【孫破産の実例】「あと何年生活保護のお世話にならずに生きて行けるかしら」と寂しく笑う知人。»マネーの達人

【孫破産の実例】「あと何年生活保護のお世話にならずに生きて行けるかしら」と寂しく笑う知人。

孫にお金をあげ過ぎてジジババ世代が破産?

実際に孫のために教育資金贈与をした知人は、後悔しています。

この制度は、1,500万円まで非課税で教育資金を贈与できる法律ですが、
老後資金にとがっちりため込んだ富裕層のジジババ世代を狙った国家的陰謀
ともいえます。




教育資金の一括贈与とは

教育資金の一括贈与」とは平成25年から始まった制度で、上限1,500万円までを子どもや孫に非課税で贈与できる法律です。

この制度は当初27年度までの予定でしたが、31年3月31日にまで延長されました。

主に信託銀行などで取り扱われており、所定の手続きをすれば、上限1,500万円までは孫名義で銀行にお金を預けても贈与税はかかりませんが、次のような決まりがあります。

・使い道は学費、塾、稽古事のみに限る。

・引き出すたびに孫本人、もしくは未成年者の場合は親が銀行に、その都度領収書を提出する。

・30歳までに使い切るのが前提で、余った分には贈与税が課せられる。


「一人娘のたった一人の孫」だからと贈与

夫に先立たれ一人暮らしの知人の一人娘に、結婚8年目にしてやっと男の子の孫ができました。

いずれはこの孫にお墓の面倒もみてもらおうと、生前贈与のつもりで教育資金贈与をすることにしました。

その後すぐに、2人目の孫も誕生して喜んでいたところ、娘から
「この子も同じようにしてやって」
と言われたそうです。

自分のために使おうと思っていたお金を…


彼女は数年前から緑内障で、左右の視界が悪く階段の上り下りがつらかったこともあって、20数坪の3階建ての家を処分してワンルームのマンションに移ろうと思っていた矢先でした。

迷った挙句、そのためのお金1,500万円を2人目の孫にも同じように、教育資金として贈与しました。

「家を売れば何とかなるだろう」と思っていたところ、1,000万円にも満たない見積もり価格で、中古マンションも買えない状況になってしまいました。
「貯金は底をついてしまったから、節約しながら細々と生きていくしかないわ。あと何年生活保護のお世話にならずに生きて行けるかしら」
と、会うたびに寂しそうな笑顔をみせます。




我が家のお姑さんの話

お姑さん自慢になってしまいますが、3人の子どもにそれぞれ2人ずつ子どもがいて合わせて6人の孫がいます。

お姑さんは、この6人の孫たちが大学が決まった時にお祝いとして孫たち本人に100万円ずつくれました。
「何に使ってもいいから、自分のために自由に使えばいい」
とカッコイイ言葉と共に新札を受け取った我が家の長男は、そのお金を一人暮らしのための準備に使いました。

当時5万円くらいの家賃のところで、敷金や礼金、管理費、保険などを合わせて40万円ほどかかったと思いますが、家具などを買い足してもまだ十分余る金額でした。

次男は、長期のインド旅行に行きました。

私は無駄遣いだと思いましたが、本人は今もその時の体験が役立っていると言っています。

お姑さんはこれといった贅沢もせず、自分が働いたお金をコツコツと貯めて6人の孫たちに夢をプレゼントしてくれました

ゆとりがあるからと早々とまとまった金額を贈与するよりも、こんな形で贈与するのも選択の一つかと思います。


まとめ



教育費にかかわらず一人の孫につき、年間110万円までは税金がかかりません

お金に余裕がある人は相続税対策になるかもしれませんが、そうでもない人は自分の老後資金の大半を孫の教育資金に回すのはいかがなものかと思います

わずかな蓄えと年金で生活しているシニア世代は、孫への援助もよく考えてからおこなう必要があります。(執筆者:志水 恵津子)

この記事を書いた人

志水 恵津子 志水 恵津子»筆者の記事一覧 http://manetatsu.com/author/eshimizu/

還暦を過ぎて、持ち物を減らしてシンプルに暮らそうと思いました。持ち物を処分していくうちに、「これ何かに使えそう」とか「こうすれば便利かも」と次々にアイデアが浮かび実行していると、あらあら不思議、家計費がどんどん節減されるようになりました。お金をかけずに楽しく暮らす<おばぁちゃんの暮らしのヒント>を役立てていただければ嬉しいです。

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