11月から12月にかけて、福袋の販売が始まります。
すでにほとんどの百貨店は福袋の販売を開始しました。
しかし今年の福袋は、例年とは少し様子が違います。
今回は今年の百貨店福袋の動向と、その動向を踏まえた「今からでも間にあう狙い目商品と福袋」を紹介します。
例年と今年の百貨店福袋の3つの違い
筆者は、毎年福袋は百貨店で買います。
タオルやマットだけでなく、フライパンやカーペットも福袋で買っていました。
しかし今年は、例年と大きな違いがありました。
ここからは例年と今年の百貨店福袋の3つの違いについて、お話しします。
1. 値上がりした
今年は物価高の1年でした。
福袋にもその影響は出ていました。
毎年買っていた日本製のフライパンの福袋は、2個5,000円だった福袋が、1,000円以上値上がりしていました。
外国製のカーペットは倍に値上がりしていました。
他にも、値段は同じでも中身が変わった福袋や、消えてしまった福袋もありました。
とくに円安の影響を受けやすい「輸入品」が入った福袋に、例年とは違う変化を感じました。
2. 備蓄できる食品が増えた
食品の福袋は人気です。
例年は果物や和菓子、お肉や海鮮など、お正月に重宝する食品の福袋がたくさんありました。
しかし今年はハチミツやドライフルーツ、豆菓子や餅など、備蓄できる食品が増えました。
ハチミツの福袋は迷っているうちに完売となり、筆者は買いそびれてしまいました。
自然災害や食料品の値上げが続き、「ごちそう」よりも「備蓄」に人気が移っているようです。
3. 高額福袋が増えた
例年ですと、1万円以上の福袋は高額でした。
しかし今年は3万円以上の福袋がたくさんあります。
しかも中身は、宝飾品や毛皮のショールなど桁が違う福袋もあります。
筆者は7万円のカシミヤショールの福袋を7,000円と見間違えてしまい、あやうくクリックするところでした。
福袋は節約の手段でしたが、今年はお金持ちをターゲットにした「投資できる福袋」がたくさんあります。
今からでも間にあう「狙い目商品と福袋」3選
今年の百貨店福袋は「節約の手段」「お買い得品が詰まった福袋」は少ないです。
また例年よりも福袋の販売を待ち構えている人が多いようで、人気福袋は一瞬で完売になりました。
しかし、百貨店の福袋は11月から小出しで販売されます。
今からでも間にあう「狙い目」があります。
淡水パールネックレス：東急百貨店
参照：冬の福袋≪Pocket （ポケット）≫ホワイトカラー淡水パールネックレス （シルバークラスプ留め具使用）［14］(Ksl-40F3-2311014) | ギフト通販なら東急百貨店ネットショッピング (tokyu-dept.co.jp)
真珠の値段が高騰しています。
ミキモトや田崎真珠は大幅な値上げを発表し、値上げ前の駆け込み需要で現在は入荷待ちの商品が多くなっています。
パールネックレスには、アコヤ真珠や淡水パール、ガラスパールやコットンパールなどがありますが、貝の中で作られる真珠はアコヤ真珠と淡水パールです。
しかし素人目には、アコヤ真珠とイミテーションの区別が難しいです。
頼りになるものは鑑別書もしくは店のネームバリューです。
ミキモトのパールネックレスには鑑別書はつきませんが、「ミキモト」という名前には鑑別書相当の響きがあります。
今年の東急百貨店の福袋で無調色のアコヤパールネックレスがありました。
無調色は真珠そのものの色でこだわる人には人気があります。
福袋のネックレスには鑑別書もついていました。しかし、一瞬で完売となりました。
参照：冬の福袋≪東急タイム≫無調色アコヤパールネックレス・イヤリングセット(Ksl-SQ5F-2311015) | ギフト通販なら東急百貨店ネットショッピング (tokyu-dept.co.jp)
無調色アコヤパールネックレスとイヤリングのセットで16万5,000円は、とてもお買い得です。
ただ、安いといってもすぐに決断できる金額ではありません。
そこでおすすめの福袋が淡水パールのネックレスです。
淡水パールも値段は高騰しています。
しかしアコヤ真珠ほど高価ではなく、普段使いもできるカジュアルさがあります。
東急百貨店の淡水パールネックレスの福袋は、カラーも価格帯も豊富で、在庫もある狙い目商品です。
タオル：高島屋
参照：福袋 国産フェイスタオル10枚セット | 商品詳細 | 高島屋オンラインストア (takashimaya.co.jp)
今年の福袋は値上がりが多く、寂しい気持ちになっていました。
しかしタオルの福袋は値上がりせず、かつ在庫も豊富にあります。
例年は、タオルの福袋は人気があり短期間で完売となっていました。
しかし今年はまだ在庫があります。
高島屋の国産フェイスタオル福袋10枚セットは4,800円（税込み、送料別）です。
1枚当たり480円になります。
福袋の商品説明には「今治産」とだけ書いてありますが、掲載されている画像をよくみると今治タオルの商品認定タグがついています。
このタグは、佐藤可士和氏がデザインしたもので、今治タオルの中でも基準をクリアしている商品につけられます。
つまり「今治産」の中でも高価なタオルなのです。
それが1枚480円はかなり狙い目の福袋です。
限定品付き食品：三越伊勢丹
参照：416【福袋】【1月中旬届】西洋菓子舗 不二家 福袋 | フード・食品 | 三越伊勢丹オンラインストア・通販【公式】 (mistore.jp)
参照：262【福袋】【1月中旬届】＜鎌倉紅谷＞新春福袋2024（大1） | フード・食品 | 三越伊勢丹オンラインストア・通販【公式】 (mistore.jp)
今年は備蓄できる食品の福袋がたくさんあります。
しかし、福袋の醍醐味は「楽しさ」です。
福袋が届いたときに、非常食や備蓄品だけでは寂しい気がします。
おすすめは限定品付きの食品福袋です。
福袋にしか入っていない非売品のグッズが入っている福袋は、楽しさがあります。
三越伊勢丹には12月1日午前10時ごろ販売開始の福袋があります。
中でもペコちゃんでおなじみの不二家の福袋は、1人2点までの限定販売です。
理由はメタリックなペコちゃん人形付きだからです。
他にも「ちょっと怖い」で有名になった、昔のペコちゃんが印刷された復刻版手提げミルキーなど、思わずクスっと笑ってしまうお菓子やグッズが詰め込まれた福袋です。
同じく三越伊勢丹で鎌倉紅屋のクルミッ子の福袋も発売されます。
こちらも12月1日発売開始で1人1点までの限定販売です。
オンラインストアでは購入が難しいクルミッ子の切り落としや、人気商品4,950円の福袋にはステンレスタンブラー（350ml）もついています。
百貨店クオリティの福袋を狙おう
例年、百貨店の福袋には各百貨店のプライドが詰め込まれています。
日用品でも食品でも、スーパーとは違う百貨店クオリティの商品が詰まっています。
今年は値上げと円安の大きな波が福袋にも押し寄せました。
それでも百貨店には、百貨店だからこそできる福袋がありました。
ブラックフライデーの次は、百貨店福袋をのぞいてみてはいかがでしょうか。
