「実家に帰った時にだけ運転する」、「大学の用事で友人の車を使う」そのような際に気になるのは自動車保険です。
実家のご両親が「全年齢担保」の保険に入っていれば大丈夫ですが、最近はいつも運転する人の分だけの保険加入が主流です。
実は、このような場合のために、その時にだけ入れる自動車保険というものがあるのです。
手続きはどうするのか、費用はいくらくらいなのか、確認してみましょう。
目次
超短期間自動車保険の必要性
皆さんは、車に乗ってますか。
最近は、「若者の車離れ」という報道をよく見かけますが、実際には若者の自家用車保有率は少し上向きだそうです。
各自動車メーカーの必死の努力で、燃費がよいコンパクトカーがどんどん出てきたり、新車の支払い方法が工夫されたりして、それほど負担なく車を持てるようになってきているようです。
都市部以外は車がないと移動が不便な地域が多いですから、気軽に新車が買えるとなると「とりあえず買ってみよう」という気持ちもわかります。
自分の車の場合には自動車保険に必ず加入すると思いますが、自分のものではない車を運転する際にはどうでしょうか。
実家に帰省した際にちょっと友人とドライブするといったケースはよくあるでしょう。
また、友人の車で遠出する際に交代ドライバーとして運転するケースもあります。
このような際に、1日だけ、2日だけなどの短期間のみ加入できる自動車保険が必要になってきます。
自動車保険は、加入時に免責範囲が決まっている
というのは、自動車保険への理解が少々足りないかも知れません。
自動車保険は、細かく免責が決まっていて、契約時に「35歳以上担保」など、お子さんが運転すると想定していない契約の場合には、万が一事故にあった際に保険が適用になりません。
いったん事故が起こると、大きな補償が必要になることもあるのが自動車事故です。
そうは言っても、1年に何日も運転しないお子さんの使用を想定して高い料金の「全年齢担保」に入るのは、経済的とは言えません。
1日だけスマホでも入れる自動車保険
1日だけなどの超短期間の加入ができる自動車保険は、
・三井住友海上「1DAY保険」
が代表的です。
「ちょいのり保険」「1DAY保険」の特徴
この手軽な「ちょいのり保険」「1DAY保険」の特徴は次の通りです。
(2) 両者とも、スマホやコンビニから契約可。
(3) 契約後、「契約完了」のメールで確認後すぐに補償期間開始。
1日プランは、日をまたいでも24時間補償。
(4) au、docomo、ソフトバンクの3大キャリアの場合は、携帯電話料金との合算払いもできクレカ登録不要。
(5) リピートすると、割引などの優遇あり。
「ちょいのり保険」と「1DAY保険」どちらがよいのか
東京海上日動も三井住友海上も、日本を代表する損害保険会社ですから、どちらに加入しても安心です。
いくつかの違いは次の通りです。
1. 3大キャリア以外の携帯電話から加入できるか
東京海上日動の「ちょいのり保険」は、クレカ決済にすると、UQ mobile、mineoなどの携帯電話からも加入できます。
三井住友海上の「1DAY保険」は、3大キャリア以外にも、Y!mobileとUQ mobileのスマホで保険契約と携帯電話料金の合算払いができます。
2. 友人同士、複数人が運転する場合、どちらがお得か
東京海上日動の「ちょいのり保険」なら、最大3名までドライバーの追加が可能です。
1つの契約として扱われるので、保険料がお得です。
3. スマホがなくても加入できるか
心配ありません。
どちらもコンビニで加入することができます。
4. 大事な物を運ぶ場合に対応しているか
三井住友海上の「1DAY保険」は、社内の手荷物も補償してくれる「車内手荷物等特約」を付けることができます。
自分以外の車の運転機会は意外とある
1日だけの自動車保険でも、手厚い補償を付けることも可能です。
また、複数人で運転する場合の割引プランなどユニークなプランもあります。
ドライブや荷物の運搬など、自分以外の車を運転する機会は意外とあるものです。
そのような機会には、ぜひ検討してみてください。(執筆者:大倉 愛子)