株式市場の今後の展開「春は高い」 連休明けは権利取りに向かう»マネーの達人

株式市場の今後の展開「春は高い」 連休明けは権利取りに向かう

先週は、各種イベントが盛りだくさんで、相場に大きく影響が出そうという前評判でしたが、肩透かしのごとく、結果的には、方向感を出せないまま週末となりました。

まずは、前週末の雇用統計を受けて利上げ観測から「円安・上抜け」という世間の思惑は有りましたが、素直な動きはありませんでした。

どちらかというと、材料出尽くし的な雰囲気を出し、その流れでFOMCでの利上げ発表が想定通りだけとなり、3月利上げのみで先行きの利上げ見込みは出ずということで、「上抜けは、お預け」となりました。

さらには、日銀政策決定会合も現状維持で、上げも下げもない内容となりました。

そして、オランダ選挙も悪材料になりそうな前評判でしたが、現政権の与党の勝利という肩透かしで、イベントがほぼほぼ上も下もない内容となり、揉み合ったまま週末となりました。


「春は高い」 連休明けは権利取りへ


為替に関しては、気持ち円高傾向となるものの、徐々に戻して円安に傾きましたが、週末には、再度112円台で週末入りで、週明け円安に戻ることを期待するという状況となりました。

この状況からの週明けに関しては、方向感を見いだすネタが切れてしまった感じはあるものの、やはり、前々からの「春は高い」と云う私のシナリオは変わらずで、連休明けの日本市場は、権利取りに向かうのが例年のパターンと考えます

イベント通過で、今年ならではの悪材料となりうるものがほぼほぼ消えた事で、消去法によって上というのがメインとなりそうです。

「現段階で下という方向感を出すための材料の検討が見えず」という状況から、逆説的に上げという考えが出てきます。

しかし、その状況の中でも出てくるのが悪材料で、東芝問題だけは、ここからどのような着地を見せるのかは不安材料です。

東芝と同じことをほかの上場会社もたくさんやっているみたいな流れが万が一出てくると、外国人が一気に引き上げることになるので、その時は、悪材料などと言っている間も無く下落一途になる事が考えられます。

ですので、世の中の動きにアンテナを立てる必要はあると考えます。

ということで、今後の展開は、方向としては、(1)上抜けをメインとして、抜け方のペースは、(2)ゆっくりジリ上げを想定しつつ、いつきても対応できる(3)下落に対する準備とします。


現状分析


5日(移動平均)線ですが、上向きから週末に頭を折る形となっています。

位置としては、上に乖離して週が始まり、横ばいで乖離を詰めて、触ったところで大きく動いて、その後、下に乖離して週末入りとなっています。

25日(移動平均)線は、上向きを維持して、上への乖離も維持しての一週間となっていますが、基本、横ばいの動きで、乖離を日柄調整で詰めているように見える値動きとみています。

したがって、次回に25日線に触るときに上下に振れると考えますが、今回 どうなるでしょうか?

75日(移動平均)線は、ずっと変わらず上向きで、上に乖離を維持しています。前週のレポートに書いたことと変わらず、対75日線も日柄調整的な動きと考えます。

移動平均線は、位置関係・向きともに上昇トレンド的な動きと見られる状況です。

週末の足型は、陽陽の孕みですので、基本は上と考えます。しかし、今の位置が高値圏と考えると、当てはまらないと考えます。また、押し目での孕みであれば、反発示唆となります。どうなるでしょうか?

トレンドライン


揉み合っていることで複雑に入り乱れていますが、現状、前々から変わらない切り上がりのトレンドラインが下値支持線となっています。

短期的には、2月27と3月8日の安値を結んだ切り上がりのラインがサポートラインとなり、直近高値3月14日15日17日を結んだ切り下がりのラインで作られる三角保合いが膠着を作っており、週明け前半には保合い離れが期待されます。

さらに下に関しては、手前に3月9日から10日に空けた窓の入り口がサポートラインとなっていると考えられます。

そして、前週のレポートで書いた下降フラッグかもと思われるラインも気になるところです。

結果、3か月続く揉み合いで抵抗線が多く存在しているので、なかなか動きが出づらい物の、ずっと膠着も出来ないので、そろそろ保合い離れを期待したいところです。


テクニカル指標


一目均衡表では、基準線・転換線は雲の上を推移して、遅行線も日々線の上、ということで上方シグナル点灯中となっています。

日々線に関しては、今週の火曜がミニ天底一致といっていた通り(1日誤差は有りますが)月曜に天井を付ける動きとなりました。

そして、週明け横ばいだと日々線にぶつかるので、反発して上に離れるか、(月曜)火曜で押して日々線の下に入っていくか? 注目です。

ボリンジャーバンド


横ばい継続でBOXの動きが続いていますが、ここ数日
+1σがサポートラインとして機能していることから、バンドウオーク入りするか
期待が高まりますが、いかがでしょうか?

スローストキャスト


しっかり買われすぎ(ゾーン)まで久しぶりに上がって、デットクロスとなりました。

これにより、気持ち上昇力が高まったと想定されますが、この後の動きに注目で、2本のラインが下げ切らないで折り返してゴールデンクロスする動きと成れれば本格上昇示唆となれるのですが、どうなるでしょうか?

総合判断として、明確に揉み合い離れは出来ず、持ち合い継続中と考えます。が、全体的に煮詰りながら上に離れそうな雰囲気は、ところどころに見えていると考えます。

週明けは押してくることが想定されます。

連休明けですので、月曜日の米国の動きを見てからになるので、現状では、明確な戦略は立てられないですが、高値圏にいるのは現実で、上抜けするか?

押して下限まで押すか? どちらに振れてもいいような対応の仕方を準備しましょう。週明けも冷静に対応しましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー

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