※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

3月最終週、権利落ち後の動きに注意【今週の日経平均を考える】

投資 株式投資
3月最終週、権利落ち後の動きに注意【今週の日経平均を考える】

先週は、大きなイベントを通過し、運用リスクを取りやすくなった投資家心理は、買い優勢の1週間でした。

日銀政策決定会合では、マイナス金利が解除となり、FOMCは想定通りの結果で、日米ともに史上最高値更新となりました。

引き続き上昇トレンド継続中となっています。

3月最終週、権利落ち後の動きに注意

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

チャート分析

日足の移動平均線

5日線は、月曜日から上向きで推移しています。

25日線は、引き続き上向きに推移しています。

75日線は、上向きに推移しています。

並び順は、25日5日75日の並び順で、上昇トレンドの終わりとなっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万3837円処を推移しています。

トレンドライン

2月21日と3月8日の安値を引いた斜めの下値支持線を3月11日月曜日に割ってから、そのラインが今度は上値抵抗線として意識され、木曜日と金曜日に抵抗線を超えるチャレンジは、明確に越えられずに週末入りとなっています。

下には19日21日に開けた窓があり、いつ埋めるのか注目されるところです。

一目均衡表

転換線の下を推移していた株価ですが、月曜日からしっかり転換線の上を推移し、基準線転換線ともに上向きとなり、更に遅行線も上向きで、引き続き青天井状態となっています。

雲のねじれもしばらくありません。

ボリンジャーバンド

TPライン上を推移していましたが、月曜日から+1σへと上昇し、+2σ到達して週末入りとなっています。

ここから+2σのボリンジャーウォークとなっていくのか見ていきましょう。

スローストキャスト

売られすぎゾーンから一気に買われすぎゾーンまで上昇した1週間でした。

ここからは、上に張り付くほどの上昇を見せるのか、それともまた売られすぎゾーンへと下へ向きを変えるのか確認していきましょう。

MACD

きれいに0ラインを割らずに上昇へと向かいました。

この形状は上昇トレンド中の押し目の時によくみられるパターンですので覚えておきたいです。

火曜日にはMACDとシグナルがクロスして上へ向かい、ヒストグラムも好転しています。

次回の満月は3月25日、新月は4月9日新月です。

総合判断

パラボリックは木曜日に好転し、金曜日にはザラ場中に4万1000円を超える場面もありました。

株価は上昇トレンドにありますが、気になる点としては、4週連続の信用買い残が増しているというところです。

制度信用は6か月の期限が設けられています。

買い残が多くなっているということは、いずれ6か月以内に、その買いは返済しなければならないということで、先々の売り圧力になる可能性があり気を付けなくてはいけません。

今週は3月最終週なので、権利落ち後の株価の動きに注意していきましょう。

《城 晶子》
この記事は役に立ちましたか?
+1
城 晶子

執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

編集部おすすめの記事