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「お墓をたてて終わり」は違う! 「管理費用」を払わないと処分の対象になります。

税金 相続・贈与
「お墓をたてて終わり」は違う! 「管理費用」を払わないと処分の対象になります。

お墓と墓地を購入する際にかかる平均金額は、約200万円程度です。

この金額は非常に現実的な数字であり、一から墓地を探し、新しく墓石をたてる人は、これくらいの出費を覚悟しておかなければなりません。

しかし、このような大金を払っても、「それで終わり」ということはありません。引き続きかかってくるお金があるのです。


「永代使用料」について見てみよう

恐らく多くのところでは、「永代使用料」を設けていると思います。

これは言ってしまえば、「将来にわたって、ずっとこの土地を使い続けていけますよ」ということを示すために払うものです。永代使用料をおさめることで、その土地の使用権限を獲得することができます

施設によって考え方が変わることもありますので確認をしてください。

「管理費用」って何のこと?

一方、「管理費用」はずっと掛かり続けるものです。これは墓地を清掃したり、待合室(あれば)の整備に対して使われたりするお金です。

「利用しているかぎり払い続ける」という性質のものであり、永代使用料とは異なります。ちなみに上で挙げた「約200万円」というのは、永代使用料金を加えたものです。

管理費用はいくらくらいかかるのか

では、ここからは実際に「管理費用」の金額について見ていきましょう。

この「管理費用」の考え方は、弔った場所によって大きく異なります。特に、民間が行っているところなどは価格差が激しいのでチェックが必要です。

ただ、一般的な数字としては、年間3,000円~1万5,000円程度だと思われます。

この金額を、高いと思うか安いと思うかは人によって異なるでしょう。事前に資料を調べて、納得のいくところを選びたいものですね。


払えなかったらどうなるの?

核家族化が進み、少子化の時代を迎え、そのうえお墓に対してフレキシブルな考え方を持つ人も増えた今、弔い、管理費用を払う人がいない墓が出てきたのも事実です。

「お金がないから払わない」という人だけでなく、

「核家族で転勤族。両親はこっちに家を建てたし、こっちでお墓を買う。祖父母のお墓なんて、30年前に行ったきりだ」

というような人もいるでしょう。

「そもそも自分の家がお墓を持っていること」についてさえ良く分からない、ということもあるかもしれません。

この結果…


管理費用が未払いになってしまうこともあります。

管理費用をしばらくの間払わずにいると、やがて「お墓をここにおいておけない」ということで処分の対象となります

その場合は、無縁墓扱いになり、最終的にはお骨も合祀(ほかの人と一緒くたに葬られること)になってしまいます。かなり心が痛む話ですから、しっかりとお知らせなどには目を通しましょう。(執筆者:鍋谷 萌子)

実際の購入者の口コミなど詳細な情報から霊園を探せる「いいお墓」

《鍋谷 萌子》
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鍋谷 萌子

鍋谷 萌子

料理好きなアラサーライターです。「おいしいものをできるだけ安く食べたい」が料理をし始めた発端なので、節約料理が特に得意です。安くて美味しいワインの選び方、費用が不透明になりがちな冠婚葬祭の費用などについても詳しく解説。DIYにまつわる話も、実例を基にお話していきます。 <保有資格>:終活カンセラ― 寄稿者にメッセージを送る

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