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【コインランドリービジネスの現実(2)】赤字脱却までの軌跡と売上げアップのための秘策 ~経営努力を惜しむべからず~

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【コインランドリービジネスの現実(2)】赤字脱却までの軌跡と売上げアップのための秘策 ~経営努力を惜しむべからず~

反響が大きかった「コインランドリービジネスの現実」

先日寄稿した「コインランドリービジネスの現実」、おかげさまで多くの読者から反響をいただきました。

なかには、コインランドリーを開業したばかりのオーナーからの声も。

オープンから2か月ほど経つそうですが、予想をはるかに下回る売上げしか上げられず、悩んでおられるとのこと。

私も同じ経験をしただけに、お気持ちは痛いほど分かります。

今回は私の経験を踏まえ、赤字を脱するまでの経営努力とその後の売上げアップに向けた試みをご紹介いたしましょう。


「売上げ10万円台」は当たり前

シミュレーションとあまりにかけ離れた10万円台の売上げに戸惑うオーナーさんは多いと思います。

しかし、これは誰もが通る試練のようです

月に70万円売り上げる店舗でも、初めの数か月間の売上げが10万円台で推移することは珍しくないようです。

その後、周辺住民への認知が進むにつれて売上げは徐々に伸びていきます

オープン当初20万円ほどの赤字を出していた私のお店は、オープンして7か月後に赤字を解消。その後は黒字での経営を続けることができています。

どのくらいのペースで売上げが伸びていくのか、開業したばかりのオーナーさんや開業を検討している方にとっては興味深いと思います。

私のお店を例にお話しすると、オープンから4か月続いた10万円台の売上げは順調に伸び、20万円台、30万円台、月によっては40万円を超える売り上げを記録した月も。

2年目に入ると伸び率は鈍化したものの、それでも前年比31%増という結果でした。

3年目となる現在の売上げはどうかというと、前年同期比10~20%の伸び率で推移しています

経営努力を惜しむべからず

お店を構えさえすれば、徐々に売上げは伸びていくことでしょう。

しかし、それでは単なる「コインランドリー投資」に終始してしまいます。

条件に恵まれれば「投資」でも満足な収益を上げられるかもしれませんが、多くの場合そうではありません。

「コインランドリーを成功させるには、しっかりとした『経営』を行う必要がある」。私はそう思います。

例えば、ポスティングによる定期的な宣伝顧客に訴求するイベントの企画顧客が求めるサービスの調査など、コインランドリーにも経営手腕を発揮できる要素はたくさんあります。

オーナーの経営センスによってコインランドリーの売上げは大きく左右されるものです。

上記のほかにも、私は次に挙げることに注意を払ってきました。

赤字からの脱却と売上げアップは、これらの小さな積み重ねがあったからこそなしえたものと、私は思っています。


1. 日々の清掃で店内を清潔に

清潔さは洗濯物を扱うコインランドリーにとって、もっとも基本的かつ重要な要素です。

2. 明るく安心して過ごせる店内に

女性のお客様に安心してご利用いただくための気配りです。

3. 看板を設置して視認性を高める

コインランドリーの場合、店頭の看板を見てお店の存在に気付くことがほとんどです。

よって、視認性の高い看板はもっとも効果的な宣伝ツールになります。私のお店でも10万円ほどを投じて追加の看板を設置しました

4. ご意見ノートの設置

意外にも多くのお客様が書き込んでくれることに驚きました。要望や批判、お褒めの言葉など、お客様の意見を聞くことができます。

5. クレームやリクエストにはすぐに対応

ご意見ノートに書かれたことには、なるべく早く対応することをおすすめします

お客様の信頼を得てリピーターを増やすことができれば、売上げアップにもつながります

以上、思うように売り上げが伸びず悩んでおられるオーナーさんの一助になれば幸いです。(執筆者:内田 陽一)

《内田 陽一》
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内田 陽一

内田 陽一

株式会社aoie代表取締役、合同会社パッサージュ代表、ランドリーム草加八幡町店およびシェローバイクパーク草加産業道路オーナー、ホームインスペクター(住宅診断士) 2014年まで外資系通信機器会社にて通信用集積回路の開発に従事。退職後、それまで兼業で行っていた不動産賃貸業を本業に。5棟41室、北関東を中心に高利回りの物件の賃貸経営に携わる。空店舗を活用したランドリーム草加八幡町店・シェローバイクパーク草加産業道路の経営にも携わる。2018年よりまちづくり会社、株式会社aoieの代表取締役を務める。2018年4月、第1号案件となる「キッチンスタジオ アオイエ」がオープン予定。 寄稿者にメッセージを送る

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