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住宅ローン 35年で本当にいいのか

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ムダな利息とは ~不動産屋や銀行の言うことを疑え~

ローンの世界に17年いましたが本当に思わぬところでつまづく方が大勢います。

夫婦2人の収入を予定して購入したら夫が入院してつまづいたケース
同僚に教えられた競輪にのめり込んで延滞をおこし退職した教師
多重債務で給料差し押さえとなり逃げるように退職した銀行員・・・
そのいずれのケースに当てはまるのが【計画性のなさ】です。

そのなかで住宅ローンは特に要注意です。長期間であり、金額が大きいので1度つまづいたら大変です。最近、銀行も不動産屋さんも35年ローンを当たり前のように勧めてきます。そうした方が月の支払い金額が少なくなり、お客様が購入する可能性が高くなるからであり、お客様のプランや将来設計を考えたものではありません。

実際に計算して見ましょう。
例えば 3000万円の住宅を3% 35年と25年でローンで購入した場合
35年ローン
月の支払い   115455円 支払い総額 48,491,124円 (利息 18,491,125円)

30年ローン
月の支払い   126481円 支払い総額 45,533,236円 (利息 15,533,236円)
35年との比較 (+11026円)       (-2,957,888円)

あと月1万円多く払うことは決して軽くありません。35年から30年にしたら利息は約300万円も少なくなります。

ちなみに25年ローンなら
月の支払い 142263円(+26808円)  支払い総額42,679,018円 (-5,812,106円)

月の支払いが27000円多く払えれば利息を約580万円少なくできます。

キャッシュフロー表で返済プランを考えたでしょうか?知らないだけでこれだけの大金を余計に払うことになります。しっかりとしたライフプラン、マネープランが必要だということです。しかし、目先のお金を惜しみプラン作成しない人があまりにも多すぎます。

家を作るのには必ず設計図を作って職人が図面に忠実に作っていきます。
あなたは設計図を作った家の住んでいますよね?でもお金に関しては『職人のカン』で作った家に住もうとしています。

どっちがいいか、、、その矛盾に気がついてください。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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