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【突撃レポート】有名デパ地下にも出店 シェフが作る1食500円の札幌市高齢者配食サービス「農家の息子」

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【突撃レポート】有名デパ地下にも出店 シェフが作る1食500円の札幌市高齢者配食サービス「農家の息子」

29年ぶりに「エンゲル係数」が高水準を記録

昔、家庭科の授業で聞いたような気がする人は少なくないと思います。

総務省統計局によると29年ぶりに「エンゲル係数」が25.8%の高水準を記録したそうです。


エンゲル係数とは

食費のお金が家計費の何パーセントを占めているのかを数値化したもので、割合が高いと家計を圧迫すると考えられていますが、食生活の変化が要因なのではないかと筆者は考えています。

ここ最近、共稼ぎ世帯やお年寄りの世帯が増え、お総菜や弁当をコンビニなどで買い求める人が増えました。

エンゲル係数の上昇につながった背景としては、調理済みの食材を購入する割合が多くなったことも一つの要因なのかもしれません

食費がかさむとはいえども、食事は健康維持のために大切なものです。

ある日突然「介護」はやってきます。

住民の高齢化に伴い配食サービスを利用する方が次序に広がっていく傾向にあります。

食事は健康維持のために大切なものですが、一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯では、食事の支度をするのが重労働と感じる方、調理が困難になる方も少なくありません

こんなときに、役立つのが高齢者配食サービスです。

そこで筆者は、札幌市の配食サービス会社を突撃取材いたしました。

食を通じて在宅の高齢者を支援する会社の取り組みをお伝えいたします。

調理困難な高齢者に笑顔とぬくもりのお弁当


≪画像元:農家の息子HP≫

今回は、

素材や味のこだわるレストラン料理人が作るお弁当

を提供する農家の息子のブランドを手掛ける西区のアイビックさんにお邪魔させていただきました。

アイビックさんは配食以外に、有名デパ地下の丸井今井「和惣菜のお店」、三越には「洋風惣菜のお店」を出店しており、2010年に札幌市高齢者配食サービスが利用できる認定の委託業者。

札幌市内には2016年度において14社の配食会社がありますが、レストランシェフが直接お弁当を手作りする珍しい会社です。

現在の利用者は700名!

現在、お弁当をお届けしている利用者は現在700人で、配達員一人でエリアによっては、50件程度回ることもあるそうです。

専務取締役の佐々木剛氏は、始めは西区のみを中心に配達していたが、ご依頼が増え、必然的に配達エリアが札幌全域に広がってきたという。

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≪画像元:農家の息子 きょうのごはん≫

他社との違いは『食への探求とこだわり』

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≪画像元:農家の息子 きょうのごはん≫

「シェフの目線で、お弁当に飽きが来ないよう日々工夫をしながら「美味しさ」と「栄養」のバランスに配慮し腕を振るうが、美味しく召し上がれるお弁当を届けたい。

お客様のことを第一に考えてお弁当作っていたら、調理をするのはプロの料理人であるレストランシェフが作ったほうが高齢者の方には喜ばれる。」

農家の息子では、シェフが作成した献立を、管理栄養士が監修し栄養バランスの調整を行う仕組みにしているとお話をいただきました。

同席していただいた執行役員の角野洋平氏は、ただ単にお弁当を作り届けるのでなく、「こだわりの素材をもっと美味しくした究極の手作りお弁当」を、一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯に笑顔と温もりで届けたいと意気込む。


≪執行役員の角野洋平氏 画像元:農家の息子 きょうのごはん≫

お弁当を届けだけの配食業者ではありますが、お年寄りに声をかけて、健康状態の確認もします

配食業者としては、出来ることは限られていますが、ちょっとした会話でお年寄りの方に元気になってもらえれば嬉しいと笑顔でお話をいただきました。

最後に

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≪画像元:農家の息子 きょうのごはん≫

調理場で働く皆さんも優しく迎えていただきとてもよい取材ができました。

配食サービスの情報を知らない一人暮らしのお年寄りや高齢者世帯は少なくありません

調理が苦手な方は、冷凍食品・パン・うどんで食事を済ませてしまう方が多いと聞きますが、日々の健康管理は食事からです。

栄養バランスがとれる理想的な宅配食を活用して健康維持に努めていただければいいなと感じた現場レポートでした。(執筆者:村井 一則)

《村井 一則》
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村井 一則

村井 一則

ノーリエ合同会社 代表社員 北海道札幌市出身。理容師免許取得後サロン勤務・管理職・店舗経営を経て、2004年に訪問理美容の専門事業を展開。事業拡大に伴い2011年4月にノーリエ合同会社を設立。現在、福祉系FPの年金アドバイザーとして、老後の資産設計や介護に関する悩みをお持ちの方のご相談のサポートとして活躍。メール無料相談も実施中しておりますので困ったことがありましたらお気軽にお尋ねください。 寄稿者にメッセージを送る

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