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『淮南子』の思想に変動金利を思う

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本日のお話は金融商品の掟です。

  お客様にもいつも言っていることですが、どんな金融商品にも必ず利点と欠点があります。しかし利点ばかりを見る人があまりにも多くいます。

  特に最近お客様と住宅ローンの変動金利の話をするたびに金利が低いので月々の支払いが『今は』安いという利点ばかりに目がいっているように思えてなりません。

  断っておきますが変動金利が悪いのではありません。変動金利の利点だけでなく欠点もしっかり把握した上で、上手にマイホーム購入に使ってほしいと思っています。

  昔の思想書に『淮南子』というものがあります。その中にこういう1文があります。

禍福の門
『夫れ禍のくるや、人自らこれを生じ、福の来るや、人自らこれを成す。
禍と福とは門を同じくし、利と害とは隣と成す。神聖の人に非ざれば
これを能く分かつことなし』

  災いが来るのも、福が来るのも同じ門から出てくるもので、人がこれを招くのである。また利と害は、はなはなだしく異なるように考えがちだが、両者は表裏の関係である。変動金利の欠点とは金利が上がったときに月々の支払いが上がることです。

  その対策を考えるにはまず変動金利の金利の決まり方と仕組みを知る必要があります。それを知ってから利用することが大事だと思ってます。『淮南子』にもあるように利点と欠点は表裏一体。半か丁かではなくしっかりとリスクとリターンを見極めてからマイホーム購入しましょう。

《永野 修》
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永野 修

永野 修

株式会社FPフェアトレード・ジャパン 代表取締役 熊本で自分年金作りFP(ファイナンシャルプランナー)をしています。 法政大学を卒業後クレジット会社に入社、父をがん(白血病)で亡くし保険への疑問が大きくなりました我が家は生命保険はなし、医療保険1日3000円タイプしか加入していませんでした。これを機に本当のことだけ言えばいいのでは??と考えてFP(ファイナンシャルプランナー)を目指すことになります。外資系損害保険会社を経て市役所の奨学金部署に携わり、開業して現在に至ります。 寄稿者にメッセージを送る

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