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米国株の上昇と円高、日経進む方向に注視【今週の日経平均を考える】

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米国株の上昇と円高、日経進む方向に注視【今週の日経平均を考える】

先週はFRBによる利上げ終了観測が強まり、米国株は上昇へと向かいました。

その上昇とは裏腹に円高進行の影響から、日経平均株価は上げるに上げきれず、しかし下げるに下げきれず、横ばいの展開となった1週間でした。

FRBの発言によって左右される米国株についていく形で、日経平均も推移していくと上への意識も高まるのですが、円高進行の影響は少なからず出てくると思われ、米国株と逆行してしまう可能性を残しての週末入りとなっています。

米国小売りもようやく上昇してきて、いよいよ年末クリスマス商戦で、株価の上昇が見込める時期に、円高がどこまで進行していくのか気になるところです。

今後はSQやFOMC、日銀政策決定会合など、株価が大きく動くイベントが続きますので、それぞれの内容をしっかり確認していきましょう。

今週の日経平均を考える

チャート分析

チャート分析

チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線

5日線は、横ばいの一週間でした。

株価も5日線を挟んで上下に動いています。

25日線は、75日線とのゴールデンクロス後、引き続き上向きに推移しています。

75日線は、上向きに推移しています。

横ばいの100日線と間もなくゴールデンクロスの位置です。

並び順は、5日25日75日の並び順で、安定上昇となっています。

機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万0979円処を推移しています。

トレンドライン

6月からの大きなBOX上限付近は、とても重たい展開となっており、気が付けばBOX上限で小さなBOXを形成しています。

それだけ、上値も下値も重く11月20日の高値3万3853円を超えるには、大きな勢いが必要です。

それほどの買いが入る材料があるのかどうか、BOXをどちらに放れるかが見所です。

下には11月14日15日の窓があり、いつ窓埋めとなってもおかしくない位置です。

一目均衡表

基準線と転換線が乖離を広げていましたが、ここへきて横ばいとなり、強さが少し弱まった印象です。

遅行線も日々線と同様に横にスライドする動きを見せています。

3営業日後に天底一致とするのか、今後の動きにも注目です。

12月20日に雲のねじれがありますので、ここで転換となるのか気になるところです。

ボリンジャーバンド

+1σを水曜日に割ってから、+1σを上値抵抗として推移しています。

バンドが若干収縮してきたので、ここから横ばいが続くのか見ていきましょう。

スローストキャスト

緩やかに買われすぎゾーンから脱して、下向きに進行中です。

このまま売られすぎゾーンへそのまま向かうのか、それとも反発するのか注目です。

MACD

月曜日にMACDとシグナルが交差して、弱さが見えてきました。

ヒストグラムも陰転していますが、いずれも緩やかなので、0ラインを割らずに押し目となるのか、確認していきましょう。

次回の新月は、12月13日です。満月は27日です。

今年の大納会は12月29日です。

総合判断

上に大きく抜けている米国株に比べて日本は、円高に推移しています。

米国株の流れからBOX上放れの準備は整ったと思ったのですが、円高が意識されて、どの程度株価に影響されるのか週明けの動向に注意が必要です。

11月30日の日経平均の出来高を見ると、転換の合図が出ています。

上下どちらに向かうのか、しっかり確認していきましょう。

《城 晶子》
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城 晶子

執筆者:AFP、FP2級 城 晶子 城 晶子

きらトレ・きらストレッチ代表/トレーダーズアカデミー講師/個人投資家 現役の個人投資家。証券会社勤務の経験を経て、株式投資に目覚める。スキルアップのため、トレーダーズアカデミーに入学し【上げ相場でも・下げ相場でも利益を取る】技術を習得。見てわかるきらめきチャートを考案し、きらトレ代表として自身の長年培った知識と経験を生かした手法を伝授。どんな相場でも利益の出せる手法を学べる講義に定評がある。夕刊フジ株1グランプリ月間チャンピオンの経歴を持つ。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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