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ベトナム・ダナンの不動産 日本人買主に140年の所有権を付与

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海外投資 Vol.1ー② 《ベトナム・ダナンの不動産》

  ダナン市は、ベトナム中部の中心的な都市であり、道路・鉄道・海路・航空路といった南北交通網の中間に位置しています。

  2004年の9月には、中部沿岸5省市(北から南へ、トゥアティエンフエ省・ダナン市・クアンナム省・クアンガイ省・ビンディン省)から成る「中部重要経済地域」を設立する旨の文書に(当時)カイ首相が署名して、ダナン市がその地域の中心都市になることが確約されました。

  これら中部地域の開発には、ベトナム政府も本腰を入れており、大きなプロジェクトがいくつも計画、実施されてきています。

  フエとダナンを結ぶハイバントンネル、ダナンとクアンガイを最短にした高速道路、ダナン国際空港の近代化による国際・国内線の増便、クアンナム省のチューライ開放経済区、そしてベトナム初の製油基地であるズンクワットや複数の工業団地の開発などです。

  その中心都市であるダナン市の魅力は、都市機能を有する一方で美しい海と山の自然にも恵まれて、そこで暮らす人々が素朴で温かく親日的で、何よりも街が清潔で治安も良く、訪れた人々の多くはダナンに魅了されます。

  近年は都市化が進み、インフラも急速に開発されて、外国人にも住みやすい環境が整備されて来ています。その、ダナン市で日本人が快適かつ安全に暮らすための日本人街「ジャパニーズタウン」の開発が予定されています。タングオンタンという現地の電線会社(ケーブル事業ではベトナム最大手)が、デベロッパーとして開発を推進しています。

  その「ジャパニーズタウン」には、日本のショッピングタウンやスーパーおよび飲食店や各種専門店が軒並み連なり、日本人住宅(コンドミニアム)が数多く建てられて、日本人の現地駐在者の社宅や別荘地として大勢の日本人または外国人が暮らす街として、2年ー3年後に完成する予定です。

  その不動産物件が本年7月から、日本でも一般投資家向けに販売が始められました。開発前の不動産なので価格は驚くほど安く(100平米が約300万円)で、そこに家を建築すると更に約500万円ぐらいで、手数料や雑費を含めても、およそ900万円ぐらいで、土地と家が入手出来ます。投資用として日本企業の駐在員に賃貸するもよし、数年後に売り時を見計らい価格が2倍ぐらいになった時点で売却するもよし、また御自身のリゾート(別荘)として永く保有するもよし、複数の使用用途と出口(投資エグジット)が考えられます。

  そして驚くべきは、ベトナム政府がこの地を「ダナン経済特別区」と認可して、日本人買主には、140年の所有権を付与してくれる特例を新しく制度化してくれたことです。

  ご承知のとおり、中国やベトナムは共産圏(社会主義国家)であり、土地は国のものとして通常ではその土地の使用権利は50年-70年しか与えられません。ベトナム政府の試みとしては、国家始まって以来の大きな出来事でもあります。

  いずれにしましても、中国に続きアジアの若い国がドンドン新しい施策を講じて国際化・グローバル化そして経済発展を果敢に仕掛けています。

  ここ数年のベトナムやタイ、そしてカンボジア・ラオス・ミャンマーなどの「メコンデルタ」から目が離せません。

《桐山 一人》
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桐山 一人

桐山 一人

株式会社ノマド・グローバル 代表取締役 健康で活き活きと過ごす人生、世界を視野に入れたグローバル・ライフ「ノマド・ライフ」を提唱し、若年層を中心に多くの人々の共感と支持を得る。「若い人こそ、お金の無い人こそ、海外に目を向けた資産形成を検討すべし」と若年層を中心の資産運用のコンサルティングを得意とする。 年間のうち100日以上を海外で過ごす自他ともに認める「Nomad」自由人である。ファイナンシャルプランナー・中小企業診断士・ロングステイアドバイザーの資格を持つ。 寄稿者にメッセージを送る

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