ったのですが、何よりも管理がラクになることで気づかなかったストレスが減りました

手間や出費がそんなに大きいものではなくても、「抱えている情報」が減っただけで気分が軽くなるものですね! 実際にモノを手放していく「断捨離」の考えがこんなところにも当てはまる気がします。

なくても困らない生活オプションの見直しをしようと思っても、すぐにやめられるのは月に数百円のものしかなかったりするので、

「そんなもの減らしたところで節約効果は大したことないよ…」

と思うかもしれません。

ですが、いくつかの毎月の固定出費がなくなるだけですごく気持ちがラクになります。そして、もっとスッキリしたいと思って、また次のいらないものが見えてきます。

最後に

上げてきた生活水準を元に戻しただけで、思ったほどの不便さはなく、貯金ができるようになったうえに想像以上の気持ちの開放感が手に入りました

出費も減ってお金が貯まり、心も軽くなるのなら…と興味を持たれた方はぜひ、小さな支出のものでもいいので「なくてもいいかな」という生活オプションを探して削ってみてくださいね。(執筆者:野原 あき)

《野原 あき》
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野原 あき

パート7割、フリーライター3割で働く主婦です。20代のころは旅行と買い物が大好きでした。結婚後、工夫して節約するおもしろさにハマり、お金を貯める楽しさを覚えるとドンドン貯金ができるように。そんな中でもずっと変えないポリシーは、「交際費は惜しまない」こと。ムダを省いてオトクを取り入れることに日々アンテナを張っています。 寄稿者にメッセージを送る

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