過払い金の返還を請求しようと考えている方や、過払い金の返還交渉をしている方の中には、過払い金がいつ返還されるのか知りたい方も多いでしょう。
過払い金の返還に必要な手続きや過払い金が返還されるタイミングは個々のケースごとに異なりますが、本記事では目安となる日数や手順について解説します。
また、本記事は過払い金の返還が長引かないようにしたいと考えている方に向けて、過払い金の返還請求が長引く理由と対処法に関しても解説します。
ぜひ本記事を参考にして過払い金の返還請求をスムーズに進めてください。
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個人再生 | 1件385,000円〜 | 1件418,000円〜 | 1件220,000円〜 ※着手金330,000円 |
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過払い金はいつ返還されるのか
過払い金の返還を請求してから実際に返還されるまでの期間は、返還請求の手続きを自身でおこなうか弁護士や司法書士といった専門家がおこなうかで大きく変わります。
そこで本章では過払い金の返還請求の手続きを自身でおこなった場合と、専門家を通しておこなった場合の差について解説します。
本章を参考にして自身のおかれている状況に最適な手段を検討してください。
自身で返還請求をおこなった場合
過払い金の返還請求は一定の法律知識が必要であり、法律の知識が乏しいと過払い金の請求手続きや貸金業者との交渉でつまずくことになるでしょう。
個々のケースごとに必要な日数は異なるため目安ではありますが、自身で過払い金の返還請求手続きをおこなった場合は、交渉に3〜6か月かかります。
また、交渉で提示された金額に合意できない場合は訴訟となり、裁判に6か月〜1年程度かかります。
弁護士や司法書士を通して返還請求をおこなった場合
過払い金の返還請求を弁護士や司法書士に依頼した場合、自身で返還請求をする場合と比べて短い期間で過払い金が返還されます。
依頼内容によりますが弁護士に返還請求を依頼した場合、交渉のみであれば最短1か月、訴訟になった場合は交渉に最短3か月、訴訟に3〜8か月で問題を解決できます。
過払い金の返還請求に関する法律知識がない方や、過払い金の返還請求をスムーズに進めたい方は弁護士や司法書士に依頼しましょう。
過払い金請求の和解後何日で入金されるのか
貸金業者と過払い金請求の和解後、すぐに過払い金が返還されないため注意が必要です。
また、交渉のみで和解となった場合と裁判に発展した場合で、過払い金が返還されるまでの期間が異なるため、本章で詳しく解説します。
過払い金請求の和解後何日で入金されるのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
交渉をおこなった場合
交渉のみで和解して過払い金の返還が行われる場合は、和解交渉に3か月ほどかかったあと、過払い金が返還されるまで更に2〜4か月ほどかかります。
したがって、交渉を開始してから過払い金が返還されるまで5〜7か月程度かかるため、交渉が終わっても返還される予定のお金はすぐに利用できません。
裁判をおこなった場合
交渉では過払い金として返還される金額に合意できず裁判に発展した場合、訴訟を起こして過払い金の金額が決定するまでに3〜6か月程度かかります。
また、過払い金が返還されるのは訴訟終了後2〜4か月ほどあとになるため、交渉と訴訟にそれぞれ3か月かかったと仮定すると、過払い金の返還まで8〜10か月ほどかかります。
過払い金に関する訴訟が終了しても、過払い金はすぐに返還されないことを理解しておきましょう。
過払い金請求は弁護士・司法書士事務所への依頼がおすすめな4つの理由
過払い金の返還請求は一定の法律知識が必要であり、法律の知識が乏しいと請求手続きや貸金業者との交渉でつまずくことになります。
そこで本章では、弁護士を通して過払い金請求をおこなうとよい理由について、詳しく解説します。
過払い金請求に少しでも不安のある方は、ぜひ目を通してください。
過払い金が早く返還される可能性がある
過払い金の返還請求は一定の法律知識が必要であり、法律の知識が乏しい方は自身で手続きや交渉をするよりも弁護士や司法書士を通すほうがスムーズです。
また、過払い金の交渉で提示された金額に合意できず訴訟を起こすことになった場合、弁護士や司法書士と相談しながら訴訟を進めたほうがよいでしょう。
したがって、自身で過払い金請求の手続きや交渉、訴訟を進めて行き詰まりそうな方は最初から弁護士や司法書士を通すほうが、過払い金が早く返還される可能性が高くなります。
過払い金が多く返還される可能性がある
過払い金の返還請求をおこない、貸金業者と交渉して提示された金額に合意できない場合は訴訟を起こせます。
交渉時に提示された金額に合意できないという理由で訴訟を起こしているため、訴訟で決まる過払い金の返還金額は交渉時に提示された金額よりも増える可能性が高くなります。
より多く過払い金を返還してもらえるよう、過払い金の返還請求の訴訟を多く経験している、債務整理の得意な弁護士や司法書士を通して請求しましょう。
請求における準備をする負担を軽減できる
過払い金の請求には取引履歴と法定利息計算書、過払い金請求通知書の3点を必ず準備しなければいけません。
取引履歴は貸金業者との取引をすべて記録した書類で、貸金業者に開示請求をすると入手できます。
過払い金の返還請求をする予定がない方でも自身の借り入れ状況を把握するために、入手を検討しましょう。
法定利息計算書は取引明細にもとづいて実際に支払った金利と、利息制限法の上限金利から算出した金利の差額を計算して作成する必要があります。
過払い金請求通知書は貸金業者に過払い金の請求を命じる書類で、インターネット上でダウンロード可能なテンプレートから作成可能です。
3つの書類を自身で準備しても問題ありませんが、過払い金の請求をするために必要な書類の準備を弁護士や司法書士に依頼すれば、自身の負担を大幅に軽減できます。
また、上述の書類の他に貸金業者から最初に借り入れをした際の契約書や、追加で借り入れた際の利用明細書があれば、準備しておくとよいでしょう。
過払い金を正確に把握できる
過払い金は発生する条件がいくつかあり、条件を満たしていない場合は過払い金は発生しないため注意が必要です。
借り入れ金を完済してから10年経過している場合や、所定の年利を超えた金利で借り入れていない場合は過払い金の返還対象になりません。
したがって、借り入れごとに過払い金の請求が可能か確認したい方や、過払い金がいくらなのかを正確に把握したい方は、弁護士や司法書士を利用するとよいでしょう。
過払い金の入金が長引く4つのケース
過払い金の返還請求をおこなったのち、過払い金の入金が遅くなるケースがあります。
そこで本章では、過払い金の入金が長引くケースを詳しく解説します。
過払い金の入金を可能な限り早くしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
裁判をおこなった場合
過払い金の返還請求はまず交渉をおこない、交渉時に提示された返還金額に合意できなければ訴訟を起こして裁判に発展します。
裁判になった場合、過払い金の金額が決定するまでに3〜6か月程度かかり、過払い金が返還されるのは訴訟終了後2〜4か月ほどあとです。
交渉と裁判にそれぞれ3か月かかったと仮定すると、過払い金の返還まで8〜10か月ほどかかる計算になります。
過払い金請求をおこないたい貸金業者の経営状況が悪い場合
過払い金の返還請求をしたい貸金業者の経営状況が悪い場合、過払い金をすぐに返還する余力がなく過払い金の返還に時間がかかることがあります。
また、貸金業者が倒産した場合、過払い金の返還は一部のみになる可能性があるため、過払い金の返還請求をする貸金業者の経営状況に注意するようにしましょう。
過払い金請求に関して実績のない弁護士や司法書士に依頼した場合
過払い金の返還請求は一定の法律知識が必要であり、法律の知識が乏しい方は自身で手続きや交渉をするよりも弁護士や司法書士を通すほうがスムーズです。
したがって、過払い金の返還請求の手続きや交渉は、ぜひ弁護士や司法書士を頼るようにしましょう。
なお、過払い金の返還請求に関して弁護士や司法書士に相談する場合、必ず確認したい項目が過払い金の返還請求に関する実績の有無です。
過払い金の返還請求の実績がない方に依頼しても、手続きや交渉に手間取って時間を浪費する可能性が高いため、相談する前に確認しておくとよいでしょう。
自身で過払い金請求をおこなった場合
過払い金の返還請求は一定の法律知識が必要であり、法律の知識が乏しいと請求手続きや貸金業者との交渉でつまずくことになります。
また、交渉で貸金業者から提示された返還金額に合意できなかった場合は、訴訟を起こして過払い金の返還金額を増やせるか争うことも可能です。
しかし、裁判になってからあわてて弁護士を探しても、過払い金の返還請求に関して実績のある弁護士や司法書士が見つからない可能性があります。
もし過払い金の返還請求に関して実績のある弁護士や司法書士が見つからなかった場合、裁判が思うように進まず過払い金の返還が遅くなるでしょう。
過払い金を受け取る手順
過払い金の返還請求をして過払い金が返還されるまで、いくつかの手順を踏む必要があります。
過払い金の返還請求の交渉を自身で進めようとしている方はもちろん、交渉を弁護士や司法書士に依頼する方も全体の流れを理解しておくとよいでしょう。
そこで本章では、過払い金の返還請求から過払い金が返還されるまでの手順について、詳しく解説します。
1:過払い金の発生状況を確認する
過払い金が発生しているかを確認するために、貸金業者から借り入れたお金の取引履歴を入手する必要があります。
取引履歴は貸金業者に開示請求できるため、過払い金が発生しているかの確認や過払い金の返還請求を検討している方は早急に開示を要求してください。
なお、過払い金の返還請求を弁護士や司法書士といった専門家に依頼した場合、貸金業者宛てに過払い金の返還請求を専門家へ依頼したことを伝える、受任通知が送付されます。
貸金業者に受任通知が届くと借金の取り立てが止まるため、借金の取り立てに困っている方は覚えておくとよいでしょう。
2:面談・過払い金の発生額を調査する
貸金業者から取引履歴を入手したら、取引履歴にもとづいて過払い金の発生額を調査します。
なお、過払い金の返還請求を弁護士や司法書士に依頼している場合は、面談をおこないながら過払い金の発生額を調査します。
過払い金が発生しているかどうかや過払い金の額がどの程度になるかを把握することが目的で、過払い金の返還請求はされません。
3:調査結果の報告及び今後の流れについて相談
過払い金の返還請求を弁護士や司法書士に依頼している場合、調査結果にもとづいた報告を受けて今後の進め方について相談します。
過払い金請求の可否や必要な手続きについて、具体的なアドバイスを得られるため疑問点や不安に感じていることがあれば積極的に相談しましょう。
4:貸金業者に過払い金の請求をおこなう
弁護士や司法書士といった専門家のアドバイスにもとづいて、貸金業者に対して過払い金の請求をおこないます。
具体的には過払い金請求書を作成して貸金業者へ送付するため、請求書の記載内容に不備がないかきちんと確認して、もし不備があれば必ず修正してください。
なお、過払い金請求書を送付すると貸金業者との交渉が始まります。
5:貸金業者と交渉をおこなう
貸金業者と過払い金の返還額や返還方法について交渉をおこない、返還額や返還方法について合意できれば和解となります。
貸金業者との交渉は一般的に弁護士や司法書士が代理人としておこなうため、依頼主は把握しておくとよいでしょう。
6:過払い金返還請求訴訟をおこなう
過払い金の返還額や返還方法について貸金業者との交渉が決裂した場合や、貸金業者が倒産している場合などは裁判所に過払い金返還請求の訴訟をおこないます。
この段階まで進むと裁判所が過払い金の返還額を決定し、その決定に基づき返還が行われますが、訴訟には多くの時間と労力が必要です。
交渉時に提示された返還金額と訴訟を起こす労力を天秤にかけて、訴訟を起こすか検討してみてもよいでしょう。
7:過払い金の入金が完了
最終的に過払い金が指定された口座に返還され、過払い金請求の手続きは完了となります。
以上が過払い金請求の一連の流れです。
ただし、過払い金の返還請求の具体的な手続きや対応は個々のケースや貸金業者によるため、弁護士や司法書士といった専門家に依頼したほうが無難でしょう。
過払い金請求を確認する3つのタイミング
過払い金の返還請求は一度はじめると多くの時間と労力をついやすことになるため、安易な気持ちで過払い金を確認しようとは考えないでしょう。
そこで本章では、過払い金請求を確認すべきタイミングについて、詳しく解説します。
借金を返済している場合
過払い金は法律で定められた上限を超えた金利で貸金業者に支払ったお金のことを指すため、借金を返済している方は過払い金が発生している可能性があります。
したがって、借金を返済している間に過払い金が発生しているか、確認することが重要になるため、貸金業者から借り入れたお金の取引履歴を入手しましょう。
取引履歴は貸金業者に開示請求すれば入手できるため、過払い金が発生しているかの確認や過払い金の返還請求を検討している方は、すぐに開示を要求してください。
過払い金請求の時効が近い場合
過払い金請求の時効は最後に取引した日から10年です。
時効が成立すると過払い金の返還を請求する権利を失うため、過払い金請求の時効が近づいている場合は早急に過払い金の返還請求をおこないましょう。
なお、過払い金の返還請求は弁護士や司法書士といった専門家に依頼したほうがスムーズに交渉を進められます。
時効までの残り時間が少ない方は、弁護士や司法書士を積極的に利用しましょう。
過払い金請求をおこないたい貸金業者が倒産しそうな場合
貸金業者が倒産すると過払い金の返還請求ができなくなるか、返還されても返還額が大きく減少する可能性があります。
過払い金請求をおこないたい貸金業者が倒産しそうな場合、早急に過払い金請求をおこなうようにしましょう。
なお、過払い金の返還請求に関して実績のある弁護士や司法書士に相談すれば、過払い金の返還請求にかかる労力を大幅に減らせます。
貸金業者を相手取った交渉に少しでも不安がある方は、ぜひ過払い金の返還請求に実績のある弁護士や司法書士を頼りましょう。
過払い金請求に強い弁護士・司法書士事務所3選
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依頼費用が安い弁護士・司法書士事務所3選
はたの 法務事務所 | アヴァンス 法務事務所 | ひばり 法律事務所 | |
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おすすめ度 | 4.5点/5点 | 4.2点/5点 | 4.0点/5点 |
ポイント | 業界最安 クラス | 返済管理 お任せOK | 女性専用窓口 あり |
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着手金 | 無料 | 1件11,000円〜 | 1件22,000円〜 |
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自己破産 | 1件330,000円〜 | 1件352,000円〜 | 1件220,000円〜 ※着手金220,000円 |
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分割払い | 対応可能 | 対応可能 | 対応可能 |
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はたの法務事務所
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任意整理 | 着手金なし 基本報酬 1社22,000円〜 減額報酬 減額分の11% |
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自己破産 | 報酬 330,000円〜 少額管財事件 +220,000円〜 |
過払い金請求 | 基本報酬なし 過払い報酬 過払い金額の22%※1 |
※1 10万円以下の場合14%+11,000円の計算費用が発生します。
アヴァンス法務事務所
対象地域 | 全国対応 |
相談料 | 無料 |
任意整理 | 着手金 1件11,000円〜※1 基本報酬 1件11,000円~ 減額報酬 減額分の11% |
個人再生 | 費用 418,000円※2 住宅資金特別条項の利用 473,000円 実費 40,000円 |
自己破産 | 着手金 352,000円※2, 3 実費 40,000円 |
過払い金請求 | 着手金 1件11,000円〜※1 解決報奨金 1社11,000円 減額報酬金 減額分の11% 成功報酬 返還額の22% |
ひばり法律事務所
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相談料 | 無料 |
任意整理 | 着手金 1社22,000円 報酬金 1社22,000円 減額報酬 11% 経費 5,500円 |
個人再生 | 着手金 330,000円~ 報酬金 220,000円〜 経費 5,500円 |
自己破産 | 着手金 220,000円~ 報酬金 220,000円〜 経費 5,500円 |
過払い金請求 | 着手金なし 報酬金なし 成功報酬 回収額の22%※1 |
※1 訴訟上の返還請求の場合は27.5%+実費が発生します。
まとめ
過払い金の返還を請求しようと考えている方や過払い金の返還交渉をしている方に向けて、過払い金がいつ返還されるのかや過払い金の返還が遅れる理由を解説しました。
過払い金の返還に必要な手続きや過払い金が返還されるタイミングは個々のケースごとに異なりますが、目安となる日数や手順があるため本記事をぜひ参考にしてください。
また、本記事では過払い金の返還の交渉が長引く理由やその対処法についても解説しました。
本記事を参考にして過払い金の返還請求をスムーズに進めましょう。