新社会人の方へ 保険の勧誘をされたときの6つの注意点»マネーの達人

新社会人の方へ 保険の勧誘をされたときの6つの注意点

 新社会人の方は新生活がスタートし、働くことで経済的な自立が得られると期待している方も多いと思います。そんな皆さんがまず遭遇するのが保険(生命保険、医療保険等)の勧誘です。


新社会人には保険を売りやすい


 職場での営業員の勧誘を中心にCM、ダイレクトメール、知人からの紹介など勧誘方法は様々です。保険会社にとっては既に保険に入っている人よりもまだ保険に入っていない人の方が保険を売りやすいため、この時期大攻勢をかけてくるわけです。

 さらに新社会人の方はまだ保険の知識も少ないため保険の営業員にとって営業がしやすいのではないでしょうか。このように売る側と買う側で情報量の差がある場合は買う側が不利になりやすいことに注意が必要です。

 本当に必要な保険に入ることはよいのですが、なんとなく勧められるままに保険に入らないように次の点に注意してください。


保険の勧誘をされたときの6つの注意点


1. 「社会人の責任として」

 扶養している家族がいなければまだここで言う責任はありません。あなたのお給料をあてにしているご両親は少ないと思います。

2. 「自分のお葬式代くらいは自分で」

 そのくらいの貯蓄を早く貯めましょう。お葬式に何千万円もかかりませんので万一の場合でも残された方が破産するわけではありません。

3. 「病気やけがの時に困る」

 加入する健康保険の給付について調べてみてください。わりと手厚い給付がありませんか。保険料が月1万円ならその分貯金すれば1年で12万円貯まります。何かのときに12万円の保険金が出る保険と考えてみてください。

4. 「老後に備えて」

 現在は低金利で保険の予定利率も低くなっています。高い貯蓄性は望めません。資産運用について他の方法も勉強してから老後資金の準備は検討してください。その前に結婚資金、住宅資金、教育資金の準備が必要です。

5. 「若いうちに入る方が保険料が安い」

 たしかに月額の保険料は安くなるかもしれません。また保険料総額でも若いうちに入る方が少ないかもしれません。でも若いうちに保険に入らないで貯蓄して資産運用していけば運用益が発生してその方が得かもしれません。また、保険事故以外のもしものときの備えとしては貯蓄の方がすぐれています。

6. 「貯蓄は三角、保険は四角」

 結婚して子供が生まれたときなどに四角の保障が必要になります。新社会人で四角の保障が必要な方はほとんどいません。

 いずれにしても新社会人が数か月のうちに入る必要がある保険はほとんどないと思います。(個別の事情によりある場合もありますが。)まずは保険その他のマネー全般の知識を勉強してから自分に必要な保険及びその加入時期を検討されることをお勧めします。(執筆者:犬山 忠宏)

この記事を書いた人

犬山 忠宏 犬山 忠宏»筆者の記事一覧 http://www.ee-keiri.net

犬山忠宏税理士事務所/FPオフィスp.1 代表
神奈川県出身 昭和34年生まれ。明治大学経営学部卒業後、製造業の企業に経理職を中心に30年勤務。2012年に早期退職し、税理士、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業。「お金と税金について知ること」をお手伝いして皆さんの人生を少しでも豊かにすることを目標に活動しています。
<保有資格>: 税理士、CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、マンション管理士

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