資産運用が少しずつ主流になってきていますが、今回は、「個人型401k」について紹介します。 この制度は、支払った掛金が全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の対象となり、さらに、運用益に対しても税金がかからないという非常に強い税制メリットがあります。
個人型401kは自分自身での資産運用ですから、当然に元本割れリスクがあります。しかし、この商品のすぐれたところは、リターンは少ないものの、定期預金での運用というのもあり、これであれば元本割れリスクはありません。
老後のために、堅実に定期預金や積立預金などで貯蓄している方にはとくにオススメです。(★中途での現金引出しはできません)つまり、預金がたまりつつ、かつ、所得控除による節税メリットが生まれるからです! 他の証券会社では確認していませんが、SBI証券では月々の最低掛金は5,000円からできるようです。
なお、個人型401kに新規に加入(掛金を拠出)できる方は主に以下のような方 です。
・20歳以上60歳未満の個人事業主の方やその配偶者(国民年金加入者)
・60歳未満の会社員で企業型401kや企業年金(厚生年金基金・確定給付企業年金・適格退職年金)に加入していない方
残念ながら、公務員や会社員の配偶者の方などは掛金拠出ができません。また、国民年金基金に加入している場合や、国民年金の付加保険料を納付している場合は、それぞれの掛金または保険料と合わせて月額68,000円が限度額です。会社員(第2号被保険者)の方は月額23,000円が 限度額です。