ウエル活からTポイント（新Vポイント）の対象外になることがウエルシア薬局より発表されました。
ポイ活には、人気のあったウエル活もいよいよ改悪です。
ここでは、「ウエル活の9月よりTポイントが利用対象外になる改悪」「5月よりVポイント付与変更」について、変更内容の概要と注意点を紹介します。
ウエル活とは
毎月20日にウエルシア薬局で開催される「ウエルシアお客様感謝デー」を利用したポイ活のことを指します。
ウエルシア薬局やハックドラッグ等で毎月20日にTポイントを200ポイント以上利用すると、利用ポイントの1.5倍分のお買い物をすることが可能。
ウエルシア薬局で販売されている商品が対象のため、薬品、日用品はもちろん食品や飲料なども33%オフで購入できます。
「ウエル活」改悪内容
現在、ウエル活は、TポイントとWAON POINTがキャンペーンの対象となります。
しかし2024年8月20日の「ウエルシアお客様感謝デー」を最後に、ウエル活はWAON POINTのみがキャンペーンの対象となり、2024年9月20日からはTポイントは除外されます。
※Tポイントは2024年4月22日にTポイントかＶポイントに名称がかわりますが、この改定ではウエル活は参加可能。Tポイントの時同様に、ウエル活には参加可能です。
「ウエル活」対象の改悪の注意点
「WAON POINT（英語表記）」と「（電子マネー）WAON ポイント（カタカナ表記）」はイオン系のポイントではあり類似していますが、機能のことなるポイントになります。ウエル活で利用できるのは「WAON POINT（英語表記）」になります。
Ｖポイントになっても、「WAON POINT」へポイントを同価値で変換（等価交換）することは可能なので、全く参加方法はなくなるというわけではありません。
参照：ウエルシア薬局
ウエルシア薬局のポイントの運営方法を変更
ウエル活と合わせて発表されたのが2024年5月1日よりウエルシア薬局でのポイント付与方法変更です。
4月までは「WAON POINT」と「Vポイント」提示で2%のダブルポイント付与がされていました。
しかし5～8月からは「WAON POINT」と「Vポイント」提示で付与されるポイントは1.5%にダウンします。
「WAON POINT」と「Tポイント」提示によるポイント2重取りの付与率
4月まで2%付与 → 5月～8月1.5%（Vポイント分が0.5%分ダウン）
Vポイントのみ提示でポイント付与を狙う場合も4月までは1%（100円で1P）、5月～8月1.0%と付与比率はかわらないのですが、200円で1Pに変更。
9月以降は0.5%（200円で1P）に変更になります。
「Vポイント」のみ提示のポイント付与率
4月までは1%（100円で1P）
5月～8月1.0%（200円で1P）
9月以降は0.5%（200円で1P）
Ｔポイントがウエル活の対象外になった理由
ウエルシアグループはイオングループのドラッグ事業となるため、イオングループとして「WAON POINT」の強化を図りたいと公式で発表しています。
他社のポイントサービス（ここではTポイント）の参画は、そのポイントサービスを使用している利用者がウエルシア薬局を利用する機会となり、イオンや店舗にとっては効果的な広報活動になります。
しかし一方で、他社ポイントサービスの参画はその分、企業としてはコストにもなるのでイオングループ側としては負担にもなります。
Tポイントは4月にVポイントと統合されることで、ユーザー数を増やします。
そうなるとVポイントユーザーもウエル活に参加できるようになり、ユーザー層は広まりますが、その分イオングループの負担も増加します。
ドラッグストアの熾烈な競争の中で、ウエル活はお得なキャンペーンとして主婦などに浸透し、お店としてのブランド力とキャンペーンの知名度を一機にあげました。
ウエル活を通して、Tポイントユーザーを充分に獲得できたことで、今度はその利用者に「WAON POINT」を利用してもらうための施策だと予想できます。
今後もポイント交換の動向はチェック
「WAON POINT」はWAON POINT加盟店でポイント付与されるのですが、イオングループ系が中心で加盟店が少なく、ポイントが貯めにくいという特徴があります。
今後のウエル活で注目すべき点は、「Tポイント」「WAON POINT」は等価でポイント交換が可能かどうかです。
今後、「Tポイント」→「WAON POINT」ポイント交換不可になったり、等価交換できなくなった場合、Tポイントユーザーにとってウエル活の価値が変わってくるため、ポイント交換の動向はチェックしていきましょう。
