自動車保険への加入を検討していても、保険の種類や保険会社は複数あるため、どれを選べばよいのかわからない方も多いでしょう。保険の種類ごとに保証内容が異なり、混同しやすいこともあるため注意が必要です。
そこでこの記事では、自動車保険の種類や選び方、おすすめの自動車保険を紹介します。
そもそも自動車保険とは?
自動車保険は、万が一事故が起きた際に損害や自動車の修理費用などをカバーできる保険です。しかし、自動車保険のなかには自賠責保険と任意保険の2つがあり、それぞれの違いについて詳しく知らない方もいるでしょう。まずは、自賠責保険と任意保険の違いと、補償範囲を紹介します。
自動車保険には「自賠責保険」・「任意保険」の2種類がある
自賠責保険は、基本的には自動車を買ったら加入しなければならず、自賠責保険に加入していないと車検も通りません。そのため、強制保険と言われることもあります。自賠責保険は、事故を起こした場合の、相手の身体に対する補償のみです。
自賠責保険は、事故を起こした際に被害者に最低限のサポートをする目的の保険であるため、自賠責保険に加入している方が事故を起こし、自動車や身体が大きく傷ついたとしても、自賠責保険で保険金がおりることはありません。
自賠責保険の補償範囲は、傷害・後遺症・死亡の損害の3種類にわけられます。傷害の損害は怪我の治療費などを含めた諸費用の保証であり、限度額は120万円です。
後遺症で仕事ができなくなったり精神的な苦痛を感じたりした場合の保証は、限度額4,000万円となります。相手が死亡した場合は、慰謝料や葬儀費用が支払われ、3,000万円と定められています。
それぞれの限度額以上を支払う場合は、超えた分を自分で支払わなければなりません。大きな事故では限度額を大幅に超えることがあり、自賠責保険のみでは補償内容が十分ではないことも少なくありません。さらに、傷害、後遺症、死亡以外で損害がある場合は、全額自分で負担する必要があります。
一方の任意保険は強制的に加入するものではなく、加入していないという理由で車検が通らない、自動車を運転できないといったことはありません。つまり、自賠責保険は加入が義務ですが任意保険はその名の通り任意で加入します。
また、補償範囲は任意保険の方が内容が多く、いくつもの保険に加入するケースが多いです。相手の保障のみの自賠責保険と異なり、任意保険は自分に対しても補償が適用されます。
任意保険は、ご自身で補償内容を選べるため、自由に補償範囲を決められます。そのため、費用がかかりますが、任意保険は加入するメリットが大きいといえます。任意保険で補償される範囲は自分や相手はもちろん、同乗者の車や身体、物なども補償されます。任意保険のうち、選ぶ方が多い補償範囲は次のとおりです。
- 対人賠償保険
- 対物賠償保険
- 人身傷害保険
- 搭乗者傷害保険
- 車両保険
- 無保険車傷害保険
任意保険に加入する場合は、上記の補償内容の中から選ぶことが可能です。また、全ての保証に加入するケースも珍しくありません。
自動車保険に加入する前に理解すべき保険の種類とその補償内容
自動車保険には複数の種類があるため、自分にはどの保険が必要なのかを決めることから始めましょう。
また、事故を起こした際に相手に対する補償があれば良い、自分への損害も補償したいなど、補償範囲を確認することも大切です。主な保険の種類と、補償内容を紹介します。
対人賠償責任保険
対人賠償保険とは、事故の相手に対するものです。対人賠償保険は保険金が無制限なケースが一般的なこともあり、加入しておくべき保険のひとつといえます。
事故を起こした自動車に乗っている方や歩いている方が怪我をしたり亡くなったりしたときの損害賠償に対して、自賠責保険を超えた分を保険金でカバーできるものです。
歩いている人や相手の自動車の同乗者が対象であり、事故を起こして自分の同乗者が亡くなる、怪我をするといった場合は対象外となります。本人のほか、被保険者の両親や配偶者、子供に対しても補償範囲外で、保険金が支払われないため注意しましょう。
さらに、故意に事故を起こしたり災害で損害を受けたりした場合も対象外になります。被保険者本人や家族、同乗者が怪我をしたり亡くなったりしたときのためには、人身傷害保険もしくは搭乗者保険を利用する方法が有効です。
対物賠償責任保険
対物賠償保険は、人ではなく物に対する賠償金をカバーするものです。事故を起こした相手の自動車のほか、建物やお店の商品が対象です。事故を起こした際に人間が怪我をしたり亡くなったりした際には対人賠償保険を利用しますが、物が壊れた場合には対物賠償保険を利用します。自賠責保険は対物賠償がないため、対物賠償保険に加入しなければなりません。さらに、対物賠償保険は直接の損害と間接的な損害の2種類にわけられています。
直接の損害は事故を起こした際の出費のことであり、自動車を運んだり修理をしたり、事故により壊れた物を修理したり運んだりする費用が挙げられます。
間接的な損害とは事故によって失われた利益を指し、事故を起こさなければ得られたはずの利益のことを指します。間接的な損害は被害者の資本や経歴など、いくつもの項目をもとに計算され、直接の損害と比較すると補償額が高くなることがあります。
なお、対物賠償保険は自治体や企業が持っている物が壊れた場合でも対象です。自分と家族以外の人間への損害賠償に対するものであり、自宅の塀を擦ったり車庫が壊れたりといったケースは対象外になるため注意しましょう。
さらに、自分の自動車の修理費用は対物賠償保険の対象ではなく、車両保険の対象です。また、自分が事故の被害者の場合は相手側の対物賠償保険の対象になるものの、どちらにより過失があるか、過失の割合によって金額が決まります。
そのため、壊れた物と同じ金額の物を再度購入できるとは限りません。対人賠償保険と同じように、損害賠償責任の範囲内で適用されるため、損害額は100%保証されるものではないのです。
人身傷害保険
人身傷害保険は、事故を起こした際の治療費用や休業しなければならない場合の損害、精神的な苦痛、亡くなった場合や後遺症が残った場合に、過失割合を問わず支払われる保険です。
総損害額は保険会社が認定することになり、精神的苦痛+仕事ができない期間に本来得られたはずの収入+治療費や、将来得られたはずの収入+精神的な苦痛+将来かかる介護費+治療費などで計算します。
また、亡くなった場合には、治療費+精神的苦痛+葬儀費用+亡くなったことにより失った利益で総損害額が認定されることが一般的です。
人身傷害保険は、通院や入院を長期間続ける必要があり、通院や入院費用を医療保険ではまかなえない場合や、後遺症により長期間治療や通院、介護をしなければならない場合に、事故を起こした相手から賠償金が支払われないときに役立ちます。
人身傷害の賠償金は自分の過失割合を差し引いた金額を相手側に請求するため、事故の相手と話し合いが長引いている場合や治療費が立て替えられない場合に役立つでしょう。
車両保険
車両保険は、自分の自動車に対する保証です。災害や交通事故、駐車している車へのいたずらや飛び石が原因で自動車を修理しなければならないときに役立ちます。
車両保険に加入していると、自動車を修理しなければならない場合に保険金でカバーできます。保険料は上がりますが、免責金額を決めることによって保険料をおさえられます。
車両保険は、自分の自動車の損害を補償するためのものであり、自動車の盗難や交通事故、災害で車が水没したといったケースでも適用されます。
人や物に対する対人賠償・対物賠償とは違い、車両保険は自分の自動車に対するものであり、加入しなくても良いのではと考える方もいるでしょう。しかし、買ったばかりの自動車は車両保険に加入した方が良く、10年古い自動車は車両保険に加入しなくても良いと考える方が多いです。
比較的新しい自動車は加入した方が良く、古い自動車は加入しなくても良い理由は、加入の際に設定する保険金額が理由です。保険金額は、自動車の登録から算出した時価で判断されます。
保険金額は市場価格よりも高く設定できず、状況によっては保険料が高いにもかかわらず十分な補償が適用されないケースも少なくありません。長い期間乗っている自動車だけではなく、プレミアの中古車でも時価で判断されます。
万が一、事故が起こり自動車が全損しても同じなのです。全損の場合、車の時価のみ保険金が支払われます。そのため、自動車の保険金額がいくらに設定されているのかチェックしておくことが大切だといえます。
搭乗者傷害保険
搭乗者傷害保険は、契約している自動車に乗っている方が対象であり、亡くなったり後遺症が残ったりした際に各種保険金が支払われます。
事故を起こした自動車のどちらに過失があるかによって金額が変わることはありません。ただし、人身傷害保険と同じく、被保険者の過失や飲酒運転、災害が原因の事故は対象外になることがあります。
保険金が支払われるタイミングは、医師の診断で入院や通院の総日数が5日以上経った段階です。搭乗者傷害保険は、早い段階で保険金が支払われることが特徴です。5日以上を経った後に支払われる保険金は治療や通院にかかる、一時金ともいえます。
なお、「事故発生日から180日以内に後遺障害が起こった場合は保険金額の〇%支払い」など、亡くなったり後遺症が残ったりした場合の保険金は、医療保険金とは別で受け取ります。
自損事故保険
自損事故保険は、単独事故で運転している方や同乗者が怪我をしたり亡くなったりしたときの損害を補償するものです。
たとえば、ハンドル操作を誤りガードレールにぶつかる、ハンドル操作を誤りカーブを曲がれず崖から転落する、よそ見をしていて電柱にぶつかるなどが挙げられます。
運転手がハンドル操作を誤ったことにより起こる事故が対象で、自分や同乗者以外に事故の被害者がいない単独事故が対象です。自損事故保険は、壊れた物や自動車の修理費用は対象外になるため注意しましょう。
保険会社によっては、人身損害保険に加入しない方が利用できる特約になっていることもあります。自損事故保険の対象は、契約している自動車の所有者や運転手、同乗者であり、同乗者は家族でも他人でも補償されます。
ただし、運転手の故意や過失が原因の単独事故や、違法薬物の影響で運転できない可能性があるなかで起こった事故、飲酒をした後に運転して事故を起こした場合や盗難車で自損事故を起こした場合は適用外です。
また、自動車を運転する競技で起こった単独事故や、自損事故が起こった際に警察に届出をしない場合も対象外のため注意しましょう。
自動車保険で自損事故の保険金が支払われるのは、警察署で交通事故証明書を取得した場合のみです。交通事故証明書は、一般的に保険代理店が代行して取得します。警察に届け出をしないと、交通事故証明書が発行されません。被害者がいない自損事故だったとしても、すぐに警察に届け出をしましょう。
無保険車傷害保険
保険に加入していない被害者や、補償内容が十分ではなかった自動車と事故を起こし、運転手や同乗者が亡くなる、もしくは後遺症が残ったものの相手から補償を受けられない際にこの保険金が支払われます。
無保険車傷害保険の「無保険車」とは被保険者を死亡させる、もしくは後遺症を負わせた相手の自動車のことであり、次の4つのうちのいずれかに該当するものを指します。
- 任意保険で対人賠償保険に加入していない
- 対人賠償保険に加入しているものの保険金が支払われない
- 対人賠償保険に加入しているものの保険金額が相手の損害額未満
- ひき逃げといった加害者が分からない事故
上記に当てはまる自動車は無保険車です。自賠責保険は基本的に加入しなければなりませんが、自動車保険は任意保険のため無加入の自動車も走行しています。
自動車保険に入るメリット
自動車保険のなかでも、任意保険に加入することのメリットは大きいといえます。任意保険に加入すると自賠責保険で補償できない部分をカバーできるためです。
任意保険は、事故を起こした自分に対する怪我をカバーすることが可能です。自動車事故では、基本的にむちうち、怪我など何かしらの損害を受けます。自賠責保険は、事故を起こした際に相手への保障のみであり、自分が受けた損害は自分で対応しなければなりません。任意保険を利用すれば、自分の怪我も安心して治療できるでしょう。
さらに、自賠責保険は賠償限度額があります。自賠責保険は相手の保障ができますが、補償限度額が設定されており、限度額を超える場合は自分で支払わなければなりません。
特に、相手が亡くなっていると自賠責保険だけでは補償しきれないケースがよくあります。自分でカバーするのは困難なため、任意保険で加入しておくと安心でしょう。
また、自賠責保険では対物補償がありません。自動車事故は歩行者が相手のケースだけではなく、自動車同士だと相手の自動車に損害が発生します。加えて、事故を起こした際に住宅や電柱が破損した場合に補償をしなければなりませんが、自賠責保険は対象外のため損害費用は自分でカバーしなければならないのです。
任意保険は対物賠償もあるため、人だけではなく物に対する損害も補償されることがメリットだといえるでしょう。
自動車保険の選び方
自動車保険は、保険会社と直接やりとりをする方法と、代理店を通す方法に分かれています。
また、保険会社ごとに保険料に大きな差はないものの、可能な限り保険料を抑えたい方もいるでしょう。そこで、自動車保険を選ぶ際に理解したいポイントや、選び方について紹介します。
代理店型かダイレクト型かで選ぶ
ダイレクト型とは、損害保険会社と契約を希望する方が直接やりとりをします。代理店に支払う費用がなく、代理店型と比較すると保険料が抑えられることが特徴です。
代理店型は、損害保険代理店が仲介する自動車保険で、代理店の担当者と契約者がやり取りをします。代理店型は、代理店の手数料といった費用が加算されるため、ダイレクト型と比較すると保険料が割高です。
しかし、自動車保険の加入にあたり疑問や質問に回答してもらえることがメリットだといえます。自動車保険に初めて加入する場合でも、代理店の担当者が複数のプランを提案してくれるうえに、補償内容を設定する際にもアドバイスをもらえることが特徴です。
ダイレクト型、代理店型それぞれ魅力は異なりますが、サービスや事故対応についてはいずれも問題なく任せられるでしょう。
そのため、自分で自動車保険のプランを検討して、保険料を抑えたいという場合にはダイレクト型、保険料が若干高くても担当者に相談しながら決めたいという場合には代理店型を選ぶ方法が有効です。自分の状況や考え方に適しているほうで契約しましょう。
保険料の安さ
高額な保険料を支払えば、十分な保証が受けられるとは限りません。しかし、保険料の安さだけに注目すると十分な保証が受けられない可能性があるため注意が必要です。
保険料が安くても、自分が求める保証が付いていれば安心して自動車を運転できるでしょう。つまり、保険料に保証内容が見合っているかを重視して選ぶことが大切だといえます。
保険料が安い自動車保険は、インターネットで申し込める保険です。インターネットで申し込める保険は、店舗の運営費用や担当者の人件費、代理店の仲介費用がかかりません。
なお、保険料が安いからといって補償が十分ではないということではありません。保険料が安いものに加入する場合、対面でアドバイスをしてくれる担当者がいなかったり、どの保険に加入するのか、補償内容どうするのかを自分で決めなければならなかい場合が多くあります。
自動車保険に詳しくない方が自分で決めると、補償内容が十分でない可能性もあるため注意しなければなりません。注意点を押さえて、保険料が安い自動車保険や加入方法を選びましょう。
ロードサービス
自動車保険は、バッテリー上がりや事故対応、パンク、鍵の閉じ込めなどさまざまなトラブルが対象のロードサービスが付帯しています。ロードサービスは等級を問わず使えるため、自動車を運転する際にトラブルが起こっても安心でしょう。
保険会社ごとにロードサービスの内容に大きな差はないものも、レッカーサービスが無料になる範囲や、帰宅・宿泊費用の補償、給油が無料といった内容が異なります。保険料や保障内容では比較的できず、どの自動車保険が良いのか分からない場合には、ロードサービスの内容を判断材料にする方法も有効です。
事故対応(示談交渉・現場へのかけつけ)の質で選ぶ
自動車保険は万が一の事故に備えて加入するため、事故を起こした際の事故対応力が高いかどうかが重要です。事故対応サービスにはいくつかの種類がありますが、示談交渉・現場へのかけつけがあると安心でしょう。
示談交渉サービスがついていれば、プロに交渉を依頼できます。そのため、示談交渉サービスがあるかどうか必ずチェックしましょう。
示談交渉サービスがあれば、事故の状況を確認し、過失割合を決めたり損害賠償額を決めたりする話し合いをプロに任せられます。専門知識が必要なうえに日数もかかるため、自分で示談交渉するのは難しくなります。
保険会社が示談交渉を行ってくれるため、難しい話し合いに悩むこともありません。1回示談交渉を依頼した後は、保険会社から報告があるまで普段通り生活することが可能です。
また、事故受付時間のチェックも必須です。基本的には事故受付時間は24時間ですが、保険会社のなかには17時まで、19時までと制限を設けていることがあります。
事故が起こりやすいのは、16~18時といわれています。夕方の時間帯は徐々に暗くなり、暗い状況に慣れていないなかで運転をするため、周囲の自動車や人を認識しにくく、事故が起こりやすくなります。
また、夜は自動車がスピードを出す傾向にあり、人が亡くなるような大きな事故も増えます。事故が起こりやすい時間帯に自動車を運転する場合、受付時間が16時まででは対応してもらえないため、何時まで受け付けているのか確認しましょう。
なかには、365日初動受付をしている会社もあります。年末年始は受け付けていないケースもありますが、年末年始は自動車を運転する方が多く、事故を起こしたり巻き込まれたりする確率が上がるため、365日受け付けている保険会社だと安心です。
なお、保険会社の従業員が現場にかけつけるサービスはなく、電話のみで対応してもらうことになります。しかし、保険会社のなかにはセキュリティー会社と提携しており、警備員が現場にかけつけるサービスがあります。
保険会社の従業員ではないことから、サポートしてもらえる内容も限定的ではありますが、精神面では頼りになるでしょう。
事故起こすと相手側も自分もパニック状態になっており、冷静に示談交渉をしたり事故現場で迅速に対処したりするのは難しいものです。そのため、示談交渉を含めた事故対応の品質が高い自動車保険を選びましょう。
【人気】自動車保険おすすめランキング8選
自動車保険へ加入するにあたり、いくつかの保険を比較することが大切です。特定の自動車保険のみに絞ってしまうと、魅力的な保証内容やサービスがある自動車保険を見逃してしまいます。
自動車保険は無事故で継続契約するとお得になるため、頻繁に変更するものではありません。そのため、契約後に後悔しないよう、いくつかの自動車保険を比較・検討する必要があるのです。
そこで、おすすめの大手保険会社の自動車保険の契約型・保証内容・サポート内容・事故対応・拠点数・24時間対応の有無をfランキング形式にて紹介します。保険会社ごとの特徴も紹介するため、気になる自動車保険を絞り込む際の参考にしましょう。
1位:SBI損保の自動車保険
保険名 | SBI損保 |
保険会社 | SBI損害保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト 代理店 |
保証内容 | 対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用 代車・修理後搬送 |
事故対応 | ロードサービス、事故解決サポート、被害者相談、示談交渉、ガラス交換・修理専門業者紹介サービス |
拠点数 | 約10,000箇所 |
24時間対応 | ◯ |
SBI損保は、保険料が走行した分のみという点が特徴の自動車保険です。1年間の走行距離で保険料が決まるほか、運転するエリアや同乗者は含めず、運転手限定などで保険料を決定しています。
事故が起こった際には24時間365日の受け付け、約10,000拠点があるロードサービスは、緊急対応やレッカーのほか、帰宅、宿泊までとサポート範囲は広いといえるでしょう。
3年以上契約するとロードサービスの内容が変更され、鍵を失くした際の鍵開け、鍵の作成を無料で行えます。加えて、最大150Kmまでのレッカーサービスが付くことも魅力です。
2位:アクサダイレクト総合自動車保険
保険名 | アクサダイレクト総合自動車保険 |
保険会社 | アクサ損害保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト |
保証内容 | 対人賠償保険、対物賠償保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、人身傷害補償、搭乗者傷害保険、社長保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置 宿泊費用、ペット宿泊費用 代車・修理後搬送、修理期間中の無料代車 |
事故対応 | ロードサービス/24時間365日 事故解決サポート/土日祝を問わず当日中のうちに対応 |
拠点数 | 指定修理工場:687箇所 |
24時間対応 | ◯ |
アクサ損害保険はダイレクト型の自動車保険であり、自損事故、対人賠償保険、対物賠償保険、無保険車傷害保険などを基本にして、車両保険や人身傷害補償、弁護士費用などの特約を選べます。
加入する方のニーズごとに組み合わせられることが魅力です。また、セカンドカーや衝突被害軽減ブレーキ搭載車は割引を受けられたり、インターネットで加入申し込みをすると数万円割引が適応されたりなどのサービスもあります。
3位:セゾン自動車火災保険株式会「おとなの自動車保険」
保険名 | おとなの自動車保険 |
保険会社 | セゾン自動車火災保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト |
保証内容 | 対人賠償保険、被害者救済費用、無保険車傷害、人身傷害保険、車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用 代車・修理後搬送 ガス欠時の給油、ALSOK事故現場かけつけ |
事故対応 | ロードサービス/24時間365日 事故解決サポート/平日9時半~20時、土日祝17時までの受付で即日対応 |
拠点数 | ロードアシスタンス拠点数:約13,000箇所 提携修理工場:約1,230箇所 損保ジャパンサービス拠点:240箇所 ALSOK拠点:約2,400箇所 |
24時間対応 | ◯ |
セゾン自動車火災保険は、事故を起こす可能性が低い40代や50代の保険料が安く設定されていることが魅力です。
事故を起こすとALSOKが対応し、救急車を手配したり安全を確保したりするほか、事故状況の報告や現場写真を撮影するなどの対応をしてくれます。インターネットで申し込むと割引され、自動ブレーキ搭載車は保険料が安くなるサービスもあることがメリットです。
4位:チューリッヒ保険
保険名 | チューリッヒ保険 |
保険会社 | チューリッヒ保険会社 |
契約型 | ダイレクト |
保証内容 | 車両保険、対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、搭乗者傷害保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用関連、代車・修理後搬送 |
事故対応 | ロードサービス/24時間365日、事故解決サポート/土日祝も20時までの受付で即日対応 |
拠点数 | 指定修理工場:1,400箇所以上 |
24時間対応 | ◯ |
チューリッヒ保険はダイレクト型のため、仲介手数料がかからず保険料が低く設定されています。
人身傷害保険、対人賠償保険、対物賠償保険、搭乗者保険などをメインに、特約や保証を加える契約形態です。走行距離によって保険料が決められており、ゴールド免許かどうか、自動車の使用頻度、買い物で使うのか遊びに使うのかなど使用目的に応じて割引が適用されます。
5位:イーデザイン損害保険
保険名 | イーデザイン損害保険 |
保険会社 | SBI損害保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト 代理店 |
保証内容 | 対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険、自損事故保険、無保険車傷害保険、車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用 代車・修理後搬送 |
事故対応 | ロードサービス、事故解決サポート、被害者相談、示談交渉、ガラス交換・修理専門業者紹介サービス |
拠点数 | 約10,000箇所 |
24時間対応 | ◯ |
イーデザイン損害保険は、20等級の運転手にとってメリットが大きい無事故割引があります。
通常は保険会社が交渉を行えない「もらい事故」に対応できる弁護士特約が全契約に付帯しているため、もらい事故が起きても弁護士に示談交渉をしてもらえます。また、保険料は走行した分だけであり、年間走行距離が短い運転手はお得です。さらに、自動ブレーキ搭載車新車は割引が適用されます。
6位:ソニー損保の自動車保険
保険名 | ソニー損保の自動車保険 |
保険会社 | ソニー損害保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト |
保証内容 | 対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害補償保険、搭乗者傷害保険車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用、セコム事故現場かけつけ、代車・修理後搬送 |
事故対応 | ロードサービス/24時間365、事故解決サポート/土日祝を問わず20時までの受付で即日対応 |
拠点数 | 約9,900箇所 |
24時間対応 | ◯ |
ソニー損保は、保険料が走行した分だけであり、1年間の走行距離が短いと保険料がお得になります。
また、事故現場へのセコムのかけつけサービスがあるため、事故を起こした際の不安を軽減できるでしょう。事故受付は曜日問わず対応しており、週末や連休中など事故が起こりやすい時期にも対応してもらえるため安心です。
さらに、インターネットで申し込みをすると割引されることも魅力だといえます。ほかにも、1年間事故を起こさなかった場合に等級アップで割引されるほか、無事故割引もあり、安全運転をしている運転手ほどメリットをえられるのが特徴です。
7位:AAP(家庭用総合自動車保険)
保険名 | AAP(家庭用総合自動車保険) |
---|---|
保険会社 | AIG損保 |
契約型 | 代理店型 |
保証内容 | 対人賠償補償、対物賠償補償、対物超過費用補償、人身傷害補償、搭乗者傷害補償、自損事故傷害補償、無保険車傷害補償、車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用、代車・修理後搬送 |
事故対応 | 示談交渉サービス 弁護士費用特約(自動車事故のみ、自動車事故+日常生活) |
拠点数 | 約1,677箇所 |
24時間対応 | ◯ |
家庭用総合自動車保険は、代理店型の自動車保険です。インターネットで申し込むことによって割引されるといった特典はほとんどありませんが、自動付帯する人身傷害保険は、自動車の事故だけではなく自転車を運転している際の事故や怪我も補償をされます。
また、24時間365日事故受付をしており、示談交渉サービスがあるほか、弁護士費用特約も追加することが可能です。
8位:三井ダイレクト損保
保険名 | SBI損保 |
---|---|
保険名 | 三井ダイレクト損保 |
保険会社 | SBI損害保険株式会社 |
契約型 | ダイレクト |
保証内容 | 対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険、搭乗者傷害保険、車両保険 |
サポート内容 | レッカーサービス、応急処置、宿泊費用、自宅駐車場内での無料対応、代車・修理後搬送 |
事故対応 | ロードサービス/24時間365日、事故解決サポート/土日祝を問わず19時までの受付で即日対応 |
拠点数 | 損害サポートネットワーク:全国約410箇所 指定修理工場ネットワーク:全国約2,140箇所 弁護士ネットワーク:全国約150事務所 ロードサービスネットワーク:全国約4,300箇所 |
24時間対応 | ◯ |
三井ダイレクト損保はダイレクト型のみの自動車保険であり、生活スタイルに適した条件を設定できることが特徴です。事故対応のほか、ロードサービスや継続手続き、提携施設のクーポン取得まで、スマートフォンのアプリで行えるため非常に便利です。
また、2年目以降の契約はVIPランク、3年目以降はVIPプラスと、契約を継続するとお得になることが魅力です。
VIPランクは、娯楽施設や宿泊施設、買い物や飲食店、レンタカーや映画のチケットなど、20万箇所以上の施設で割引を受けられます。国内だけではなく海外の施設も含まれるため、海外旅行や出張が多い方におすすめです。さらに、VIPプラスでは、大手旅行代理店のパッケージツアーが最大11%割引になります。
迷った際には自動車保険のプロに相談しよう!
どの自動車保険が良いのか、どの特約をつければ良いのか、初めて自動車保険に加入する場合にはわからないことがたくさんあります。
自動車保険の新規加入だけでなく、自動車保険の見直しをするときも、プロにアドバイスをもらうことで自分に適した自動車保険に加入できます。しかし、保険会社のプランナーは保険会社の社員のため、自分の会社の商品をメインに提案します。
そのため、いくつもの保険会社の自動車保険を取り扱っており、さまざまな商品から適したものを選んでくれる保険相談窓口に相談するのがおすすめです。
いくつもの保険会社があり、新しい商品が発表されたり規約が改正されたりするため、新しい情報を集めて比較検討するのは難しいでしょう。保険相談窓口を利用すれば最新情報を教えてもらうことが可能で、いくつもの保険会社から適したものを提案してくれます。
おすすめの保険相談窓口3選
自分で自動車保険を選ぶよりも、プロに相談してアドバイスをもらったほうが、より自分に合った自動車保険に加入できるでしょう。
無料で相談できるサービスがあるため、全国に支店がある保険相談窓口へ相談するのがおすすめです。特にサービスが充実しており、人気がある保険相談窓口を3つ紹介します。
マネードクター
マネードクターは、ファイナンシャルプランナーに無料で保険相談できることが特徴です。自動車保険のほか、資産形成や税金、年金など、あらゆるお金の相談をを受け付けています。
相談者の状況に適したプランを提案してもらえる支店は全国には100か所以上ありますが、出張やオンライン相談も行うことが可能であり、店舗に足を運ぶ必要はありません。予約をすれば、最短翌日には自動車保険の相談ができます。
また、通常の保険相談窓口は、ショッピングセンターのなかや繁華街などに出店しており、店舗の中が見えるつくりになっています。一方、マネードクターは商業ビルではなくオフィスビルの中での出店が多いため、通りがかる人の目を気にせずに相談できます。
店舗の写真はホームページで閲覧でき、入店しやすいか、相談しやすい雰囲気かどうかを確かめてから行けることも嬉しいポイントです。
さらに、マネードクターは完全予約制であり、誰でもすぐに相談できるわけではありません。どのような内容の相談でも予約をする必要があります。完全予約制だとハードルが高いと感じる方も多いですが、待ち時間を短縮するための工夫であり、高級感や緊張感がある敷居が高いお店ではないため安心です。
なお、出張相談も受け付けており、自動車保険に加入した後のアフターフォローは自宅で受けられます。
マネードクターのホームページでは、店舗ごとの予約可能日を閲覧することが可能です。基本的には9時~20時まで相談でき、仕事帰りや休日に相談しやすい営業時間です。予約枠が空いていれば、当日に予約できることもあります。
保険無料相談.com
保険無料相談.comは、自宅もしくは自宅以外の場所で出張相談を受けることが可能です。また、パソコンやタブレットでのオンライン相談にも対応しており、何回でも無料で相談できます。1回の相談では決められない場合でも安心です。
保険の相談では、担当者との相性が大切です。保険無料相談.comでは担当者を変更することが可能なため、相性が悪い、対応に不満があるといった場合でも我慢をする必要がありません。相談にかかる時間を無駄にせず、話しやすく的確なアドバイスをくれる担当者に相談できます。
ほけんのぜんぶ
ほけんのぜんぶは、対応エリアが非常に広く、自宅や勤務先、飲食店など希望した場所まで出張してもらえることが特徴です。相談者の立場で見ると、店舗までの交通費がかからないことがメリットだといえます。
しかし、飲食店での飲み物代は相談者が支払わなければならないため、お金を掛けたくない場合は自宅で相談すると良いでしょう。自宅であれば、ほかの人に話を聞かれる不安がなく、リラックスして話せます。
また、全スタッフがファイナンシャルプランナーの資格を取得しており、自動車保険のほか、さまざまなお金の相談にのってもらうことも可能です。24時間365日相談受付を行っており、相談費用は何回でも無料のため、気軽に利用できるでしょう。
自動車保険に関するよくある質問
自動車保険を探したり加入したりする際に、疑問を抱きやすいポイントを2つ紹介します。自動車保険を見直すタイミングや、20代の方が自動車保険に加入する際のチェックポイントを見ていきましょう。
自動車保険を見直す時期はいつ?
保険会社から自動車保険の更新に関する連絡が来た際に、補償内容の見直しをせずに更新をしたり、自動更新したりする方も多いはずです。
ライフスタイルが変わると、自動車保険の補償範囲や割引内容が変わることも少なくありません。たとえば、結婚、引っ越しなどです。保険会社から更新の連絡が来た際や、ライフスタイルが変わった際に補償範囲が自分の状況に適しているか確認しましょう。
20代におすすめの自動車保険の選び方とは?
自動車保険には等級制度が設けられており、保険を使用しなかった場合は等級が上がって保険料が割引されます。
しかし、20代は運転経験が浅く、事故を起こしやすい年代です。また、新規で加入すると割引率が低く、保険料が高くなることが一般的です。そのため、20代は保険料が高くなる傾向があり、少しでも出費を抑えられる自動車保険を選ぶことがポイントだといえます。
20代の方が自動車保険を選ぶ際には、割引制度があるかどうかをチェックしましょう。保険会社ごとにいろいろな割引サービスがあるため、サービスを併用すると保険料をおさえられる可能性が高いです。
たとえば、満了日から45日など早めに契約すると割引が適用される早期契約割引や、保険証券をインターネットで閲覧する証券不発行割引、インターネットで申し込みをした場合の申し込み割引などが挙げられます。
保険会社ごとに割引の内容や併用できるかどうかには違いがあるため、いくつかの保険会社の割引サービスを比較しましょう。
まとめ
自動車保険は、事故を起こした際に相手と自分、同乗者への損害を補償するためのものです。また、単独事故や物への損害のみを補償する保険もあります。
自動車保険を扱う保険会社の種類は多く、いずれもサービスが充実しており、選ぶのが難しいと感じる方も多いです。まずは、保険の種類や補償範囲、自動車保険の選び方などを理解する必要があります。
自分で選び、そのまま加入するのが不安という場合には、保険相談窓口でプロにアドバイスをしてもらうのがおすすめです。安心して自動車に乗れるよう、早めに自動車保険へ加入しましょう。
※本記事の情報は2023年1月時点のものです。
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<参考サイト>
SBI損保
アクサ損害保険株式会社
セゾン自動車火災保険