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資産運用の意義と原則 リスクとリターンをどうコントロールするか

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夢を実現するお金は、お金に稼いでもらう

  皆さん、こんにちは。今日は「資産運用の意義、リスクとリターン」というテーマで述べたいと思います。

  最初に、なぜ資産運用を行うのでしょうか?「貯蓄から投資へ」という国の政策もあるでしょうが、究極的には自分の夢をかなえる為です!つまり、「将来、ああしたい・こうしたい」という夢は、皆さん誰もが持っていますよね?でもその夢を実現させるには、お金は欠かせません。

  では、自分の夢を実現させるのに必要なお金は、どうやって稼げばいいのでしょうか?お金を残すには、「収入を増やすか」、「支出を削るか」、「残ったお金を運用するか」、この3つしか方法はありません!

  収入を増やすと言っても、サラリーマンの場合は、せいぜい残業して残業代を稼ぐぐらいでしょう?ましてやこの御時世、給料は下がる事はあっても、上がるとは考えにくい世の中ですよね(笑)?そうすると、収入を増やす事はままならない、という事になります。

  次に、支出を削る事ですが、これもなかなか難しい問題です。日常の生活費以外にも、独身の人でしたら、これからの結婚費用を貯めなければいけないでしょうし、妻帯者であれば、住宅ローンや子供の教育費、又車のローンもあるかもしれません。そう考えると、支出を削る事もままならない、という事になります。

  以上から、自分の夢を実現する為のお金は、資産運用で稼ぐ、つまりお金に働いてもらうしか方法がない!という事です。じゃ、いつ、どんな商品に、いくら投資すればいいの?これを考えるのが資産運用であり、「自分ではなく、お金に効率よく働いてもらう!」これが資産運用を行う意義です。

  どうです? 理解してもらえたでしょうか(笑)?

リスクとリターンを把握することが資産運用の第一歩

  次に、資産運用を始める前にぜひ覚えておいて欲しい「資産運用の原則(リスクとリターン)」について述べますね。世間一般でいうリスクとは、危険な意味ですよね?ところが資産運用でいう「リスク」とは、予定通りにならない=結果がぶれる事、をいいます。つまり、当初予測した価格より高くなったり、低くなったりするブレを「リスク」といいます。

  そして、このリスクを計数化したものを「標準偏差」といい、%であらわします。

  ここで止めておきますね。これ以上になってきますと、数式が出てきて眠くなってきますからね(笑)。

  ではリスクには、どのようなものがあるのでしょうか?信用(デフォルト)リスク、価格変動リスク、金利変動リスク、流動性・中途解約リスク、為替リスク、インフレリスク等、このように一言でリスクといっても様々なリスクがあります。又、一般的には「リスクとリターンは、トレードオフ(2者択一)の関係にある」とされています。具体的には、ハイリターンを目指すとハイリスクになりますし、ローリスクを目指すとローリターンになるという事です。

  つまり自分が投資しようと考えている資産のリターンばかりに目を向けるのではなくて、どのようなリスクがあるのか?それを正確に把握した上で投資する事が、資産運用の第一歩です!その為、さっき述べた様々なリスクをコントロールする時に、最も効果的な手段が「分散投資」です。分散の方法もいろいろありますが、代表的なものは下記の2つです。

1.投資対象の分散:値動きの異なる金融商品同士を組み合わせる方法

2.投資時期の分散:ドルコスト平均法に代表されるように、先ほどの価格変動リスクに対応する為に、金融商品を購入する時期をずらして購入する事

  そして全体として、最もリスクが小さく、又リターンが大きくなるように、異なった金融商品を上手に組合せて運用する事が「ポートフォリオ運用」です。

  又、分散投資と並んでよく言われるもう一つの原則が、「長期投資」です。これは一言でいうと、「利息が利息を生む」つまり複利効果を最大限発揮できるように、長い期間投資する、という考え方です。

  以上、個人投資家の場合は、特に「長期・分散投資」が資産運用を行うのが大原則ですからね!

  最後に皆さん、資産運用を考える時は、まずこのような基本をよく理解し、勉強してから行って下さいね(笑)!今日は、ここまでです。

《大川 正吾》
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大川 正吾

大川 正吾

S55年3月に神戸大学経営学部を卒業し4月に㈱ダイエー入社。主に東京本社にて経理・財務・管理部門で、経理業務、財務業務、予算管理・事業計画業務等に従事。H16年1月、父死亡により母介護の為、関西へ転勤を希望するが受け入れられず、やむなくダイエーを退社。実家へ帰り、相続・不動産の賃貸管理・資産運用・税務等に従事。同年10月に相続、無事終了。FPオフィス OOKAWAを設立し、FP(ファイナンシャルプランニング)業務を展開し、現在に至る。 <保有資格>:1級FP技能士、CFP、宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、住宅ローンアドバイザー、1級DCプランナー 寄稿者にメッセージを送る

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