節税効果と元本が保証される明治安田生命の「じぶんの積立」のメリット・デメリットを検証します»マネーの達人

節税効果と元本が保証される明治安田生命の「じぶんの積立」のメリット・デメリットを検証します

「貯金しながら節税できる」

冗談ではなく、本当の話です。

これが明治安田生命の「じぶんの積立」です。積み立て型の保険商品であり、元本が保証されます。

しかも、年末調整や確定申告で生命保険料控除が適用できることにより、節税効果があります。



≪画像元:明治安田生命



「じぶんの積立」の特徴

結論から申し上げます。明治安田生命への貯金と死亡保障される保険をミックスしたものです。

「じぶんの積立」の特徴は次の通りになります。

・ 元本が保証される

・ 毎月の掛け金は1口から4口まで自由に設定できる(1口5千円)

払い込み期間は5年間で終了し、6年目以降は支払う必要なし

・ 10年満期で延長は不可

解約するタイミングは自由

・ 死亡保障のみで、入院特約などは一切ない

・ 加入前の健康診断や健康状態などの告知は不要

このように「じぶんの積立」元本が保証される上に、告知不要のために加入するハードルが低い保険商品だといえます


税制上のメリット


税制上のメリットは2つあります。

(1) 生命保険料控除が適用できる


一般生命保険料に該当します。

生命保険料控除の控除額は年間の掛け金に応じて次の通りになります。

・ 2万円以下 : 掛け金の全額
・ 2万円超4万円以下 : 掛け金 ÷ 2 + 1万円
・ 4万円超8万円以下 : 掛け金 ÷ 4 + 2万円
・ 8万円超 : 4万円(最高額)

年間の掛け金を一般生命保険料控除の枠内に収めるなら、1口5千円を毎月支払うことをお勧めします。

毎月2口(1万円)以上支払うと年間の掛け金は「1万円×12ヶ月=12万円」となり、一般生命保険料控除の枠である8万円を超えてしまうためです。

(2) 満期保険金や解約返戻金が非課税である。


これらは一時所得に該当します。保険金に当てはめると次の通りになります。

一時所得=(満期保険金又は解約返戻金 - 掛け金総額)- 特別控除額50万円

要するに上記の計算式でプラスになると課税されます。

ところが、「じぶんの積立」に関しては一時所得で課税されることはありません。

毎月の保険料を4口(2万円)支払った場合、掛け金総額は「2万円 × 12か月 × 5年間 = 120万円」です。

解約返戻金は最大でも「120万円 × 110% = 132万円」です。

掛け金総額との差額は12万円となり、特別控除額50万円より確実に下回りますしたがって、満期保険金や解約返戻金は非課税なのです。


「じぶんの積立」のデメリット

主なデメリットを2つ紹介します。

(1) 既に他の生命保険に加入している場合は節税効果が得られない


一般生命保険料控除は「じぶんの積立」の保険料と他の生命保険と合算して計算します。

そのため、加入する前の状態で一般生命保険料控除の枠を使い切っている場合は、節税効果は得られません

(2) ペイオフの対象外である


ペイオフとは、金融機関が破綻しても預け入れた預金の元本1千万円までとその利息が法律で保障される制度です。

しかし、生命保険会社はペイオフの対象外です。

仮に明治安田生命が破綻した場合、元本割れする可能性があります。「じぶんの積立」の「ご案内ブックレット」にもその旨が記載されています。


まとめ

「じぶんの積立」のメリットは貯金しながら生命保険料控除が適用できることに尽きます

デメリットと比較しながら、加入するかどうか検討してはいかがでしょうか。(執筆者:阿部 正仁)

この記事を書いた人

阿部 正仁 阿部 正仁»筆者の記事一覧 http://ameblo.jp/h-money

会計事務所で約10年間の勤務により調査能力を身に付けた結果、企業分析の能力では高い定評を得、法人から直接調査を依頼される実績も持つ。単に税金のハウツーだけにとどまらず、教科書に書かれない制度の考え方を誰にでも分かりやすく伝えることを身上とする。コーチングスキルを活かした取材力で、HP・メディアでは語られない発言を引き出すのが得意。
<実績>おもにマネーの達人、経営ハッカー、会計事務所様のブログ、税理士向けのサービス会社の記事、美しい文章の作り方講座の記事などを現在執筆中

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