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「住宅ローン借り換え」ができない人と前向きに検討しても良い人

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「住宅ローン借り換え」ができない人と前向きに検討しても良い人

 自宅を所有している世の多くの方々にとって、「人生でいちばん」のお買いものであったと思われる「住宅」ローン。かくいう私自身も数年前に千万単位で購入した「住宅」ローンが、今のところ人生でいちばん高価なお買いものとなっています。

 住宅ローン返済期間中の方であれば、どなたでも一度は「住宅ローンの借り換え」について考えてみたことがあるのではないでしょうか。

 特に、現在のような低金利の時代ではなく、数年~数十年前の今よりすこし金利が高めの時代に借入をした方にとっては、借り換えによるメリットが見込める場合、「生命保険の見直し」などと比較しても、家計に与える効果は計り知れないものがあります。(私自身も、銀行員時代に100件超の住宅ローン、借り換えのお手伝いをしました)

「借り換え」ができない人

 では、どんな方でも「住宅ローンの借り換え」ができるのでしょうか? 借り換えを検討する際の注意点はどこでしょうか?

 当然のことながら、すべての方が無条件で借り換えができるわけではありません。借り換えは、基本的には現在取引している金融機関と異なる金融機関での「新たな借入手続き」が必要になります。そのため、借り換え希望時の自身の状況(収入・勤務先・体況・信用etc)が、住宅ローン借入当初より悪化しているような場合、厳しい判断が出る可能性もあります

*現在取引のある金融機関を変えない場合、担当者と個別に金利交渉が可能な場合もあります(金融機関による)。その際、他金融機関への借り換えをチラつかせながら金利引き下げ交渉をする強者もいらっしゃるようです^^ 上手なやり方だとは思いますが。

「借り換え」を前向きに検討しても良い人

 ご自身の現在の状況が以前より極端に悪化しているわけではなく、かつ、事務手数料等諸費用込みでシミュレーションしてみて、以下に該当する場合は、借り換えを前向きに検討してみてよい方ではないでしょうか。

「現状の月々返済額を軽減できる」
「総返済額を軽減できる」

 また、上記のような分かりやすい返済額軽減メリットが目的ではなく、現在借入中のローンに「金利変動リスク」を感じていらっしゃるような方の全期間固定金利商品などへの借り換えも、リスク回避の観点から、検討に値するものではないでしょうか。(執筆者:金子 亮太郎)

<参考情報:1月実行全期間固定金利フラット35(返済期間15~20年)1.52%>

《金子 亮太郎》
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金子 亮太郎

金子 亮太郎

金子FP・保険相談事務所 代表・店主 1972年長野県生まれ。約10年間の地方銀行勤務の後、特定の会社の都合ではなく目の前のお客様・ご相談者様に、より喜ばれる仕事、感謝される仕事に従事するべく、総合保険代理店(諏訪保険相談室)として独立。「住宅ローン」と「保険」の専門家として相談業務をメインに活動中。「住宅ローン」については、新入行員時代に住宅金融公庫融資(現:住宅金融支援機構:フラット35)担当者となって以来20年超、「保険」については、行員時代に生命保険募集人資格を取得して以来15年超の実務経験を有する。「実務者」として、ご相談者様のお悩みの問題解決の為に、よりきめ細かく分かりやすく対応することを心がけ、活動している。 <保有資格>:日本FP協会認定AFP / トータルライフコンサルタント(TLC:生保大学課程修了) / 住宅ローンアドバイザー / 銀行業務検定各種(税務・財務・法務) 寄稿者にメッセージを送る

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