住宅ローン選びで後々大きな差 注意しておきたいセールストーク»マネーの達人

住宅ローン選びで後々大きな差 注意しておきたいセールストーク

  人生で最大の買い物と言われるのがマイホーム。大半の人々にとって、「マイホーム」を取得する事は大きな夢や目標の一つです。では、その夢や目標をどの様に実現して行くのか考えてみましょう。


人生で避けて通れない住宅プラン


  一般的に、親から独立してから考えなければいけないことは、自分が自分らしく如何に生きるか?です。少々大袈裟ですが、生活する上でイベントごとに、更には時系列ごとに整理すると、「自分が自分らしく如何に生きるか」がイメージし易くなります。当たり前ですが、どんな自分らしさでも良いのです。只、必ず必要なことは、昔から言われている「衣食住」です。

  一般的に独身であればライフイベントには、結婚、出産、子育て(育児・教育)、子供独立、老後と言われるイベントが控えています。それぞれのイベントにはそれぞれのプランがあり、全てに「衣食住」が係わってきます。

  十人十色で様々なプランがあるのですが、当然、各プランとも全てお金が絡んできます。とりわけ、人生の三大資金と呼ばれる住宅プラン教育プラン老後プランには多大なお金が必要となります。特に避けて通れないのが「住」に関する住宅プランで、取得又は賃貸でも多大なお金が掛かるのです。


住宅ローンは慎重に検討を 後々大きな差が生じる


  此処で一番大事なことは、必ず必要な「住む器」の住宅を取得するのか、しないのか(賃貸)。取得も賃貸もそれぞれ、メリットとデメリットが有ります。今回は、一般的な取得するには何を考えなくてはいけないのかを中心に考えてみたいと思います。

  一般的に住宅を現金で買わない限り、人は土地・家屋の住宅商品と、住宅ローンと言う金融商品の2つの商品を同時に購入することになります。

  例えば、3千万円の家がローンの金利の違いやローンの種類や組み方で、総支払い返済額が約4849万円(35年長期固定3%の場合)だったり、約6359万円(35年長期固定5%)になったりすることも有るのです。同じ3千万円の家を買っても、ローンの買い方や選び方を誤ると大きな差が生じます。変動金利であれば、金利上昇に伴い長期固定以上の返済額の差が生じる可能性も有ります。

  しかし、住宅ローンの内容やライフプランをあまり深く検討せずにローンを提案されたままに契約するケースが多いのも事実で、当事務所で購入後のライフプランや住宅ローンの見直し相談を多く受けている現実が有ります。

  購入されるときには、間取りや材質などの住宅だけに関心が集中したり、家族一緒の団欒している場面の想定に思いを馳せるかも知れません。決して間違いではないのですが、もう一方の住宅ローンと言う商品まで考えが及ばない方が多数いらっしゃる現実が有ります。


注意しておきたいセールストーク


  最近では少なくなりましたが、注意しておきたいセールストークが有ります。「頭金ゼロ円でマイホーム!」や「ボーナス払いなし!月々返済はアパートの家賃並みで・・・」更に、2~3年固定(当然金利は長期固定より格段に低い・変動金利型商品で有るにも係わらず35年間の低金利でシミュレーションしたり・・・等々)の金利リスクの誤解を招きやすいトークには注意が必要です。

  もし、希望通りの物件(住宅)と住宅ローンが合わなければ、将来家計破綻しても大変ですので、住宅ローンに近づけてみて、建てる場所の変更や希望の土地面積の変更、又は、建てる住宅の大きさの見直し等々を検討して住宅取得が可能かどうか?ライフプランをしっかり考えるのも良いかも知れませんね。

  各金融機関が、いろんな商品を出しており、最近はインターネットバンクもあり、インターネットで、融資・返済計画のシュミレーションもできます。それらの商品(住宅ローン)や返済計画のチェック方法を理解しておくと、家族のライフプランや返済プランに見合った商品を見つけやすいと思います。

  納得が行くまで、融資を受ける金融機関から説明を受けることが大切です。更に、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみるのも安心感が増すと思います。


住宅と住宅ローンはライフプランそのもの


  マイホームという人生で一番高い買い物をするわけですから、当然その資金・返済計画はしっかり立てなければなりません。そうすれば、マイホームへの愛着も一層高まると思います。

  しかし、その前に最も大切なことがあります。それは、将来をしっかり見据え、「自分は何をしたいか、どんな生き方をしたいか」、「老後も今住んでいるところで住むのか?」をよく考え、子どもの教育費がかさむ時期や、定年後のこと、また自分や家族が病気になった場合のことなどさまざまな状況を想定してライフプランをしっかり立て、その中で家づくりの意味や重要性を位置づける事が重要です。

  これは、単に住宅を取得した方が得なのか?否か?の損得を考える前の大切な問題です。住宅と住宅ローンはライフプランそのものなのです!
住宅

この記事を書いた人

古川 修一 古川 修一»筆者の記事一覧 http://www.furukawa-fp.jp

古川FP事務所 代表
2001年末に損害保険会社の代理店研修制度を経て保険代理店・古川FP保険企画を設立。2007年より、本格的にFPコンサル業の古川FP事務所を開業。得意分野はライフプラン、リスクと保険、住宅取得、家計・住宅ローン見直し等。ライフプランや住宅ローンや家計見直し等で、新聞社、経済誌の取材やテレビ出演等多数。セミナー講師などでも奮闘中。
<保有資格>:2級FP技能士(資産設計提案業務)、ファイナンシャルプランナー(AFP)、DC(確定拠出年金)アドバイザー、損害保険特級一般、損害保険プランナー、シニア・ライフ・コンサルタント

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