暑さはずいぶんとマシになってきましたが、今年も去年に引き続き「値上げの秋」と言われて、身近な食料品の値上げが相次いでいます。今まで通りに買い物をしていると、4月の消費増税分も含めると数千円~1万円程度、食費が上がってしまうこともあります。
そこで、今回は値上げに対抗するための食費節約術を紹介したいと思います! 以下の方法を実践すれば、月に5千円から、家庭によっては1万円以上の食費を浮かせることができますよ。
目次
手抜きのための外食をしない!
まず、食費を大幅に減らすための節約術と言えば、「外食を減らすこと」。ただ、筆者はやみくもに外食を減らすのも良くないと思っています。「給料日だから美味しい焼肉を食べたい」とか、「誕生日祝いにいいレストランで食事がしたい」といった外食は、我慢すると辛くなってしまうことも。
節約すべきは、「手抜きのための外食」です。「今日は疲れたから」、「作るのが面倒くさいから」といった理由で外食するのは、わくわくしませんよね。ファミレスや牛丼などで適当に済ませてしまう外食はやめて、大切な人とのひとときのための外食や、自分へのご褒美への外食を充実させるのがおすすめですよ。
もちろん、外食だけでなくコンビニで買うお弁当やスーパーのお惣菜なども含め、「手抜き」を極力なくすことで、節約していても豊かな食生活ができますよ。
食材をムダにしない!
当たり前のことですが、食材をあますことなく使い切れば、それだけで節約になるでしょう。
◎野菜の保存方法を知ろう
たとえば、節約の強力な味方であるモヤシは、水を張った密閉容器に入れておくとしゃきしゃき感を保つことができます。
また、きのこ類は冷凍する方が栄養価や味わいがアップするため、冷凍保存をデフォルトにするのがおすすめ。
キャベツやレタスは1玉まるごと買って、1枚ずつはがして使うようにするとカットされたものよりもずいぶんと長持ちします。根菜は日持ちするので多用するといいですよ。
◎肉は安いときに買って小分け冷凍を
面倒でも、まとめ買いした肉類を小分け冷凍しておくことによって、高額な肉を買う必要がなくなります。1食分をラップで包み、それを冷凍保存バッグに入れ、空気を抜いて保存すると酸化しにくく、風味も落ちにくくなりますよ。
安い食材を買う
今年の夏は日照時間が短く、台風や大雨といった気候により野菜が高くなっています。また、乳製品や缶詰なども値上がりしています。「1週間分の献立を考えてからまとめて買い物する」という節約術も人気ですが、この方法だと高くても献立に必要な食材を買わなくてはなりません。それよりも、その日に安いものだけを買う、という方法に変えた方が節約になるのではないでしょうか?
同じような内容の買い物をしても、安いもの(特売のものなど)だけを購入した方が断然出費が抑えられます。「スーパーに行ったら、どうしても必要なもの以外は黄色い値札のモノしか買わない」とルールを決めてゲーム感覚で取り組むのも楽しいですね。
値上げされている食材が多くやりくりも大変かと思いますが、これらの方法なら貧乏くさくならずに食費を節約することができますよ!(執筆者:吉見 夏実)