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シャワーかお湯をためるのか、結局どっちがお得なの?【水道編】

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シャワーかお湯をためるのか、結局どっちがお得なの?【水道編】

健康と美容のためには、毎日お湯をためて浸かる方がいい、というのは周知の事実。しかし、一人暮らしだったり二人暮らしで、かつ節約したいときには、シャワーで済ませた方が節約にはなります。

ただ、「浴槽にお湯を満タンにためないようにすればシャワーよりも節約になるのか?」、「シャワーの時間が長い人ならお湯をためた方が節約になるのでは?」など、その人のお風呂の入り方によってもどちらが得になるかは変わってきますよね。

そこで、結局シャワーがいいのかお湯をためた方がいいのか、こまかく解説していきたいと思います!


水道使用量で比較してみよう!

マネー系の雑誌やコラムなどでは、どうしても水道料金で計算されていることが多くなります。

しかし、水道料金の決まり方は水道局によっても違いますし、全体の使用量によっても単価は変わってきますので、雑誌に書かれていることがそのまま我が家に当てはまるわけではありません。

そこで、今回は水道料金ではなく、水道使用量で比較することを提案したいと思います!

まず、普段通り蛇口を開けたとき、何Lのお湯が出ているのか、を調べてください。やり方はいくつか考えられますが、簡単な方法を紹介しましょう。

1. 普段通りに蛇口を開ける
2. ストップウォッチを見ながら10秒間、バケツにお湯をためる
3. 10秒間でたまったお湯の量を計量カップではかる
4. 10秒間でたまったお湯の量×6で1分間のお湯の量を計算する

たとえば、10秒間に1.5Lのお湯がたまったのなら、1分間では9Lのお湯が出る計算になります。

お湯をためるときの蛇口の開け方とシャワーを浴びるときの蛇口の開け方が違う方は、それぞれで計算してみましょう。

次に、普段蛇口を開けている時間が何分間かを調べます。たとえば、「浴槽にお湯をためるときは18分間、シャワーを浴びるときは家族の合計で25分間」などと、おおよその計算ができるはずです。

使用時間が分かれば、1分あたりの湯量から、全体の使用量を計算しましょう。

1分間に9Lのお湯を出しているなら、

浴槽にお湯をためる……9L×18分間=162L
シャワーを浴びる……9L×25分間=225L

このように計算することができます。使用量が多いほど水道料金もかかるのですから、この例の場合だと、浴槽にお湯をためる方が得、ということになりますね。

お風呂の入り方に合わせて計算しよう


さらに、もっと具体的に計算していきましょう。


浴槽にお湯をためていても、体を洗うときにはシャワーを使うという家庭、シャワーはこまめに止めながら浴びるという家庭など、実際にはお風呂の入り方にいろいろあります。

また、余ったお湯は洗濯に使う、という家庭もありますから、これも計算に入れておかなければなりません。

シャワーのみの家庭

シャワーのみで済ませている家庭の場合は、単純にシャワーを使った時間で計算するだけで大丈夫です。ただ、「ずっと出しっぱなし」なのか「こまめに止めている」のかによっても使用時間が変わりますので、注意しましょう。

【例】※1分あたり9Lで計算
夫5分、妻10分、子供7分の場合
9L×(5分+10分+7分)=198L

お湯をためて、シャワーも使う家庭

髪や体を洗うときにはシャワーを使い、浴槽のお湯はただ浸かるだけ、というケースです。浴槽にお湯をためる使用量と、シャワーの使用量を計算します。また、髪や体を洗うときは浴槽のお湯を使うが、最後にシャワーを浴びる、という場合も以下のように計算してください。

【例】※1分あたり9Lで計算
浴槽のお湯は15分でためる。シャワーは夫5分、妻10分、子供7分の場合
9L×(15分+5分+10分+7分)=333L

お湯をためてシャワーを使わない家庭

体や髪を洗うときにも浴槽のお湯を使う、という場合は、かなり節約になる、というのが一般的な考え方ですね。シャワーは無いので、単純にお湯をためる分だけの時間で計算します。

【例】※1分あたり9Lで計算
浴槽のお湯は18分でため、途中、3分間継ぎ足し
9L×21分=189L

お湯をためてシャワーを使わず、さらに残り湯を洗濯に利用

もっとも節約効果が高いお風呂の入り方です。髪や体を洗うときにもシャワーは使わず、残ったお湯を洗濯に使うなら、洗濯で使用する分の水道代も節約できます。

【例】※1分あたり9Lで計算
浴槽のお湯は18分でため、途中、3分継ぎ足し。かつ、洗濯で60Lを利用
9L×21分-60L=129L

3人までなら、シャワーの方が得?

よく、家族3人までであればシャワーの方がお得になるということが言われますが、たしかに、「シャワーのみで済ませる」のと「浴槽のお湯のみで済ませる」場合で比較すると、3人以下と4人以上の場合で判断が分かれることになりそうです。

しかし、実際には「夫は最後にシャワーを浴びないと気が済まない」など、それぞれのお風呂の入り方があると思いますので、実態に合わせて計算することが大切です。

我が家の場合も、浴槽になみなみお湯をためることが無いために、3人家族でも浴槽にお湯をためた方がお得ですし、もっと言えば、残り湯洗濯をするのでお湯をためた方が断然得になります。

ちょっと面倒ではありますが、水道使用量をもとに計算してみれば、我が家のような「結局どっちがお得なの?」と微妙なラインの家族構成でも、はっきりとどちらが得なのかが分かると思いますよ。

次回は、お風呂の光熱費について、【ガス代編】をお送りしたいと思います!(執筆者:吉見 夏実)





《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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