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お金が争いの種になってしまうのはなぜなの?

ライフ お金の法則

  私は一応投資家を名のらさて頂いています。以前にもコラムで書いたことがあるのですが、経済アナリストでも予想屋でもないので、今後の市況がどのようになるとか、特定の銘柄の上がり下がりをお伝えすることはできません。

  投資家のしていることは、資金をマーケットに預け、その後の流れによってどのタイミングでマーケットから手を引くのか、の勝負だと考えています。(これは私個人の投資哲学のため、他の投資家さんは全く別なことをおっしゃる方もいますが、特に何が正解かなんてないはずです。)

  投資ノウハウを記事にするのもいいのですが、普段の生活の中のお金の認識を改めて気付くようなこともたまには書いてみようかと思い。タイトルにあるような内容に触れたいと思います。

  「お金=争いの種」というイメージを持ったことはありませんか?お互い関係が良好だった間柄が突然亀裂が入ってしまう。その原因はお金によるものだった。

  例えば、借金により夫婦関係に亀裂が入る。例えば、売れ始めたバンドが稼いだお金が原因で解散する。例えば、力を合わせて起業した仲間がお金をめぐり口論の果てに別々の道を歩み始める。お金により争うことになってしまう状況はみなさんの身に降りかかったことがなくても、なんとなく見聞きしたことはないでしょうか?

  しかし、「お金=争いの種」は誤りです。誤りというよりも、お金という存在のある一部分しか見えていないから、結局は誤った認識になります。正しくは、「お金の分配の仕方で争う」のです。

  借金により、夫婦関係に亀裂が入るのではなく、どちらがどれだけ返済するのか、バランスが悪いと亀裂が入ります。売れ始めたバンドがお金が原因で解散するのではなく、得た収入の分配方法のバランスが悪いと亀裂が入ります。特に印税収入は作詞者に入ってくるので、他のメンバーは楽器を演奏するだけだと印税収入は入ってきませんので、争いの種になりやすいです。

  力を合わせた起業仲間は得た収入の分配のバランスが悪いと亀裂が入ります。特に仕事量や貢献度は数値化しづらいものなので、バランスをとるのが難しくなります。

  お金をよく見てください。紙っぺらです。紙っぺらで争いが起きるわけはないのです。しかし、人間はその紙っぺらに価値を付け、その価値の分配方法に問題があると、それが人間関係の争いの種になります。

  つまり、この仕組みが分かるとお金による争いは防ぐことができます。借金する前から、収入を得る前からお互いに分配のルールをよく話し合い決めておけばいいのです。そのルールに従って共に借金を負担し合い、または得た収入を分かち合えば、お金によって争うことはなくなります。

  お金により豊かな生活を手に入れることは素晴らしいことです。お金により争いが起きることはなくなるべきです。お金によって自分そのものを豊かにしていきましょう!

《青木 玄》
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青木 玄

青木 玄

SOCIAL FINANCE 代表 1981年9月16日、東京生まれ。幼少期から大学卒業まで東京に暮らしていたが、結婚を機に神奈川県に在住。2児に恵まれる。 普段はごく普通のサラリーマンをしている傍ら、平日の夜と休日は投資家としての一面を持つ。投資家としてスタートした当初は失敗につぐ失敗で、ほとんど利益は出ていなかったが、何が失敗の原因だったかを追究し、ある一定以上の成果を確保している。 現在では、セミナー形式で参加者に対し、知識のみならず成果にこだわり、「誰もが平等にお金にまつわる知識や戦略を学ぶ事ができ、かつそれらを使いこなす事ができるようになる」場を提供している。 寄稿者にメッセージを送る

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