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保険会社の「現物給付」解禁 保険金の代わりに葬儀や介護が受けられる

似ている”世にも奇妙な物語の「再生保険”」と”解禁される保険会社の「現物給付」”

  タモリの語りと怪しい音楽でおなじみの「世にも奇妙な物語」のうちの1話です。「不死身の夫」という話。不届きな妻が夫を殺すことを試みるが何回殺しても夫は生き返ってしまうという話・・・。夫はみらい生命で、再生保険に加入しており、夫が亡くなっても家族にお金が支払われるのではなく、本人のクローンが戻ってくる・・・というお話でした。

  保険会社で現物給付が解禁されるそうです。まさしく、クローンが戻ってくる「再生保険」です。

  民間の生命保険や介護保険の契約者が、現金を受け取る代わりに「葬儀」や「介護」などのサービスを受けられる保険商品が解禁される見通しとのこと。早ければ、来年にも販売できる見込みとのこと。

  介護保険の場合だと、契約者が要介護認定を受けると老人ホームに入居できたり、訪問介護などのサービスを受けたりできるでしょう。医療保険の場合は定期的に人間ドックを受診できるサービスの提供も考えられるといいます。

  生命保険だと、葬儀を行ってもらう商品なども考えられます。今までは、葬儀費用を家族に残す保険商品だったのですが、保険金が出るまでに時間がかかったのです。

  ちなみに、労災や健康保険にも葬祭料や埋葬料が支給されますがこちらも葬儀が終わってからの支給になるので、遺族は葬儀費用を一時的に負担する必要がありました。こういうとき、葬儀を執り行ってくれる保険商品ができれば、遺族の経済的負担は減ります。

現物給付の課題 望まれる選択肢持てる保険の解禁

  ただ、現物給付には課題もあります。

  何十年も先の老人ホームは値上がりしているかもしれないし、逆に破たんしているかもしれません。保険契約者が追加の負担を迫られたり、「この老人ホームが気に入っていて契約したのに、契約違反だ!」などとトラブルの元にもなりかねません。保険契約者がサービスを受ける段階になって、サービスをそのまま受け取るか現金を受け取るか選べるようにする必要があるでしょう。

  「不死身の夫」のクローンが戻ってくる「再生保険」では、契約者本人が自殺するとクローンは戻らない契約になっていました。現金給付の生命保険だと契約から2年または3年たてば、保険金が支払われるので、現金給付の方が手厚いですね・・・。

  現物(サービス)給付の保険が解禁されても、「現金給付の方が手厚かったなあ」ということのないように、保険契約者や家族が選択肢を持てる保険が解禁されることを願っています。

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この記事を書いた人

吉武 なおこ 吉武 なおこ()»筆者の記事一覧 (16)

以前は、保険会社事務、葬祭司会の仕事をしていました。どちらの職業も真剣に取り組み、その時に得た知識は私の人生の大きな糧となっています。私事ですが、ひとり娘の巣立ちが近くなるにつれて、老後の生活を意識するようになりました。30代半ばですが、豊かな老後を実現するために、新しい節約・貯蓄プランを作成中です。
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