親にしかできないお金の英才教育とは 小学生のうちに身に付けたいお金の知識と管理術»マネーの達人

親にしかできないお金の英才教育とは 小学生のうちに身に付けたいお金の知識と管理術

子どもがお金に興味を持ち始めたら……
あれ買って! これ買って! ってものすごく言い始めたら……

これは、チャンスです。早速、子どもの金銭教育をはじめていきましょう!

学校では、お金の管理や貯金方法、使い方などは教えてくれません。お金の教育は、親にしかしてあげられないことです。

金銭教育に「まだ早い」はありません。年齢で決めるのではなく、お金へ興味を持ち、簡単な計算ができるようになったら幼稚園からでも始めたって構いません。




子どもの金銭教育はルール作りから


子どもへ金銭教育? しかも英才教育?……と聞くと、なんだか意識が高いような印象を持ちますが、ようは「お小遣いをじぶんでしっかり管理させよう」というところから始まります。
 
ただ、子どもに管理させるとはいっても、一方的にお小遣いを与えておいて、使い方にケチをつけるようなやり方はおすすめできません。なぜなら、子どもの自尊心を奪ってしまう行為だからです。

子どもは、親から与えられた役割に喜びを感じています。せっかく任せてもらえたことに、それじゃダメだ!と否定をされると、大人だって傷つくものですよね。親から否定されることで、子どもは激しく傷ついてしまいます。
 
では、子どもへの正しい金銭教育はどうすればいいのでしょうか。以下、我が家でおこなっている4つのルールをご紹介します。

ルール1:毎月のお小遣いの金額を決める



お小遣いの金額は、年齢で決めません。我が家では、まず子どもといっしょに「何に使いたいか」を決めていきました。

子ども、しかも小学生なので、普段から買いたいものといえば、ゲームソフトや本、お友達と遊ぶときに買うようなお菓子くらいでしょうか。

ゲームソフトなど、娯楽品・贅沢品にあたる上に、子どもにとって高額なものは「お金を貯めてから買う。」というルールを設けました

年に2本くらい買いたいのなら、予算は1万円くらいになるでしょうか。それを12か月で割ると、1か月840円ですよね。その金額を毎月のお小遣いから貯めるようにします。

次に、お友達と遊ぶときのお菓子代、読みたい本の代金などを照らし合わせて金額を決めます。小学校低学年であれば、おおむね1,000円~1,500円くらいにおさまるかもしれませんね。その金額に、貯金したいお金を上乗せして渡すようにします。

もう高学年、あるいは中学生のお子さんならば、学校で使う鉛筆やノート、筆箱などのこまごました学用品代を管理させてもいいかもしれません。コスト意識が身につくと思います。もちろん、そのお金は学校生活を送る上では、絶対に必要なお金(必要経費)なので、お小遣いに上乗せして渡すようにしましょう。

子どもだから大きな金額は持たせられない! という考えでお小遣いの金額を決めてしまうと、子どもは買いたいものすら買えない状況になり、不満ばかり口にするかもしれません。月末が近づくたびに、「お小遣いがなくなったからちょうだい!」なんて言われたら、親としてもストレスになりますよね

とはいえ、あまりにも高額すぎるお小遣いも、親としては受け入れがたいものです。また、現実的に考えて、家計から割り当てられる子どものお小遣いの金額にも限度がありますよね。

お小遣いは、子どもの意見もしっかり受け止めつつも、親は家計とのバランスも取りながら、お互いが納得いく形になるまでとことん話し合いましょう。


ルール2:お小遣い帳はナシ! 2つの封筒で管理する



大人でも家計簿をつけることをめんどくさいと思うのですから、子どもだってきちんとしたお小遣い帳はめんどくさいと思うことでしょう。それに、買い物をするたびに、親がいちいちお小遣い帳の書き方をチェックするのも、お互いやることが増えてストレスになりそうですよね。
 
わが家も最初はお小遣い帳を取り入れていたのですが、管理することや細かい計算が増えてしまい、親子ともども長続きできないと感じたのでやめました

いまは、支出用の封筒と、貯金用の封筒、この2つでお小遣いを管理しています。

●支出用封筒の使い方

支出用の封筒は、月ごとに1枚準備します。買い物をしたらレシートを受け取って、その封筒のなかに入れるようにします。レシートをもらえなかった・でなかったときだけ、手書きで封筒の表に書き留めていきます。

細かい計算はせず、月末に1回だけ締めるようにします。お小遣いの金額から支出の合計を引いて、残金が合っていればOKです。

●貯金用封筒の使い方

貯金用の封筒は1枚だけ準備します。貯金用封筒に、毎月貯金する金額分を入れ、表に日付と貯金額を記入していきます。小銭が貯まってきたら、お札に交換してあげると、両替の方法や意識も身につきますよ!

2つの封筒を作り、支出はレシートで管理する方法であれば、子どもでも収支にあまり差が出ないですし、使うたびに細かい計算をしなくていいのでオススメですよ!

ちなみに、具体的な管理方法は、こちらの「8歳からのお給料袋(幻冬舎)」を参考に決めていきました。



書籍を買うと、お小遣い管理用の封筒もついています。また、封筒だけ別売りもしているので、お小遣い管理に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ルール3:お金の使い方に口は出さない


お小遣いの金額が決まったら、あとはすべてを任せます。使い道にケチをつけることもしません。子どもが、自主的にお金を管理できる環境を整えて、あとは見守っていきましょう。

いつ・どこで・なにを買おうとも、子どもの自由です。子ども自身が、買って失敗したなぁと思っているのなら、それもお金の教育の1つです。失敗から学ぶことは多く、身になることもたくさんあるものです。早いうちから小さな失敗を積み重ねて、しっかりとお金の使い方を身につけていきたいものですね。

ルール4:大事なルールを設定する



管理を任せるといっても、大事なルールがあります。絶対に守らなければいけないルールです。

それは、以下の3つ。

「お金の貸し借りはしない。」
「友達におごったりしない。」
「お金を持っていることを言いふらさない。」

これは、金銭トラブルにつながる行為です。お金のトラブルは、大人同士でもうまく解決できないのですから、絶対にやらないように言い聞かせておく必要があります

わが家では、お友達と遊ぶときは駄菓子を買っても良いとしていますが、一緒に遊ぶ相手が、まだお金を持ち出せない場合もあります。そのときは、相手は買えないのだから、じぶんもお菓子を買うのをやめて、ほかのことをして遊ぶ方法を考えようね、と言ってあります。

お金を使う場面で、どう使うのかをきちんと考え、じぶんのお金を守る知恵もしっかりつけていきたいものです。


「貯める」と「使う」では、「使う」ほうが大事だということ



わが家の金銭教育をご紹介しましたが、わたしがいちばん大事だと思っているのは、お金をきちんと管理できるかどうか、ということです。そのなかでも、お金の使い方については特に重点を置いています。

使い方は、散財しない・浪費しないという意識を持つという目的もありますが、市場に意識を向ける訓練にもなります。

たとえば、本を買いたいとき、書店だけにいくのではなく、中古本を探したり、あるいは図書館にも足を運ぶということです。ゲームソフトや電子機器など高額なものの場合、インターネットが操作できる年齢なら、カカクコムなどの比較サイトで調べさせても良さそうですよね。

同じものなのに、たくさんの価格が設定されていることを知る、とても良い勉強になります。

お金は使ってこそ生きてくるもの。そして、そのお金をどこで・どう使うかを考えることが、とても大事だということ。

お金をストック(貯金)することも大事ですが、それはお金を使うための準備をしているに過ぎません。たくさん持つことがスゴイことなのではなく、ちゃんと使うことで人生はより豊かなものにできるということを覚えていってもらいたい

最初は1,000円からでも、ちゃんと子どもに任せてみて、お金に関する大切な感覚を身につけていけるような金銭教育をしていきましょう。(執筆者:小松 ゆみ)

この記事を書いた人

小松 ゆみ 小松 ゆみ»筆者の記事一覧 http://mai-happy.com/

1980年生まれ。DTP業界で7年働いた後、専業主婦をしていました。現在は、家計管理・片付けブロガーとして、執筆活動をしています。結婚前は借金をしてまで買い物をする浪費家タイプでした。結婚を機に家計管理について勉強し、FP技能士を取得。現在は、支出のミニマム化・世帯収入の最大化をめざして、4人家族で年間150万円以上貯まる暮らしを実践中。お金を貯めることだけでなく、貯めたお金をどう使うかを考えて生活しています。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー(3級)

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