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気になる「夏のボーナス(賞与)」の使い道 優先度の高いものと低いもの

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気になる「夏のボーナス(賞与)」の使い道 優先度の高いものと低いもの

2016年夏のボーナスの支給額予想

今年も公務員・民間企業にお勤めの方にとっては楽しみなボーナス(賞与)の支給日が近づいてきました。

支給額についてはいろいろと予想が出ていますが、支給日については公務員は6月中、民間企業は7月初旬の支給日が多いようです。

気になる支給金額ですが、公務員は前年比5%程度増加。民間企業は個々の企業の業績によって大きく差がありますが、概ね大企業は平均で若干の増加が予想されています。

一方で圧倒的多数の中小企業の平均は微増または横ばいという予想も出ています。

有効求人倍率などは増加傾向ですが、まだまだ民間企業全体としては景気回復を実感できないところではないでしょうか。


気になるボーナスの使い道は?

一般的な使い道は、

・ 貯金
・ 学資目的の積み立て
・ 生活必需品の購入
・ 住宅ローンのボーナス返済
・ 住宅ローンの任意の繰り上げ返済
・ 趣味や習い事
・ 旅行や帰省費用
・ 毎月の赤字補填

など堅実な使い道が多いようですが、

・ 株式投資
・ FX
・ 金の購入
・ 外貨預金

などの元本保証のないリスクを伴う商品に投資する使い方もあります。

大切なボーナス(賞与)はどのように使えば良いのか考えてみたいと思います。

ボーナスは優先度を考慮して

多くの民間企業はボーナス(賞与)に関して給与規程などで「会社の業績が良好な時あるいは業績に応じて」等、必ず支給するとは記載していない会社が多いようです。

当然ながら業績が悪化すると会社の判断でボーナスカットとありという会社がほとんどです。

ある程度の支給額が安定して見込める公務員は別として民間企業の場合はボーナス(賞与)は、貰って当たり前と考えるのは非常に危険です。

個々の家庭により事情があると思いますが、一般的な事例としてボーナス(賞与)の使い方は優先度を考慮して決定して下さい。

a. 優先度の高いもの

・ 住宅ローンのボーナス返済
・ 学資目的の積み立て
・ 毎月の赤字補填
・ 生活必需品の購入
・ 目的(日常生活に必要不可欠)のある貯金

b. 優先度の低いもの

・ 住宅ローンの任意の繰り上げ返済
・ 趣味や習い事
・ 旅行や帰省費用
・ 無目的の貯金


c. 余裕があれば検討するもの

元本保証のないリスクを伴う商品

・ 株式投資
・ FX
・ 金
・ 外貨預金

まずは優先度(a)、(b)、(c)の順序で使い方を考慮して下さい。

よく(b) の住宅ローンの任意繰り上げ返済を優先される方があります。任意の繰り上げ返済をすることは決して悪い事ではありません。

しかし冒頭に書いたように毎年ボーナス(賞与)が確定している場合は良いのですが、今後も見込み通りのボーナスが貰えるとは限らない場合は、自由に使える余裕資金として200~300万円程度は残した上で使い道を検討したいですね。(執筆者:後藤 誠道)

《後藤 誠道》
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後藤 誠道

後藤 誠道

後藤FP事務所 代表 会計事務所・企業にて経理労務関係を中心に20年間勤務後、平成14年にFPとして独立する。大阪府・兵庫県を中心にセミナー講師、個人のライフプランを中心に家計の見直し・貯蓄・年金・生命保険・相続・資産運用・住宅ローンなど特定の金融機関に所属せず中立公平な相談・アドバイスを行っています。保険のセンンドオピニオンとしてご相談のみ(保険の勧誘を受けたくない)をご希望の方もお問い合わせ下さい。 <保有資格>1級ファイナンシャルプランニング技能士(厚生労働省)、証券外務員二種(日本証券業協会) 、簿記検定1級(日本商工会議所) 寄稿者にメッセージを送る

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