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ウォン安で「韓国旅行」がお得 通貨危機と同レベルな為替相場に注目

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ウォン安で「韓国旅行」がお得 通貨危機と同レベルな為替相場に注目

韓国のLCCがキャンペーンで片道900円台(とは言っても空港の使用料などを上乗せすると片道4,000円程度にはなるのですが)ということで日本の隣の国の韓国に行ってきました。


≪ソウルの象徴「景福宮」≫

意外に韓国はLCCもたくさん行き来しているため空港が近い人にとっては国内旅行よりも安く行けることも珍しくありません。

韓国は2019年5月現在、大きく為替相場がウォン安に動いています

2019年5月20日現在、為替はUSD/KRWは防衛ラインの1,200ウォンに迫る1,194ウォンの値をつけています

防衛ラインを割り込むとウォンはさらに売りが売りを呼ぶことになる可能性もあります。

一方で韓国のウォン安は海外旅行をする人にとっては韓国旅行を割安に楽しむチャンスでもあります

為替に注目すれば韓国をお得に楽しむタイミングもつかめるかもしれません。

おしゃれなカフェや韓国料理、コスメなど見所がたくさんあります。

韓国のウォン安が加速している

韓国の通貨ウォンが2019年4月下旬から安値を切り下げています

新興国の通貨危機は近年ではトルコとアルゼンチンの下落が話題になりました。

韓国のウォン安もアルゼンチンの通貨危機と同水準の域に達しそうだという声もあります

2017年1月以来の安値です。

通貨安は輸出業・輸入業や金融などの業種に携わっていない一般の日本人にとっては割安で旅行できるチャンスでもあります。

1万ウォン1,000円が900円近くに?

韓国旅行ではよく1万ウォン1,000円で計算すると為替の計算が楽だと言われています。

しかし2019年5月20日現在は1万ウォンが920円前後です。

単純計算で約8%のディスカウントと考えても良いかもしれません

ウォンの通貨安が今後、さらに加速すれば900円を下回る可能性すらあります。

韓国の街全体が約1割引のディスカウントで旅行できると思えばお得かもしれません

インフレ気味だった韓国も海外旅行のチャンス

韓国の物価は近年、上昇傾向にありました。

確かに一昔前は韓国は物価が安く買い物天国だった面もありましたが最近では日本とほぼ変わらないほどでした。

しかし今回の通貨安は海外旅行者にとって割安で韓国旅行を楽しむチャンスでもあります。

特に韓国は交通費やホテル、コスメなどが日本より割安です。

例えば地下鉄は日本円で約120円~150円程度で10km圏内ならまわれます

食費も食べるところによりますが量も多く日本では珍しい韓国料理が食べられるところもたくさんあります。


≪日本ではあまり食べられないユッケ 1,500円以下で食べられました≫


≪タコの踊り食い:サンナッチ≫

日本語フレンドリーな韓国

ソウルは日本語フレンドリーでレストランのメニューに日本語が書いてあるところや、日本語の注意書きも多く英語が苦手でもハングル文字が読めなくても十分に観光できます

コンビニや食堂で日本語で話しかけられることも多く、一部の政治的・歴史的な嫌韓ブームの予想に反して日本語フレンドリーな環境です。


≪北村韓屋の看板:日本語の表記がソウルのさまざまなところでみられる≫

旅行客にはうれしいウォン安の背後に経済危機の影も

旅行者にはうれしいウォン安ではありますが韓国の経済危機の影もあります。

韓国経済は現在、米中貿易摩擦の影響を受けています

中国への半導体の輸出も不調です。若年層の失業率(15歳~29歳)はかなり高く11.5%です。

財閥寡占型の韓国経済では就職先は財閥かそれ以外で大きく待遇に差があるため、財閥に就職希望者が殺到します

しかし財閥企業の門戸は狭いのです。

そして韓国政府の最低賃金引き上げは中小企業や自営業者の経営を圧迫し人を雇う余裕がなくなり、さらなる失業率上昇の悪循環を生み出しています。

ウォン安はかなり危機的な状況です

韓国のウォン安はアルゼンチン・トルコの通貨危機と同レベルに迫る危機的な状況とまで言われています

一方でウォンが安くなれば海外旅行先として韓国は近くてお得な国です。

ホテルや交通費も日本より安めで通貨安でさらに割安になる可能性もあります。

韓国のソウルは特に日本語フレンドリーな環境で料理もおいしく日本から近くて気軽に行けるのでウォンの相場をよく見ておけばお得に韓国旅行に行けるかもしれません。(執筆者:田守 正彦)

《田守 正彦》
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田守 正彦

フリーランスのWEBライター。教育機関やバンコクの大学で働く傍、海外投資に興味をもち20代の頃から香港やアメリカの証券口座に直接行き、口座を開いて実際に取引をしていました。得意分野は投資・教育・旅行・新しい働き方です。新しい分野にも積極的に挑戦しています。 寄稿者にメッセージを送る

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