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JA共済の自動車共済の保障内容・特約は?自動車保険との違いも解説

「自動車保険」は自動車やバイクを持つ方が万が一の事故に備えて加入を検討します。さまざまな保険がある中で、JA共済の「自動車共済」を聞いたことがある方も多いでしょう。

しかし、聞き慣れた「自動車保険」と異なる名称の「自動車共済」に関して、内容や違いがよく分からない方もいるでしょう。自動車共済の特徴や内容を知ることで、現在の保険料を大幅に抑えられたり、保障を拡充したりできる可能性があります。必要経費である自動車の万が一の保障を見直し、家計のダイエットをしてみませんか。

本記事では、自動車共済と自動車保険の違いから、JAの自動車共済の保障内容、特約について解説します。

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目次

JA共済の自動車共済の特徴

JA共済の自動車共済の特徴は、加入者から集めた掛け金を、事故や災害の被害者に分配する点です。この仕組みは、JA共済の事業理念「助け合い」に基づいて成り立っています。

ここでは、JA共済の自動車共済における主な特徴について4点紹介します。

自賠責共済は強制共済

JA共済には自動車事故に対する保険として、「自賠責共済」と「自動車共済」の2種類があります。

自賠責共済は、すべての自動車(二輪・原付含む)に加入が義務づけられている、自賠責保険の一種です。加入義務のある自賠責保険は「強制保険」ともいわれます。JA共済では、この強制保険のことを「強制共済」と呼びます。

自賠責共済の補償は、自賠責保険と同じく対人賠償のみです。自身の怪我への補償や対物賠償はありません。そのため、多くの人は強制共済である自賠責共済と併せて、自動車共済にも加入します。

JA共済の自動車共済には「自賠責共済セット割引」があり、自賠責共済とセットで加入することで対人賠償の共済掛金が7%割引になります。自動車共済へ加入したい方は、車の販売店に自賠責共済へ加入したい旨を伝えて自動車共済とセットで加入すると良いでしょう。

全国に拠点は2,500か所以上だから事故対応も安心

自動車事故は、いつどこで発生するか分かりません。全国に2,500か所以上の拠点があるJAの自動車共済は、24時間・365日の事故対応が安心です。ロードサービス・レッカーサービスはもちろん、「夜間休日現場急行サービス」なども心強いサポートになります。

また、全国2,500以上の拠点数があるため、旅先で事故や故障が起きても現地の担当者が素早く対応してくれます。拠点数が少ない保険会社を利用すると、事故対応が遅れたり、故障車の修理に時間がかかったりする可能性もあるでしょう。

車の故障具合がひどく整備工場に運ぶ必要がある場合でも、現地に詳しい担当者が近くの整備工場を素早く手配してくれます。全国2,500か所以上の拠点があることは、加入者にとって非常に大きなメリットです。

日常生活のトラブルにも備えられる

JA共済の自動車共済には、日常生活のトラブルに備えられるオプション「マモルモア(日常生活賠償責任特約)」があります。マモルモアでは、車の運転中以外で他人に損害を与えてしまったときの賠償金が補償対象です。

たとえば、自転車事故や他人の所有物の損壊、線路内トラブルで電車の運行を止めてしまうなどで損害賠償責任を負った際に、保険金を受け取れます。最近では自転車事故の増加に伴い、自転車保険の加入義務を課す自治体もあるため、自動車保険と併せてマモルモアを利用すると良いでしょう。

また、マモルモアは家族も保障対象です。そのため、買い物のときに子どもがお店の商品を破損してしまった場合の賠償金も補償されます。

マモルモアの共済掛金は、共済期間1年分を一括払いした場合、1,890円(税込)です。万一の事故のときは、最大2億円の補償が受けられます。自動車事故と同様、いつ何が起こるか分からない日常生活のトラブルに、家族の分までしっかり備えておくと良いでしょう。

JA共済アプリが便利

もし事故や災害に遭ってしまったら、多くの人は冷静な判断ができなくなるでしょう。そんな万が一のときに便利なのが「JA共済アプリ」です。JA共済アプリは、アプリ内から事故受付センターに連絡できるため、緊急時に窓口の連絡先を調べる手間が省けます。

また、JA共済アプリは、GPS・カメラ機能付きです。GPSで窓口の担当者が正確な位置を把握できたり、写真でトラブルの状況を視覚的に伝えたりできます。もちろん、ロードサービスやレッカーの手配もスムーズです。

JA共済アプリは、日常生活においても便利です。JA共済アプリから登録内容の確認ができるWebマイページにアクセスできたり、交通安全・防災・健康などをテーマにしたお役立ちコンテンツを閲覧したりできます。

さらに、JA共済アプリをダウンロードしてWebマイページに接続すると、抽選でクーポンが当たるキャンペーンもあります。キャンペーン内容は時期によってさまざまです。JAの自動車共済に加入した際は、JA共済アプリをダウンロードして損することはありません。

自動車共済と自動車保険の違い

自動車共済と自動車保険は、いずれも自動車事故に対する損害を補填するものですが、いくつか違う点があります。

ここからは、自動車共済と自動車保険の主な違いを解説します。違いをしっかりと理解し、自身に合う補償が受けられるものを選択しましょう。

共済への加入の有無

自動車共済と自動車保険の大きな違いの1つは、共済への加入の有無です。自動車保険へ加入するには保険会社と契約する一方、自動車共済を利用するには共済に加入する必要があります。

「共済」は、農業協同組合や生活共同組合などが運営しています。特定の地域や職業などの組合員が対象で、相互補助(助け合い)を目的とする非営利団体です。

非営利目的で運営されているので、利益を追求する必要がありません。そのため、営利目的の保険会社と比べると、保険料に該当する共済の「掛け金」は比較的安い傾向があります。

一般的に共済への加入には、特定の条件を満たさなければなりません。例えば、国家公務員共済や教職員共済などに加入できるのは、それらの職業の人に限られます。

一方、JA共済は組合員以外でも加入できます。出資金を支払うことで准組合員になる方法が主流です。出資金は脱退する際に払い戻しが行われます。そのため、一般の保険会社と同じく誰でも加入できると考え、保険料や保障内容を比較して自身に合うほうを選ぶと良いでしょう。

名称の違い

一般共済
自動車保険自動車共済
保険料掛け金
保険金共済金
加入者契約者
記名被保険者被共済者
保険期間共済期間

自動車共済と自動車保険の違いの1つに、名称の違いが挙げられます。

例えば、自動車保険を契約するために支払う「保険料」が、自動車共済では「掛け金」と呼ばれます。事故の際に自動車保険で支払われる「保険金」は、自動車共済の「共済金」です。

自動車共済と自動車保険で使われる名称は違うものの、保障内容が大きく異なることはありません。

等級制度が異なる

自動車共済や自動車保険では、事故の有無や件数をもとに掛け金や保険料を計算する等級制度が導入されています。等級制度とは、事故の有無や件数により保険料の割増・割引率が変動する仕組みです。

等級は他の保険会社や共済へ乗り換える際も、そのまま引き継ぐことができます。

しかし、共済と保険会社で異なる等級制度を採用している場合、等級を引き継げないこともあります。乗り換えを検討するときは、事前に保険会社や代理店に等級の引き継ぎ可否を確認すると良いでしょう。

JA共済の自動車共済は、一般的な保険会社と同じ「ノンフリート等級制度」を採用しています。他社からの乗り換えや転出でも問題なく等級を引き継げることは大きなメリットといえるでしょう。

ノンフリート等級制度では、6等級からスタートします。保険期間を無事故で過ごすと翌年度に等級が1つ上がる仕組みです。等級が大きくなるほど割引率が上がり、最高ランクの20等級になると大幅な割引を受けられます。

JA共済の自動車共済の保障内容・特約

項目詳細
自身・搭乗中の方の保障・人身傷害保障
・傷害定額給付
相手方への保障・対人賠償
・対物賠償
自身の車の保障・車両条項
・車両諸費用保障特約
・車両新価保障特約
その他特約・家族用原動機付自転車賠償損害特約
・地震等車両全損時給付特約
・弁護士費用保障特約
・季節農業用自動車保障特約
・日常生活賠償責任特約

JA共済の自動車共済の保障内容は、大きく分けて4つに分類されます。「自身や搭乗中の方に対する保証」と「事故を起こした際の相手方への保証」、「自身の車の損傷に対する保証」と「特約」の4つです。

これらの中から、自身のニーズに合わせた保障を選択できるのがJA共済の特徴です。

自賠責共済の保障内容

損害の範囲支払い限度額(被害者1人あたり)
傷害による損害治療関係費、休業損害、慰謝料、その他最高120万円
後遺障害による損害逸失利益、慰謝料等神経系統・精神・胸腹部臓器に著しい障害を残して介護が必要な場合
常時介護のとき:最高4,000万円
随時介護のとき:最高3,000万円
後遺障害の程度により第1級:最高3,000万円~
第14級:最高75万円
死亡による損害葬儀費、逸失利益、慰謝料
(本人および遺族)
最高3,000万円
死亡するまでの傷害による損害治療関係費、休業損害、慰謝料、その他最高120万円

自賠責共済に加入すると、車の走行中に他人に怪我を負わせたり、死亡させてしまったりした際に被る損害賠償責任に対して共済金が支払われます。

すべての自動車(二輪・原付含む)は、自賠責共済(保険)に加入する必要があります。未加入のまま人身事故を起こしてしまうと、多額の賠償金をすべて自身で負担することになるからです。

自賠責共済(保険)は、どの保険会社や共済で加入しても、掛け金や保険料・保障内容は同じです。

ただ、JA共済の自賠責共済は自動車共済とセットで加入することで、自動車共済の対人賠償の共済掛金が7%割引になりお得です。自賠責共済(保険)にJA共済を利用する方は、自動車共済とセットで加入することを検討してみてください。

自動車共済「クルマスター」の相手への保障

JA共済の自動車共済「クルマスター」は、現場急行サービスや充実した保障内容で、自動車事故のリスクを幅広くカバーします。

では万が一、自動車事故により他人を死傷させてしまったり、他人の車や所有物を壊してしまったりした際に発生する相手への補償はどうでしょう。ここから詳しく解説していきます。

対人賠償

対人賠償は、自動車共済に契約中の車によって他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った際の損害補償です。つまり、事故を起こした相手の治療費や慰謝料などへの補償となります。

自動車事故での賠償金は、死亡や後遺障害などの場合、数千万円から数億円規模になることも珍しくありません。自賠責共済での補償額は、相手を死亡させてしまった場合は3,000万円、後遺障害でも最高4,000万円までと上限があります。

高額な賠償責任にも対応できるよう、クルマスターでは対人賠償の共済金額を無制限としています。

対物賠償

対物賠償は、自動車共済に契約中の車によって他人の所有物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った際の損害補償です。つまり、相手の車や積載物、壁や電柱などを損壊した場合の賠償金が補償対象となります。また、線路への立入りなどによって電車を運行不能にした際の賠償請求も対象です。

自賠責共済には、対物賠償がありません。任意保険である自動車共済へ加入せずに車で他人の所有物を損壊した場合、多額の賠償金を自己負担しなければならない可能性があります。

万が一、電車との衝突事故を起こした場合の賠償額は数億円に上るといわれています。

共済金額が無制限のクルマスターであれば、万が一の多額な賠償金請求でも未来の生活を守れるでしょう。

自動車共済「クルマスター」の自身と家族への保障

事故相手への保障はもちろん、自身や家族の保障もしっかりと備える必要があります。

ここからはクルマスターについて、自身や家族が自動車事故で死傷した場合の保障について解説します。

人身傷害保障

人身傷害保障は、契約している車の搭乗者が死傷した際、過失の割合に関係なく共済金を受け取れる損害保障です。事故に遭った際、怪我を負う可能性があるのは相手だけではありません。自身や大切な家族、同乗する友人などの保障にも備えることが重要です。

相手に事故の過失があれば、相手側の保険や共済で保障されるため、自身の保障は不要なのではと考える方も多いことでしょう。しかし、実際には過失割合によって相手の保険会社が負担する金額が決定します。

たとえば、相手方に60%・自身に40%の過失割合がある事故の場合、相手の保険会社からは6割分の損害補償しか受けられません。後遺障害などで総額5,000万円の損害を被ったとしても、2,000万円分は自身で補償する必要があります。

また、治療費だけでなく、仕事ができずに休業損害を受けた際も、補償を受けられます。車が停車中でない限り、過失が0になるケースはほとんどありません。事故後の生活を守るためにも、人身傷害保障の重要性を今一度しっかりと念頭に入れておきましょう。

傷害定額給付保障

傷害定額給付保障は、契約した車の搭乗者が死傷した場合、あらかじめ決められた金額の治療共済金や死亡共済金、後遺共済金を受け取れる損害保障です。一見、人身傷害保障に似ていることから、保障をつけるべきか悩む方も多いことでしょう。

傷害定額給付保障の最大のメリットは、素早く共済金が支払われる点です。基本的に、事故の損害額が確定するまでは、ある程度の時間がかかります。人身傷害保障は保障額が定額であるため、金額の検証なしでスムーズに受け取れます。

自身や家族が死傷した際、迅速かつ十分な保障を確保するためにも、傷害定額給付保障は、人身傷害保障とともに検討すると良いでしょう。

自動車共済「クルマスター」の車への保障

自動車を持つ方は、人だけでなく車への保障も考える必要があります。

事故による破損だけでなく、盗難・自然災害にも備えておけば安心です。ここからは、クルマスターの車両保障について解説します。

車両保障

クルマスターの車両保障では、契約中の車が事故により受けた損害を保障します。車両保障はすべての事故による損害を保障する「全損害担保」と相手自動車との衝突・接触など限定された事故による損害を保障する「損害限定担保」の2種類があります。

全損害担保の場合、接触事故だけではなく、単独事故や駐車の失敗による車の破損も保障対象です。一方、損害限定担保は、接触事故や盗難・他人のいたずらによる破損など、相手の過失が明らかな車両の損壊が保障対象です。

また、いずれの車両保障も火災や台風などの災害による車の破損も保障対象です。近年、異常気象の影響で自然災害による車の破損事例が多発しています。身近で自然災害が発生した場合、修理費用が高額になる可能性が高いです。

特に毎日車を運転する方や車を買ったばかりの方は、車への損害を保障する車両保険を検討すると良いでしょう。

その他の主な特約

相手や自身・車の保障に加えてオプションである「特約」を追加すれば、万が一の自動車事故にも安心です。

ここからはクルマスターの主な特約「車両諸費用保障」と「地震等車両全損時給付」を紹介します。

特に「車両諸費用保障」には、以下4つの保障が含まれているので、加入により運転のリスクを大幅に軽減できます。

  • 代車費用共済金
  • 陸送等費用共済金
  • 宿泊費用・帰宅等費用共済金
  • 陸送等費用共済金

1つずつ詳しく紹介するので、車に関する保障を万全にしたい方は、ぜひご覧ください。

代車費用共済金

代車費用共済金は、事故または故障により車を修理に出している期間、レンタカーを借りた場合に支払われる保障金です。JAの承認が下りれば、最大30日分のレンタカー代を保障してもらえます。

事故の程度にもよりますが、1日で完了する自動車修理はほとんどありません。通勤や子どもの送迎で車を使う方は、修理工場へ車を預けた場合、日常生活に支障が出る可能性があります。修理期間が長引けば、その分レンタカー代も膨らむでしょう。

事故は起きた直後だけでなく、その後の日常生活も大変です。怪我がなければ事故の対応をしながら家事や仕事をこなさなければなりません。代車費用共済金は、そんな事故後のケアまで考えられた特約といえます。

陸送等費用共済金

陸送等費用共済金は、走行不能の車を修理後に自宅へ運搬する費用を保障します。

自動車共済のレッカー・ロードサービスは、事故現場から修理工場へ車を運搬する費用を保障します。ただ、修理工場から自宅まで車を運搬する費用は、含まれていません。もし遠方で事故に遭った場合、修理完了後の車の運搬費用は自己負担となります。

車両諸費用保障特約を付加すれば、1回の事故につき10万円を限度に修理後の運搬費用が保障されます。道に慣れていない遠方で事故に遭う可能性は十分にあるので、万が一のときに心強い保障といえるでしょう。

宿泊費用・帰宅等費用共済金

「宿泊費用・帰宅等費用共済金」は、車が走行不能になり、宿泊や公共交通機関を利用した際の費用を保障します。1回の事故につき1名あたり1万円が限度です。ただし、宿泊時に発生した飲食代や通信費などは費用に含まれないため注意しましょう。

こちらも車両諸費用保障特約に含まれるため、別途掛け金が発生することはありません。

積載動産損害共済金

車両諸費用保障特約では、車に積載していた動産が壊れた際に共済金が支払われます。

自動車共済の対物賠償は、事故相手の動産を損壊した際に保障するものです。自身の車に積載されてる動産への保障はありません。車両諸費用保障特約を付加していれば、ゴルフバッグやパソコンなど、自身の所有物が自動車事故により損壊した場合に共済金を受け取れます。

地震等車両全損時給付特約

「地震等車両全損時給付特約」は、予期せぬ地震や津波、噴火によって生じた車の損害を保障する特約です。地震・津波による大きな被害がたびたび起こる日本では、備える価値のある特約といえるでしょう。

自動車共済の車両保障は、火災や台風による車への被害を保障します。ただ、被害の大きさを予測しづらい地震や津波、噴火による損害は対象外です。この条件は、JA共済のみならず、多くの民間保険会社も適用しています。

いつ大規模な噴火や地震が起こるか分からない日本において、加入のメリットが大きい特約です。

JA共済の自動車共済に加入するメリット

JA共済の自動車共済に加入する上で、どのような利点があるのでしょうか。代表的な特徴やメリットを2つ紹介します。

共済掛金は年代によりダイレクト型自動車保険よりも安い

JA共済の自動車共済に加入するメリットの1つに、共済掛金が年代によってダイレクト型自動車保険よりも安くなる点が挙げられます。

インターネットを通して加入する「ダイレクト型自動車保険」は、人件費がかからないことから割安な保険料が話題を呼んでいます。

しかし、保障の見直しや契約の変更などをインターネット上で行う上、いざというときの対応に不安を覚える方も少なくないようです。

JA共済は利益を追求しない非営利団体であるため、一般的な保険会社と比べて掛け金が安い点が魅力です。JA共済の自動車共済は、契約した車を運転する人の年齢に応じて掛け金が変動します。

年代によっては、ダイレクト型自動車保険より安くなることもしばしば見受けられます。

担当者と対面で契約や保障の変更ができる安心感はもちろん、掛け金も抑えられる点は、JA共済の自動車共済に加入する最大のメリットともいえるでしょう。

農業従事者以外でも加入できる

JA共済の自動車共済に加入する2つ目のメリットは、農業従事者以外でも加入できることです。JA共済は、農協従事者や特定の職業に就く人しか加入できないと考える方も多いでしょう。

しかし、農業従事者以外の方は「準組合員」として出資することで、自動車共済への加入が可能です。

これにより、安い掛け金で安心を手に入れられるクルマスターへ加入し、万が一の保障にしっかりと備えられます。

JA共済の自動車共済に加入するデメリット

反対に、JA共済の自動車共済に加入する上で、どのような欠点があるのでしょうか。ここからは、代表的なデメリットや注意点を2つ紹介します。

ロードサービスのサービスメニューは少ない

JAの自動車共済のデメリットの1つとして挙げられるのが、ロードサービスメニューの少なさでしょう。

ロードサービスとは故障やトラブルにより走行が不能となった場合、担当者が現場へ駆けつけて応急対応を行うサービスです。JA共済の自動車共済では、保障や特約を付加することなく、走行不能時のスペアタイヤ交換やガス欠時のガソリン補充作業などといったサービスが受けられます。

ただし、対応できるロードサービスは、30分程度で対応可能な応急対応に限られてしまいます。脱輪などの引き上げ作業は別途料金が発生するため、注意が必要です。

破綻したら加入者は保護を受けられない

2つ目のデメリットは、JA共済が破綻した場合に加入者が保護を受けられないことです。

保険会社が破綻した場合は、他の保険会社が受け皿となって保障を行うセーフティネット「損害保険契約者保護機構」があります。これは共済にない仕組みです。

ただ、仮にJA共済が破綻した場合は、他のJAや上部組織のJA共済連が契約を引き継ぎ、保障の継続を行う仕組みがあります。

そもそも、共済自体が金利の影響をほとんど受けにくく、破綻の可能性が極めて低いため、それほどリスクは大きくないといえるでしょう。

JA共済自動車保険の電話番号・連絡先一覧

JA共済の自動車共済に関する連絡先は、以下のとおりです。

・電話での連絡

連絡先受付時間
事故のとき0120-258-93124時間365日
レッカー移動や故障時の応急対応が必要なとき0120-063-93124時間365日

・FAXでの連絡

連絡先受付時間
事故受付窓口(JA共済事故受付センター)0120-894-93124時間365日

また、JA共済アプリからも事故の連絡やレッカー・ロードサービスの手配が可能です。

JA共済の自動車共済に関する口コミ・評判

JA共済の自動車共済を利用している方は、どのような評価をしているのでしょうか。実際の口コミを紹介します。

JA共済の自動車保険に関する良い口コミ

JA共済に関する口コミで多く見受けられたのは、掛け金が安いというものです。契約者同士がともに助け合う目的を持つ共済は、一般の保険会社とほぼ同等の保障内容であっても、より安く自動車事故に備えられます。

他の保険会社からの乗り換えを検討している方は、インターネットもしくはJA窓口での「自動車共済お見積りキャンペーン」にて保険料と掛け金の比較をすると良いでしょう。

JA共済の自動車保険に関する悪い口コミ

「JA共済」と検索すると、「対応が悪い」といった口コミを見かけることがあります。その原因は、担当者の対応力と、窓口が土日祝日に非対応である2点が考えられます。

休日や夜間に事故に遭った際、JAの窓口では対応ができません。しかし、休日夜間現場急行サービスがあるので、窓口が非対応の時間でもトラブル対応は可能です。

また、担当者の良し悪しに差があるのはJA共済に限った話ではありません。良い面・悪い面を総合的に考慮することが大切です。

JA共済の自動車共済の新規加入手続きの流れ・手順

JAでは、新規加入手続きを検討されている方を対象に「自動車共済お見積もりキャンペーン」を実施中です。見積もりはインターネットもしくは窓口にて行えますが、実際の手続きは窓口に出向く必要があります。

ここからは、JA共済の自動車共済を新規で申し込む際の具体的な手順について紹介します。

1:最寄りのJA(農協)の窓口にて受付

JA共済の自動車共済は、担当者との対面での契約が必須となります。受付や契約の際は以下のものを持参すると、スムーズに手続きできます。

  • 自賠責保険(共済)証書
  • 自動車保険(共済)証書
  • 車検証
  • 出資金、掛け金

原則、窓口での契約となりますが、場合によっては自宅での契約も可能であるため、窓口以外での契約を希望する際は電話で確認すると良いでしょう。

2:出資金を納めてJA組合員になる

JA共済に加入する際は、出資金を納めてJA組合員になります。出資金は1口100円です。組合員への加入は必須ではありませんが、原則組合員での加入が望ましいとされます。

3:掛け金の見積もり・保障内容の決定

現在、他社で自動車保険の契約がある場合は、その契約をもとに掛け金を算出します。新規で自動車共済に加入する場合は、ニーズに合わせて保障内容を決定します。

保障内容は、共済期間の途中で変更できるものもありますが、一部変更不可能なものもあるため、しっかりと判断するようにしましょう。

4:契約の申し込み

保障内容が決定したら、契約の申し込みを行います。JAの自動車共済の申し込みは、契約始期日の3か月前から可能です。余裕をもった契約を行うことで、保障を切らすことなく引き継ぐことができます。

5:共済証書を受け取る

共済証書は原則郵送です。掛け金を納めると、自動的に登録された住所へ共済証書が郵送されます。万が一のときのためにも、共済証書は、契約した車内で保管すると良いでしょう。

まとめ

いつどこで起こるかわからない自動車事故は、一見自身には無縁のように思えるが故、保障がおろそかになることも少なくありません。JAの自動車共済は、いざというときのリスクをフルカバーする魅力的な保障内容や特約があり、安心して遠出や旅行ができます。

新型コロナウイルスの流行により、自家用車での移動が増える昨今。もちろん、事故に遭わないことが最善ですが、万が一の事態は予期できません。いざというときのお守りとして、しっかりと事前の対策を行うようにしましょう。

※2022年8月時点の情報です。

※本記事は公開・修正時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。キャンペーンを含む最新情報は各サービスの公式サイトよりご確認ください。

※本記事で紹介しているサービス・商品に関するお問い合わせは、サービス・商品元に直接お問い合わせください。

<参考>

JA共済 自動車共済

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