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有事の運用方法の違いが資産運用の結果を大きく左右する

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  以下は小説リーマン君(以下私)のひとり言(つぶやき)です。私の巷には資産運用が散々な運用になったとおっしゃる方が多い。いや、多かった。ところが、昨年末に異変が生じた。アベノミクス(安倍総理の経済政策)の影響ばかりではないと思うが、円安に景気の上昇気運が見られる。(反面、ガソリンが高くなったとの実感がずしりとサイフに及んでいる。)

  その中で、有事?の運用方法の違いが、各人の運用結果にその差が著しく顕れてきている。

  リーマンショック直後に資金を引き揚げたAさんは、利益が確定/失った利益分を損切りしてうまく逃げた。同じく、しばらくして損切をして預金にしまったままのBさんは、損失が確定。今ではこれはしまったと思っているかもしれません・・・。

  長期の資産運用のはずが、なぜ? 大きな地殻変動には予想外の出来事(行動心理)が起こりうるからだ・・・それも自分に? これ以上損失が抱えきれない/自身や家族の不安を抑えきれない/世界はパンク/政治も経済もあてにならない/会社の先行きも不透明・・・それでも、落胆派の方もいる反面、楽観派の方も少なくともいらっしゃる。

  また、平時は慎重派の方も、驚くべき行動に出る。この行きすぎの場面では、ゲ-トキ-パ-としての私(FP)の役割を実感する。その当時では、逸る気持ちを抑える抑止力の役目やカウンセリングが必要となっているからだ。

  私的には、昨今の世界の投資の歴史から見て、時間は多少かかるにしても、景気が沈みつづける事は考えにくい。ただし、リーマンショック当時は禁句である。

  あるおばあちゃんのお話では、子供のころ母親に有事には金を持てと言われたらしい。/100g1,100円の折にお聴きした話ですが・・・最近の金の高騰を見れば当時より約5倍の値段がついている。つまり、爆弾などを使用することはなくとも有事なのであろうか?

  話を元に戻そう。少ない楽観主義の方が勝ち組になった現実である。楽観主義は持続が決め手だ!そう、あのドルコスト平均法による投資を持続した結果が幸せを呼んだのだ。持続し続けた方全員が復活を遂げる事ができた。いわゆる特定の上手な投資家が一握り復活できたのとは理由が違う。

  もちろん、購入し続けられること(時間分散)はできても、金融商品(株/債券/金等)・(市場分散/世界分散)、投資スタンス(損切/益切)等の違いで個人差は多少ある。

  しかしながら、持続できれば誰でも資産運用は可能であるという決論に達した。ただし、心理的にできなくなる方が多いのも事実である。・・・私のひとり言(教訓)を最後までお読み頂きありがとう!

《木村 正人》
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ファイナンシャル・プランナ- CFP® GLGカウンシルメンバ- FP1-オフイス21 代表(エフピ-ワン-オフイスニジュウイチ) ライフプラン&マネ-に関するコンサルテイング~ 金融・財務など法人のコンサルテイングを行う 日経セミナ-・パナソニックなどで講演 の他、金融機関での研修・執筆など 寄稿者にメッセージを送る

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