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子供の共済、どこがいいのか比較してみました

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子供の共済、どこがいいのか比較してみました

お子さんの生命保険に加入する場合、民間の保険会社よりも共済の方がいい、と言われることがよくあります。掛け金が安く保障も充実していると言われる共済ですが、どこの共済に加入するのがいいのでしょうか?

3つの共済を比較!


今回は、子供向けの共済があるところを3つピックアップして比較してみます。


※各都道府県の「県民共済」や「府民共済」などありますが、ここでは代表として東京都の「都民共済」で比較します。



≪共済比較 クリックで拡大≫

掛け金はだいたい千円ぐらいで、保障内容もだいたい似ていますね。ただ、違う点もいろいろあるのでご自身の考えに合った共済を選ぶ必要があります。

入院・手術を充実させるなら「こくみん共済」

それぞれ保障は充実していますが、強いて言うならこくみん共済がおすすめです。

こくみん共済の場合は、60日以上、180日以上、と段階的に長期入院共済金が給付されます。270日以上入院しないと給付されないコープ共済や、長期入院保障の無い都民共済と比べると優れていると言えるでしょう。

ちなみに、都民共済には先進医療保障が付いていますが金額が小さいです。

子供の入院で困るのは、長期入院です。大人であれば傷病手当があったりして休業・失業した際のセーフティネットがありますが、子供が入院した場合はありません。しかも、子供の付添のために親が仕事を休んだりして収入が減ってしまう恐れがあります。長期入院が充実している点ではこくみん共済がおすすめですよ。

死亡・重度障害を充実させるなら「都民共済」と「こくみん共済」

子供が死亡したり後遺障害が残った場合の保障は、コープ共済はあまり充実していません都民共済やこくみん共済なら、200万~600万と大きな金額が設定されています

ただ、個人的には子供の死亡保障は充実している必要が無いと考えています。親が亡くなった場合は残った家族が困らないように大きな保障をつけておくべきですが、子供が亡くなったとしても、経済的に親が困ってしまうということはありませんよね。

損害賠償なら「コープ共済」

個人損害賠償責任保険と言って、個人で損害賠償責任を負うことになった場合に補償してもらえます。

たとえば、「子供がお店のモノを壊してしまった」とか「子供が公園で他人にケガをさせてしまった」といったトラブルがあった場合、損害賠償を請求されることがあります。

子供だけでなく、同居の親族や生計を一にする別居の家族なども対象となるので、一つ入っておくと安心です。他の保険に付加されていたり、別で個人賠償責任保険に加入していれば重視する必要はありませんが、他に加入していないならコープ共済を選ぶと良いでしょう

※コープ共済の個人損害賠償責任は特約扱いなので不要なら外すことができ、掛け金も1,000円になります。

実質掛け金の安さなら「都民共済」

実質掛け金とは、通常の掛け金から割戻金を引いた金額のことです。

※共済では、前年度の実績に応じて余剰金を契約者に返還する、という「割戻金」があります。

2014年度の実績で比較するともともとの掛け金が安いこくみん共済が有利ですが、割戻金は毎年変動していて、さらに都民共済は割戻金の水準が高いため、こくみん共済よりも安くなることもあります。

我が家が「コープ共済」を選んだ理由

うちの息子は、コープ共済に加入しています。

・入院保障が充実している
⇒入院日額が高く、長期入院保障もある

・損害賠償責任保険が付けられる
⇒子供が「やらかす」可能性は十分にあります。別で個人損害賠償責任保険に加入するよりも、コープ共済で加入しておくのがお得だと判断しました。

長期入院に関してはこくみん共済の方が優れていますが、2か月~半年程度の入院であればそこまで困ることは無いと思い、270日以上の長期入院保障があればいいかな、と考えています。

結論:どれを選んでも大差ありません。


正直に言えば、どのこども共済を選んだとしても大きな差はありません


親の死亡などの保障は親自身が自分で生命保険に加入すればいいので考えなくていいですし、入院保障はそれぞれある程度充実しています。どこを重視したいかによって選ぶと言っても判断に迷うなら、単純に安さで選んでもいいのではないでしょうか。

ただし、個人的には、「個人損害賠償責任」は十分な金額が必要だと考えています。コープ共済でなくても他の保険でカバーできていればいいのですが、都民共済やこくみん共済の100万円程度では十分な金額だとは言えないので注意してくださいね。(執筆者:吉見 夏実)

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《吉見 夏実》
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吉見 夏実

吉見 夏実

1984年生まれ。お金を貯めるのは好きだが同様にお金を使うことも大好き。好きなものを買うために普段はムダ遣いを排除し、シンプルライフを徹底。専業主婦時代には食費月1万円を実践、年間貯蓄額200万円を継続中。お金の使い方やダイエットにも断捨離の考えを取り入れ、無駄なくかつ楽しく豊かに生活する方法を模索中。メディア掲載:日経WOMAN、週刊SPAなど 寄稿者にメッセージを送る

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