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露大統領6年ぶりの訪日。12月の首脳会談に向けて注目しておきたい「資源関連銘柄」は?

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露大統領6年ぶりの訪日。12月の首脳会談に向けて注目しておきたい「資源関連銘柄」は?

今度の注目「日露首脳会談」


米大統領選からの不透明感を払拭し、徐々に落ち着きを取り戻しつつあるマーケット。為替は円安進展、NYダウも連日最高値を更新。世界的にリスクオンの様相が高まっています。

これからの国内独自要因に目を向けると、やはり注目は日露首脳会談。12月15日にロシアの大統領であるプーチン氏の来日が決定しています。

主に経済協力、北方領土問題の解決に向けた話し合いがなされる予定で、これらの問題が進展を見せれば、関連銘柄も強気相場入りする可能性が高いと言えるでしょう。

なぜ北方領土が重要か。日本返還時の経済効果は?

北方領土、千島列島を含む領土問題には非常に深い歴史的背景があり、その起源は19世紀の初頭にまで遡ります。今日に至ってもこの問題が進展を見せない背景には、同地域の地理的、経済的重要性があることに他ならない

世界有数の漁場で水産資源も豊富。また、石油や天然ガス、レアメタルなどの地下資源も豊富。両者共にキープしたい地区に間違いないでしょう。

実際にロシア側が公表しているデータでは、これらの資源価値が2兆5,000億ドルに上ると推計。両国間にとって地理的、戦略的に重要な地区であることは間違いなさそうです。

12月会談での焦点は「経済協力」

安倍首相は5月の首脳会談で、「8項目の経済協力プラン」を提示。ロシア側はこの提案にかなり好感を示しているようです。具体的には、両国企業間の経済協力の拡大、資源開発における協力体制の構築が挙げられます。

つまりキーワードは「経済協力」。12月の会談では、これらの内容についてより深い議論がなされると想定されます。特に極東地域でのエネルギー開発については間違いなく主要テーマのひとつでしょう。

ロシア関連ではなく資源開発関連に投資妙味。


上述した通り12月の会談でのメインテーマは「経済協力」。特に日露間の話し合いにおいては、間違いなくエネルギー開発が焦点になるでしょう。

よって、個別銘柄に落とし込むと「ロシア関連銘柄」ではなく「資源関連銘柄」に投資妙味がある。個人的にはそのように想定しています。

一時的な高騰が期待できる銘柄

・ 液化天然ガスプラント大手の千代田化工建設(6366)に注目。

・ 資源開発大手の国際石油開発帝石(1605)

・ 石油資源開発(1662)にも一時的な買いが入りそうです。

リスク覚悟の大穴銘柄

大手商社にも連想買いが入ることが想定されます。

・ リスク覚悟で大穴を狙うなら東海運(9380)でしょう。

ロシア輸送に強みを持つ中小型の海運株です。年初来安値から倍返しで年初来高値を更新し続けています。時価総額も160億円程度。一旦調整を挟みそうですが12月の結果次第ではもう一段の上昇が期待出来そうです。

・ 東洋埠頭(9351)についても同様です。

・ 東海運(9380)のチャートと比較すると若干出遅れている感があります。

難易度は高めだが好パフォーマンスが期待の銘柄

・ 新潟を中心に港湾運送を展開するリンコーコーポレーション(9355)にも注目。難易度は高いですが、好パフォーマンスが期待出来そうな銘柄です。(執筆者:徳田 陽太)

《徳田 陽太》
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徳田 陽太

徳田 陽太

立命館大学卒業後、大和証券株式会社に入社。法人・個人営業に従事し、5年間で4年連続4度社長賞を受賞。退職後、Finanzaを設立し独立。FP業務や金融ライティング業務に従事。また、近年では企業向けのコピーライティングを行い、企業のブランディングにも参画。米国への留学経験があり、海外スタートアップ事情にも精通。 <保有資格>:証券外務員一種、AFP 寄稿者にメッセージを送る

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