周囲を見回してみると、周りの人の生活は余裕があって魅力的に見えてしまうこともありませんか?
誰でも「素敵だな」と感じる生活をしてみたいと思うのはごく自然のことです。
ただし、そこには「家計が許す範囲であれば」という条件が伴います。
もし周りを気にして、家計的に無理をして見栄を張った生活をしているのなら、それは完全に赤信号です。
周囲の感覚に惑わされない「自分軸」がしっかりしていれば、シンプルで無駄のない家計術を簡単に目指せます。
見栄を張った生活を続けてしまう前に、まず「ブレない自分軸」の家計を確立してみましょう。
目次
その出費は本当に必要? 見栄のための支出のムダ遣いを見極める
特に必要のなかった買い物や付き合いは、意外にチリツモで高額な出費になっていることがあります。
見栄を張った支出ほど、家計からこぼれ落ちているムダ遣いになっていることも多いものです。
家計を改善するためには、家計を細かく見直すことが必要です。
しかし、家計の数字だけを確認するだけではなく、
とシンプルに振り返り、ムダ遣いだったのかを見極めることが家計を見直す第一歩になります。
自分軸の家計とは? シンプルな家計術の基本
「自分軸」の家計とは、簡単に言えば「身の丈に合った家計」のことです。
収入に見合った家計を貫けば、「ウチはウチ、よそはよそ」としっかり割り切ることができます。
周りと自分を比較することもなく、見栄を張る必要もない自然体の家計を維持ができます。
さらに、家計を振り返ることによってムダ遣いを最低限に抑えることもできます。
これが、自分軸によるシンプルな家計術の基本です。
他人の視線が気になっているなら赤信号! 早急に見直しを
いつも仕事、家事、子育て、そして節約とあらゆる場面で頑張っている自分へのちょっとしたご褒美、今の自分には必要な物など、自分軸の価値観で購入を決めているのなら問題はありません。
しかし、周囲への見栄にもとづいた価値観で買い物や付き合いで支出を繰り返している場合は、家計的な観点からすると赤信号の状態です。
早急に家計を振り返り、本来の生活に必要のない支出をピックアップしながら家計から外していかなくてはなりません。
この作業はなるべく早く行った方が、家計の回復も早くなります。
見栄を張らなければコンパクトなシンプル家計術が身につく
見栄を張った「他人軸」で買い物や付き合いなどをしてしまうと、家計の支出は風船のように際限なく膨らんでしまいます。
時には家計の支出が収入を上回ってしまうこともあり、結果的に本来必要のないローンを組んでしまう、大切に貯めてきた貯金を崩してしまう、そして貯金ができない家計状況になってしまうこともあります。
しかし、見栄を張らなければ、家計は自然とコンパクトでシンプルなものになります。
まずは、「ウチはウチ、よそはよそ」と自分と周囲を割り切り、時には誘いもきっぱり断る勇気を持ちましょう。
自分の、または家庭の収入に見合った生活レベルで家計の試行錯誤を続けるだけで、いつのまにか「自分軸のコンパクト家計簿」を完成させられます。(執筆者:花見 結衣)