都会に出てきたから結婚した両親。長男でも長女でもない2人。自分たちもお盆の帰省といっても都内。たまにはお墓参りに親の実家でも。
ふと考えると両親はどこのお墓に入るのでしょうか?
目次
墓地を購入する時期とは
両親が死んだあとに自分たちが用意するのでしょうか。墓地も安いものではありません。都内で暮らす両親や自分たち兄弟。地方だと多少は安く買えるけれど、墓参りが大変。しかし、都内で買えば墓地の権利(永代使用料)と墓石等で数百万円という金額になります。
高い買い物だからこそ、おすすめは生前に用意することです。
生前に購入するメリット
墓地は生前に購入しましょう。なぜなら、墓地は相続税の課税対象ではないからです。
つまり、「墓石が必要になってから買う=相続税課税後の残ったお金で購入する」のではなく、生前に手当することにより相続税を軽減する効果があります。
お盆だから考えられるお墓のこと
普段両親とは死んだ後のことなど話すきっかけがありません。もし話をしようものなら「俺が死ぬ話なんてするな」、「死んだ後のことなんか考えたくない」、「俺の財産は死ぬまで俺のものだ」なんて言われかねません。
でも、気になるなら今です!
お盆はご先祖様と過ごす時間。迎え火を焚きながら何気なく聞けるいいチャンスなのです。
「そういえば親父たちの墓ってどうなってんの?」
「来年相続税の対象が増えるらしいけど、現金は相続税かかるけど、お墓は相続税かからないらしいよ」
なんて軽くきっかけを作ってみてはいかがでしょうか。(執筆者:酒井 麻子)